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歴史で出てきた「国が滅びる」とは具体的にどうなるの

学生時代に、世界史を勉強して疑問に思ったことがあります。 「どこどこの国は何年にできて、何年に滅びました。」 この情報で重要だったのは、何年にできて何年に無くなったか、という数字の情報だけでした。 では、国が滅びる瞬間というのは具体的に何がどうなるのでしょうか? 国民が全て殺されるのでしょうか?政権が変わるのでしょうか? 法律が変わるのでしょうか? 案外、何年も経ってから、後の人が「国が滅びた定義」を作ってるだけで、当時のまさにその国にいた国民は、国が滅びたという実感がなかったこともありえるのでしょうか。 歴史の詳しい方、是非ともご回答をお願いします。

  • 歴史
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.3

国が滅びるというのはいろいろ有ります。 たとえばローマ帝国が滅ぶ。 西ローマ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD 滅亡年は一般に476年9月4日(ロムルス・アウグストゥルスがゲルマン人傭兵オドアケルの圧迫を受けて退位)というのが一般的な説であるが、480年(ユリウス・ネポス殺害)とする説もある。通常、この西ローマ帝国の滅亡をもって中世の始まりとする。 以上引用 けっこう、適当な書き方になっているのは、その当時の人間はローマ帝国が滅んだなんて意識はなかった。 なんせ、東ローマ皇帝は存命だったし西に皇帝がいなくても、元老院は存在していた。 オドアケルは東ローマ皇帝の宗主権(?)を認めていたし、オドアケルを倒したテオドリックも東ローマ皇帝の命令でオドアケルを攻撃してイタリアに東ゴート王国を作っている。 近代になって、「中世は悪い時代だったね、その前の古代はいい時代、るねっさーんす、復興じゃ」とか言い出したので、「ところで古代はいつまでよ?」というので、上記の西ローマ帝国滅亡が発明されます。(概念としてそれまで無かったものを作るわけですから、発明です) 国が滅びるというのが、世界史の中で頻出するのが、アフリカから中東、そしてモンゴルまでの遊牧世界です。 この世界では、強いものが「おれの指にとまれ、そうすれば保護してやる」という原理で国ができたり無くなったります。 強弁するば、「転職」したようなものです。

yoku_wakaru
質問者

お礼

目から鱗の回答です。特に「転職」という感覚が非常にしっくりきます。 国が滅びるという概念は、後になって出てくるものかもしれませんね。

その他の回答 (4)

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (812/3030)
回答No.5

いくつかパターンがあると思います。 国を支配する領域や国民は概ねかわらず王朝(支配者)や支配体制だけかわるもの、 その国が他国に併合されなくなるもの、 それこそ民族がまるごと虐殺されるもの、 少なくともこの三つくらいのパターンはありそうです。 中国史で言うと、中国は紀元前3世紀ごろ韓・ 趙・ 魏・ 楚・ 燕・ 斉・ 秦があり戦国時代と呼ばれていました。 これを秦の始皇帝が全て征服し、他の6国を滅ぼしました。 これは他の6国が征服され全て秦の領地となり、国家体制・税制・貨幣など全て秦のもと統一されました。 国の制度や民衆にとっては切実な問題である税の取り立てが劇的に変わったので、これなどは民衆には国が滅んだ実感はあったと思います。 その後秦は滅び漢となりました。 これは領土も国民もほとんど秦のものと同じで、王朝が秦王室から漢王室(劉家)に変わっただけと言えます。 その後中国では何度もありますが、こういった王朝交代の場合、どの程度民衆に実感があったかわかりかねます。 支配者がかわっただけで、戦乱が終わり平和になったとか税の取り立てが緩くなった(厳しくなった)程度の感覚かもしれません。 民族のみなごろしはちょっと中国史では思い当たりません。 カルタゴの滅亡がそれに近いかと思います。 ローマ帝国と長年にわたり激しく戦ったカルタゴは、ポエニ戦争でローマに敗北したのち、市民15万人が虐殺され5万人が奴隷となり草一本はえるのも許さないと塩までまかれたと言われます。 その後カルタゴの地にはローマの植民都市が作られローマ人が住むようになりました。 一言で国が滅びたと言っても、王朝や支配体制だけをさすものが多いですが、中には国民みなごろしで民族そのものの滅亡のようなケースもあるわけです。異民族同士の戦争は恐ろしいですね。 なお民族の殲滅としてはユダヤ人の歴史も有名かと思います。 ユダヤ戦争でローマ帝国に負けたユダヤ人は、110万人が死に9万7千人が奴隷にされたと聞きます。 エルサレムはローマ人の都市となり、その後様々な支配者に支配されるのですが、 第二次世界大戦後世界に散ったユダヤ人が集まり武力によりエルサレムの地を切りとり再度現在のイスラエルを建国しています。徹底的に殲滅し民族まるごと絶滅させたつもりでも、同じ宗教同じ価値観を伝えることにより2000年間民族を生きながらえさせたんですね。宗教おそるべしです。

yoku_wakaru
質問者

お礼

強烈な印象です。非常に興味深く拝見させていただきました。ありがとうございます。

回答No.4

国によって違うでしょう 王国なら王家が断絶すればそこで終わりだし 共産国家なら共産制が打破されれば終わる

yoku_wakaru
質問者

お礼

なるほど、国によって違うという発想は新鮮でした。 ありがとうございます。

  • dsdna
  • ベストアンサー率24% (308/1281)
回答No.2

 >国が滅びる瞬間というのは具体的に何がどうなるのでしょうか?  国が滅びる瞬間というものはない。物質の崩壊とごっちゃになってない? 国っていうのは制度であって、物質ではない。  >国民が全て殺されるのでしょうか?  殺されはしないけど、認識は変わるだろうね。今までA国国民だったヒトは、同じヒトであるにも関わらず、いきなりB国国民になってしまうようなイメージ。  >政権が変わるのでしょうか?  変わる。クーデターとか内乱の結果であれば、政権が移行するとかいう表現をするときもある。  >法律が変わるのでしょうか?  変わる。法律なんて国が滅びなくても、しょっちゅう変わっている。

yoku_wakaru
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございます。

  • p-p
  • ベストアンサー率34% (1916/5494)
回答No.1

簡単にいうと 他国に征服されるか、当地政府が打倒されて 支配者と支配制度が変わることでしょうね 定義自体はあいまいで、あとで歴史学者が振り返ったときに どう表現するかでしょうね 国民には滅びたという実感はないでしょうね ただ、支配者が変わるということは統治の仕組みが変わりますから 税や年貢の納め方や負担率や法律も変わるでしょうから 国が変わった実感はあるでしょうね たとえば台湾や朝鮮を日本が統治していた時代は 教科書も日本語になりました。 今の日本でいうと与党政党や総理大臣が変わるのでなく まったく違う人たちが別の仕組みで国会や大統領などのトップを据えて 政府を打倒し国家を主張した場合はクーデターと呼びますので 滅んだとは呼ばないでしょうね

yoku_wakaru
質問者

お礼

もしかすると、政権や国の仕組みが変わって数十年間は、滅びたと表現しにくいのかもしれませんね。その当時生きてた人が全ていなくなり、代が変わってから、「滅びた」とするほうが、批判も少なくて済みそうですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。

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