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知的や発達障害者とその血縁者が子供を作らなくなれば

larme001の回答

  • larme001
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回答No.9

発達障害というのが今の社会にとってネガティブな表現形(あえてこういいます)であるとするならば、自然淘汰されていくというのはダーウィンの言うべきところです。そもそも、ある生物が生まれるまでの過程において致死的となるようなものは、発生の過程で”流産”となるのであって生まれてこないのです。ただ、ごく一部の致死的ではないものがいわゆる先天性疾患として現れることになりますが、これは前の回答でもありますように家族性(遺伝性の)原因遺伝子によるものもあれば、そうでないものもあるので、それ自体で社会全体の障害者数が減少するかどうかは微妙なところです。仮にも、本当に社会に適合できないぐらい重篤な表現形を示す遺伝子変異を持つ家族がいたとしたら、そもそも社会に適合するのが困難なため、何もしなくてもいずれそういう家庭の子孫は生活できなくなると考えるのが妥当かなあと思います。(※表現が大変が悪くてスミマセン。)行政的なサポートなんて結局ごくわずかなんですから(結婚までは面倒見てくれない)、結婚生活を続けられるほど家系が続くのであればその変異自体はおそらく微弱なものであり、逆にそれ以上にその家系が社会的に成功している(=よっぽど社会にとって生産性のある事業をなし得ている)と考えられるため、あえて子供を制限することは逆に社会にとっても変なひずみを生むことに繋がるでしょう。 一方で社会的な影響を考えてみると男女の晩婚化がすすんでいますが、これは一般的に上流階級に多いでしょう。夫婦が仕事に忙しいということで当然子供を作る年齢が遅れれば、遺伝学的な変異のリスクが高まります(男女共に)。そういう意味では、若い人が子供を作って高齢者は子供を生まない方が良いことにもなりかねないですが、若い人で子供を作る時間がある人の多くは早めに社会進出した労働階級の人が多いです。というわけで、遺伝学的な優劣はないとしても社会的に頑張っている=日本を引っ張っていく階層の人は子供を作らず、労働階級ばかりが子供をつくって、結局十分な教育をしないという悪循環になる可能性があります。そういうことからも、高齢出産は望ましくはないにせよ、ダーウィンの進化論的な自然淘汰が必ずしも世の中のため、社会のために最適な状況を作るかというと生活の質が高度になってきた現代に取っては当てはまらない可能性もあるということです。 上の例は社会的な要因をのべましたが、自閉症などの脳神経疾患が先天性の障害だから減らすことが端的に今の世の中最適化?という議論の余地があります。我々人間の脳が処理する情報を、そういう方は全く違う角度から見ているという考え方もあるのですから。臨床的に自閉症という概念すら確立していない時代の話ですが、ジリアン・リンという「キャッツ」とかで著名な振り付け師の話もあります。社会に取ってそういう才能がごく一部でも必要だからこそ、あえてそういうマイノリティを保護しようとしているという考えもとれるのですから、先天性の障害というのは非常に曖昧な定義ともとれる訳です。もっとも、相関と原因結果が明確な遺伝子はそんなになかったりもしますし、同じ遺伝子座でもその影響は変異の状態によって様々で、何がOKで何がダメかというのはじつは容易に決められるものでもありません。 やや話しがずれたので恐縮ですが、要するに「既に十分に自然淘汰されているだろう。」というのと、「第一に何を持って先天性の障害とするのか」は現実難しいというのと、「先天性の障害を何らかの方法で定義して制限したとしても、長い眼で見るならば特定の多様性のある家系を失う方向に向かっているにすぎない」と考えられるので、仮に効果があってもかなり長期スパンで微弱でしょうし、自然に変異が生じる家系も一定の割合で出てきますから、根絶やしにすることは無理ですし、メリットも少ないでしょう。結局、全エキソームシーケンスを出生前とかに調べて特定の遺伝子に対する変異の有無で選別でもしない限り根絶は難しいと思われます。もっとも、我々が確かな情報をもっている遺伝子変異なんて所詮ごく一部ですから。

noname#203697
質問者

お礼

先天性の障害を作ることを制限しても長期スパンでは多様性がある遺伝子をなくしてしまうんですね。 また、本当に社会適応できない人だったら結婚もできないためにその家系は自然淘汰されるということですね。仰るとおりだと思います。 また発達を自覚して子供を作らない人もいますし、障害者全員そうだと良いのですが、コミュニケーション障害や発達障害を自覚すらせずに子供を産んでるバカ(その子供も発達)、欲望のままに異性と関係を持ち、子供を次々作って生まれた子供を施設送りにしてる知的障害もいます(生まれた子供も皆知的障害)。 特に子供は一番の犠牲です。こういうのは取り締まってほしいですね。

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