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日本史上最大の出来事
時代劇の演劇・ドラマで、一番の人気は幕末(明治維新を含まない)、以下、関ヶ原の戦い、信長・秀吉のコンビネーションが挙げられますが、個人的に日本史上最大の出来事は「大東亜戦争」だったと最近思うようになりました。 Q1) この考えは間違っていますか? もしそうなら、理由をお願いします。 Q2) 中学、高校の歴史で、明治維新までしか教えないのは何故なのですか? 「日本人歴史認識」に大いに関係あるはずなのに、学校で取り上げないのは、政治的意図があるように思えてなりません。
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元、中学社会科教員です。組合は全教でした。 Q1)現代に生きる我々にとっては仰る通りだと思います。ただ僕は「大東亜」戦争の呼称が 良いとは思いません。太平洋戦争、日中戦争それを包括した第二次世界大戦が良いと思います。ま、これは意見の 異なることでしょうからここでは止めておきます。 Q2)僕の中学生時分は敗戦まで。「後は教科書を読んでおけ」、高校生 時分は日本史が週5時間で明治維新まで夏休みの補講で明治から戦後まで ありました。 そして僕自身は旧石器~戦後の高度経済成長をへてベトナム戦争までを 中学校でやりました。3年生の公民の最初でベトナム戦争から現代までを 概観してきました。 なぜそれができたのかというと初の赴任校では歴史が中学2年時に週5時間 もカリキュラムであったからです。徐々に割り当て時間が減り退任時は週3 でしたが現代史を中3の公民に10時間ほどとりやりました。 全般的に中高での歴史が現代史を入れにくいのは複数の事情があります。 1.時間数の不足。文科省の想定進度が標準のカリキュラム案として存在 しますがその通りに実践すれば年間の全授業が薄っぺらな概観、生徒はすぐに 飽きます。現代の歴史教科書は過去の事実を網羅する必要はなく面白そうな 部分を取り上げてとなっていますが恐らくは「愛国」的な内容の教科書に 変容していくのではないでしょうか? 2.社会科教員の多くは歴史好き。原始時代から現代にいたるまで興味深い 話は万ところがりついつい深い話をしがちです。また生徒達も教員のちょっと いい話にくいついてきますので進度は遅くなりがち。 3.学校の多くは社会科授業にナイーブ。現代史はないほうが良い。 歴史を生業とするものにとって大化の改新や聖徳太子が眉唾物であることは 何十年も前からほぼ常識。理科もそうだけれど歴史も内容が「常識」から修正 されるのは途方もない年月がかかります。それでも教員は教科書とは別の 新しくわかったこと・考えられることを教え共に学べます。ところが現代に 近づくと担当する教員自身も自粛。校長も神経をとがらせ、僕自身は教科書に 書いてあることを触れないように言われました。教育委員会に呼ばれたときは 参考書の資料の内容を問題視されました。(あっラスト2つは公民の内容です)
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- staratras
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>個人的に日本史上最大の出来事は「大東亜戦争」だったと最近思うようになりました。 Q1)この考えは間違っていますか? もしそうなら、理由をお願いします。 間違いではありません。長い日本の歴史の中で何が「最大の出来事」であったと考えるか、いやそもそも「最大」を定義することが可能か否かは、人によって違って当然です。万人が納得する「日本史上最大の出来事」が存在すると考えるのは無理があると思います。 回答者は「個人的に」日本史上最大の出来事は「応仁の乱」だと考えています。これは単に京を舞台とした戦乱の意味ではなく、この頃に日本全国で起きた社会の大きな変革とこれによって生じた前後の変化を含めてですが…。内藤湖南の有名な講演を引用すれば「応仁の乱というものはまったく日本を新しくしてしまったのであります」ということです。 