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日本の産業構造について
- 日本の産業構造について、業種別にその生産額、対GDP比率、従事している人数などを知りたいです。産業の分類は細かくない方がいいですが、農業、林業、水産業に分けて、さらに農耕と畜産、漁業と水産加工業に分ける程度の細かさが欲しいです。
- また、戦後からの年代別に日本の産業構造の変化や他国の産業構造についても知りたいです。
- 日本の産業構造を理解することは重要であり、その理解はTPPの問題を考える上でも役立ちます。日本の農業は「守る」ではなく「攻める」ことが可能であり、創意工夫によって明るい未来が待っていると思います。
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質問者が選んだベストアンサー
日本についてのデータならば国民経済計算が最も体系的かと思われます。 国民経済計算は国民所得勘定・資金循環表・産業連関表等の統計から構成されますが、 産業については産業連関表が最も詳しいかと思われます。 産業連関表は1960年以降基本的には5年おきに作成されている統計で、 おおざっぱに言ってしまえば「ある期間において、日本国内でどれだけの財・サービスが、 どれだけの財・サービスを費やして生産されたか」を一つの表にしてしまおうという試みです。 質問者様は「滅茶苦茶細かくなくてもいがある程度詳細に分かれているもの」を御所望かと文面から推察いたしますが、 例えば最新の産業連関表である2005年表の投入係数表ですと、最も集計度の高い34分類表では単に「農林水産業」 となっているものが108分類では「耕種農業」「畜産」「農業サービス」「林業」「漁業」等と分類され、 190分類表では「穀物」「いも・豆類」…などと農産品についても区分けされています。 雇用表を見れば、雇用者数もわかりますね。 産業連関表のデータの比較可能性には注意が必要です。 国民経済計算はSNAという経済統計の国際ルール的なものに従って作成されていますが、 SNAは68SNA→93SNAとその内容が変更されています(最近またSNAは変わるようです)。 また同じSNA基準でも、データの比較可能性には注意が必要です(基準年次の違いなど)。 産業連関表もSNAのルールに基づいて作成されているはずですので。 ただ、各時代の産業構造をつかむ分にはそこまで大きな問題は発生しないかと思います。 国際比較ならばOECD Statistics, EUROstat, WTOのデータベースなどが有用と思います。 質問者様が特に関心の高そうな農業について日本は無視できない量の輸入を行っていますので、 貿易統計のデータもあったほうがいいと思います。 あとは思いつくのは農業統計とかですかね。 雇用についてはILOのデータベースが国際比較に役に立つのではないでしょうか。 国民経済計算(長期の一貫したデータはあるか?) http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/otoiawase/faq/qa2.html 産業連関表 http://www.stat.go.jp/data/io/ 農業統計 http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kensaku/hin1.html ILO Database http://laborsta.ilo.org/atabase
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- tanuki4u
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http://www.meti.go.jp/statistics/ichiran/index.html#menu13 10年毎に産業連関表を作っているから、それじゃないの
お礼
ご回答有難うございます。 とても参考になりました。
お礼
ご回答有難うございます。 本当に詳しくて正確な内容なので感動しました。 しかし、この情報をモトに私の知りたいことにたどり着くのは 大変です。 『日本は今後も大丈夫なのか』『日本の産業構造は今後どうあるべきなのか』などなど 農業についてはGDPの1%しかなくて、国民は高い米を食べさせられていますが、私は700%という関税を無くせばいいと思っています。 その結果どうなるかは分かりませんが、『なんとかなる』のではないでしょうか。私はどんなに高くても美味しいお米を食べたいので、あまり変わらないのかなと思いますけどね。 ご回答、本当に有難うございました。 ベストアンサーにさせていただきます。