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「お疲れさまでした」と「お疲れさまです」のどちら

hayaumepapaの回答

回答No.3

四五十年前までの日本人の感覚だと、目上の人は「疲れることなど無いはず」なので社長さんに「お疲れ様」というのは失礼だと思う人がほとんどでした。 (同様に「ご苦労様」も言わなかった。) ということは「お疲れ様」というのは目上から、目下に向かっていう場合しかありませんので、特に丁寧に「です」をつける必要も無く「お疲れ様」だけで普通でした。 また「です」とか「でした」をつけるのはかなり新しい習慣ですので、まだ落ち着いた言い回しがないのだと思います。 社長さんが60歳以降の年配者で、結構細かいことを気にする人だったらそもそも使わない方が言い回しだと思います。目くじら立てて怒る人は現在はほとんどいないでしょうけど。 選ぶべき言葉は社長さんとの普段の人間関係によっも変えることになります。 エレベータの前では目礼し、中に乗り込み、社長が降りるときに結構仲良しだったら「さようなら」でもいいでしょう。 そもそも(旧来の)日本人的感覚だと社長より先に変えることは罪悪感を覚えるものなので、何も言えずに目礼だけとする人もいると思います。 このケースはさきに社長さんが降りるので「お先に失礼します」というのは少し変な感じがしますね。 対して違わないけど「失礼します」だけいうのが最も普通でしょうか。 ところで「フーテンの寅さん」の映画を見たことがありますか? 冒頭に流れる自己紹介の台詞にやたらと「です」が出てきます。 あれは教養の無い人が丁寧にしゃべるときに「です」とか「ます」を語尾につけさえすれば、それでよいと考えた結果できあがった奇妙な日本語をからかったものだったのですが、ここ五十年ほどですっかりそんな事を奇妙という感覚がなくなってしまったのでした。 建設業や工場の現場では「ご安全に」という奇妙な日本語がオールマイティーに使えて便利です。 繰り返しですが、もともとは「お疲れ様」も「ご苦労様」も目下に言うべき言葉だったのです。 それで「です」「でした」のどちらがよいかは習慣が根付いていないのです。

sobatya_cn
質問者

お礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。「フーテンの寅さん」は見たことがありません。チャンスがありましたら、見てみたいです。

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