付け加えますと、重要なことは、【何を】「日本史上最大の出来事」だと考えるかではなく、【なぜ】「日本史上最大の出来事」だと考えるかではないかと思います。 Q2) 中学、高校の歴史で、明治維新までしか教えないのは何故なのですか? すべての学校が「明治維新までしか教えない」わけではなく、どの時代まで授業で教えているかは学校によって違います。もちろん多くの学校では、時間切れで教科書の最後までは教えることができないのが実態でしょう。現代に近い歴史を「どう教えるか」に関しては政治的な鬩ぎ合いが現実に起きてもいますが、「どの時代まで教えるか」に関して現在の学校に政治的な制約があるかどうか回答者は知りません。他の時代以上に教師は神経を使わざるを得ないだろうとは思いますが…。 回答者が中学生・高校生だった当時、年配の先生の中には先の大戦で実際に出征した人もおり、大学で教えを受けた教授の中には学徒出陣した先生も複数いました。こうした先生は教科書や授業を離れて自分の戦場体験や戦争についての考えを淡々と語っていました。先生方の思想信条はもとより様々でしたが、あのような戦争を二度と繰り返してはならないということと、戦争で亡くなった人々に対しては国の内外を問わず敬意を払うべきだという点では、ほとんど一致していました。 今にして思えば、戦後30年くらいまでの学校では、歴史の授業がどの時代まで進んだかとは関係なく、先の大戦について直接学ぶ機会がありました。この点は、直接の戦争体験のある教師が退職していなくなった今の学校とは大きく異なると考えます。
お礼
ご意見ありがとうございました。 亡父が戦争のことを口にする時の、複雑な表情を今でも思い出します。
- mm058114
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1、私は、日露戦争と満州事変~第二次世界大戦だと思っています。 近代国家となってからの国の存亡かけた、大きな戦争、出来事だったと思います。 2、現場の教師の歴史観にバラつきが、まだまだあると考えられる。 まだまだ、生きておられる方がおられるからでは? 歴史は、後世の歴史家が判断して、その教訓を得る学問だから、まだ早い。 太平洋戦争は、アメリカの策略で、無理やり戦争させられた事に反対する勢力がある。 太平洋戦争における、350万の死者、行方不明者のトラウマ。 日清日露戦争、太平洋戦争における具体的資料の不足。 おっしゃる通り、アメリカの圧力?、戦後のどさくさ紛れの政治家、財界人が生存していること。 他、政治的意図、隠しておきたい事があるからでしょう。 知られていませんが、 太平洋戦争は、侵略戦争ではなく、アメリカのアジア勢力拡大の為、邪魔な日本を追い詰めて、 滅ぼす為、開戦させる様にしむけた。 終戦時、時の政府は、連合軍の為に慰安婦1000人を、新聞広告で、大々的募集しています。 終戦時、内地食料不足の為、外地の日本人は帰国させず、現地にて帰化させる方針を、内閣は一旦決議して います。その後、米軍の方針で、引き揚げさせる事となりました。 こんな事、教科書には書けませんよ。
お礼
ご意見ありがとうございました。 おしゃることは逐一首肯しております。ひとつの歴史的事件として固定するには早すぎるというのは確かにそうだと思います。将来(50年後以降)何らかの評価をし、日本が「戦争」に積極的志向にならないことを切に願います。
- chiha2525
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中学・高校での勉強というのは、やはり受験のための勉強でしかないので、他の回答と同じく試験にでないから(教えない)という部分が大きいと思います。 また世界史的に第2次世界大戦を知らないと、日本史だからといって日本の話だけしていたのでは、あまり意味のないものになりかねません。 また日本人のアイデンティティー的な側面からみれば、あまり大きなことではない、むしろ流行り病にあてられたようなものとも言えます。 最近の若年層の右傾化傾向は、日本経済の低迷によるものだと思っています。15年くらい前だったかドイツでネオナチが流行りつつあるみたいなニュースもありましたが、今はどうなっているのでしょうね。しかしネトウヨなんて中国人・朝鮮人とやってることが変わらん、低レベル、彼らの血が濃いいのでしょう。 世界的なものが10年遅れてやってくる感もあるので、10年後には日本でもテロが流行っていたりするといやだなぁ。
