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資本主義の本質は競争?資本による支配?

aokisikaの回答

  • aokisika
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回答No.8

資本主義と言う制度は、生産手段を私的に所有する制度です。 つまり、工場や会社や農地を国営ではなく個人が所有できるのが資本主義です。工場や会社や農地を個人が手に入れるためには資本が必要になるわけです。だから「資本」主義と呼ばれます。 これに対して共産主義国家は、全ての生産手段を国が独占所有する制度です。ということは生産手段を購入するための資本の全てを国が独占所有する制度です。 >独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと思うのですが 共産主義国家や社会主義国家では資本を国が独占的に所有しているので、国有の独占資本により個人の支配をしています。 従って、「独占資本による個人の支配」は資本主義の本質ではありません。 マルクスが提唱した共産主義国家では、全ての人がサラリーマンとその家族であり、国営企業から給料を受け取って生活しています。農業従事者すらも、国営農場のサラリーマンとその家族であり、国営農場から給料を受け取って生活をします。 国営企業に依存しなければ生きることも難しい社会ですから、この状態は支配と表現されるでしょう。つまり「独占資本による個人の支配は共産主義の本質である」と考えることができます。 資本主義国家においても、資本を所有している個人や企業が、資本をより効率的に使って利益を得るために資本の集中化を図り独占資本が発生しますが、それは結果に過ぎません。生産手段を国家が独占所有するのが共産主義ですから、本質的というのであるなら、共産主義こそが「独占資本による個人の支配」を行うのです。 >競争はどの世界でもやっているので、資本主義の本質ではないと思いますよ。 マルクスが提唱していた共産主義国家は、市場競争による調整を否定して、国家が経済を計画して実施する、計画経済でした。つまり、共産主義や社会主義は、競争を行わない制度です。 しかし、それではうまく行かなかったので、部分的に生産手段の私的所有を認めて、ということは「全ての生産手段を国家が独占する」という共産主義の本来的な目標を放棄して、資本主義の特徴である市場競争を取り入れざるを得なかったのです。 その結果、「競争はどの世界でもやっている」様な状況になってしまったのです。競争を行わないのが共産主義の本質的な特徴の一つです。それを放棄せざるを得なかったことは、共産主義の失敗の結果なのです。

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