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現代資本主義における競争と独占について

難しい質問ですいません.現代資本主義における競争と独占についての意見,ありましたら教えて下さい.

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  • orimoto
  • ベストアンサー率32% (130/406)
回答No.1

経営的な観点からお応えします。 なぜ自由競争が行われると、独占が起こるかということです。 1)大きな設備投資が必要な産業(重工業など)では、規模の経済、またはスケールメリットによって、大きなシェアを獲得したところが低コストとなり、また再投資の資金をライバルより多く得ることが出来るという、良循環が働くからです。重工業ではなくとも、電力・ガスのような公益会社に地域独占を認めているのも、設備投資が大きいからです。また宅配便のようなサービス産業でも、スケールメリットは働きます。ですからヤマトは独占状態です。 2)特定の顧客や高度な技術の製品に特化した場合でも、独占状態となることが多いです。それはスケールメリットに加えて、ライバルよりも顧客情報が多く入り、さらにニーズにあった製品が開発できるからです。京都にそういう企業が多いです。海外では、例のウィンテルが好例でしょう。これには特定地域への集中も入ります。企業規模が小さくても、レストランや小売りにも地域独占が見られます。 3)独占を打ち壊すもっとも中心的な戦略は、イノベーション戦略です。例えばダントツのシェア60%を持っていたキリンを、10%のシェアのアサヒが、なぜ追いついたか?それはスーパードライという、プロダクト・イノベーションを起こしたからです。つまりいままでにない味の、ドライビールを発明したからです。 自由競争下、つまり現代資本主義では、独占→イノベーション→独占→イノベーションのダイナミックな連鎖によって、経済は発展していきます。

riep
質問者

お礼

ありがとうございます。こんなに早くお答えいただけるとは思いませんでした。参考にします。お礼が遅くなりすみません。

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