お礼
ご意見ありがとうございました。いろんな意見が聞けて参考になります。
- amenhotep2000
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e-toshi さん こんにちは。 Q1)の大東亜戦争にいついて興味を持つのは、日本人として歴史認識をしっかり持つために、良いと私は思います。 Q2)については、私の世代は受験戦争の世代で、今のように簡単に大学に入れず、高校で文系か理系かの進路を決めるような授業だったため、理系に進んだ、私は日本史は高校では教わってません。その後独学です。 文系を選んだ人も、やはり、授業時間と大学の受験のテストに出ないため、教わったのは、大正デモクラシーあたりまでだったと思います。 しかし、文系を選んだ人の大学受験におけるカルト問題として、「どうだ明るくなったろう」と言って、札束を燃やす、成金の絵が日本史にあると思いますが、その絵を描いた作者は誰でしょう?などという問題を出す大学の入試問題があったそうです(笑)。知ってますか? 大東亜戦争を教えないのは、おそらく政治がからみ、文部科学省の諮問機関が、どのように教科書を作ればいいのだろうという教科書問題があると思います。 例えば、中国が日本を批判する、格好のネタである「南京大虐殺」や韓国における「従軍慰安婦」問題など、政治的に問題解決されてません。 少し脱線しますが、司馬遼太郎の「坂の上の雲」は読みましたか?司馬遼太郎は出来れば、太平洋戦争の歴史小説まで書きたかったそうですが、「坂の上の雲」の中に、遼順要塞攻防戦において、203高地に目を向けず、要塞に突撃して多数の日本人が命を落としましたが、その作戦の参謀長であった、伊地知幸介を、小説において、旅順要塞における多数の命が犠牲になったと、作戦の失敗の張本人として、ものすごく悪く書いてますが、出版後、伊地知幸介の子孫が抗議してきて大変だったそうです。 その現実を踏まえ、太平洋戦争を小説にするのは、早すぎるとして、書かなかったそうです。 興味があるなら、教わるのではなく、自分で学ぶことをお薦めします。 一冊、読んでおいていいのは、石原莞爾の「最終戦争論」。 満州事変を起こした張本人である、関東軍参謀ですが、仏教思想から、世界に平和をもたらすためには、一度最終戦争をして、その後、仏様の世界による、世界平和が永遠に続くという思想を唱えた人です。 しかし、天才すぎたので、東条秀樹と対立し、太平洋戦争前に、陸軍を左遷されたので、戦後のA級戦犯には入ってません。 参考になれば。
お礼
ご意見ありがとうございました。 個々の逸話に枚挙がないのが大きな出来事であった証拠です。それ以前の出来事には一定の筋書きが整っていて、取り上げる側が興味に応じて逸話を探索、或いは創作していたように感じます。 太平洋戦争を小説にするには早すぎる(by司馬氏)=国民に教えるのは早すぎる(by日本国政府)。 (ブラックユーモアだったら、ごめんなさい)
- phj
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アメリカで生活したことがあります。 もしアメリカなら絶対的な第一位に7/4建国記念日がくるでしょうね。 個人的には、日本ほど長い歴史を有する国は「絶対的な史上最大」というのはないのではないか、と思っています。 大東亜戦争は確かに日本史上かなり大きな出来事ではありますが、この出来事に影響される世代は明治維新後の戦前の人々と、戦後世代である私たちぐらいで、22世紀の人々まで影響を及ぼすとは考えにくいからです。 それよりは「日本」という国号が初めて使われた遣隋使はいまでも「日本国」という名前で私たちに影響を与えていますし、墾田永年私財法は日本的な土地所有の法源(世界的に見て公用よりも私的所有権が強い日本の民法)として、武士の発生から現代の都市計画まで影響を与えているといえます。 また、戦国時代はその後の武家統治だけでなく、天皇勅許による政治組織の正当性を伝統にした、という点で有効です。 そうやって見た時に、大東亜戦争はなんであったのか、後世に残る課題はなんだったのか、と考えた時に、私は「日本が近代に世界デビューして初めて異人種間戦争に負けた」ということだと思っています。日清・日露と勝ち進み、第一次大戦後は常任理事国にまでなったのに、日中戦争の躓きから世界大戦になり、世界のほとんどの国を相手に、多大な犠牲を払って負けたということです。 日本が異人種間戦争でこれほど大きく負けたことはない、というべきか、そもそも近代以前は元寇と秀吉の大陸出兵ぐらいしか経験のない日本が、明治後そこそこ勝ち進んだこと自体が異常であったのかもしれません。 いずれ、日本も普通の国になってどこかの国と紛争が起こり、勝つこともあれば負けることもある、という世界の普通の国になっていくことでしょう。 大東亜戦争の影響力というのは、その程度であると私は考えます。 さて、学校で近代史を教えない、ということについてですが、やはり「受験に出ない」ということが大きいですね。私が高校を卒業したのは、もう30年以上昔ですが、その頃も「受験にでないからやらない」とはっきり言われました。うちの高校は進学校で、私学でしたから日教組などの影響は当時でもほとんど無かったはずです。
お礼
ご意見ありがとうございました。 「大学受検」に出題されないから「教えない」のが事実なら、日本は間違いもう一つ追加することになるでしょう。いずれにしても「教えていない」から「出題されない」の方が真実に近いことを祈ります。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
- ベストアンサー率31% (3133/9934)
1.私も「大東亜戦争」が日本史上最大の出来事だと思います。 2.時間がないからなのと、教師自身の方針です。 高校の恩師は阪神淡路大震災から遡るやり方で日本史を教えてくださいましたが、ミリタリーオタクなので大東亜戦争にかなり時間を掛けていました。 中学の時は終戦までやったような。。。
お礼
同感の方がいらっしゃってホッとする気持ちです。 端的に死亡者数が多かったこと、お金がかかったということと、日本の歴史上初めて敗戦を体験し、その後の日本が他国の支配下に置かれたという事実は、それ以前の出来事とは比較にならない出来事だったと感じました。
- titelist1
- ベストアンサー率25% (712/2750)
私も同感です。大東亜戦争と捕らえると一つですが、日中戦争なのか日米戦争なのかが曖昧です。2方面戦争をすべきではありませんでした。 近年の歴史を教えないのは歴史諸説が確定しておらず教え難いこと。受験などの試験に出ないことにあると思います。国民に学ばせるべきと考えたら、高校受験の試験問題にすれば教えるようになります。文部省が教えたくないのだと思ってしまいます。
お礼
「同感」の方が一人でもいらっしゃって、少しホッとしました。 日本国民に「太平洋戦争」をどう認識させるべきか定説がないという消極的理由で、学校では取り敢えず「触れない」という、日本の事なかれ主義の典型のような気がします。(日本語がヘンですね^^;)
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1962/11743)
1 それはどう思うかは人それぞれ 人によって日本史最大の出来事は違います 私は本能寺の変だと思ってます これによって日本の近代化は200年遅れたと言われています 2 時間が無い と言うのが教育側の意見でしょうが 実際は日教組側の指示 太平洋戦争の真実がバレるのが怖いから教えないのです だから戦後 間違った戦争の事を教えてるのです(太平洋戦争は侵略戦争だとね)
お礼
ご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます。
お礼
まずは、現場からのご意見をいただき、感謝すると共に、スレッドを立ててよかったなぁという想いです。 「大東亜」と言ってみたのは、確信犯的意図でした。つまり反論を期待していたということです。今後は「太平洋戦争」とニュートラルな表現をしたいと思います。 「公民」という教科には不案内で(年齢が推測されると思います^^;)、別途ググってみます。