素朴さ

質問

皆様は素朴に生きたいと思ったことはおありでしょうか。私はよく思います。
素朴さのいいところとはなんでしょうか？

回答No.7

tumaritou1

人によっては、感じ方も受け止め方も違いますので、貴方の質問の趣旨と合わないようでしたらスルーして下さい。

素朴さ、の中には質素さや、悪い言い方をするをするなら貧乏臭い、或は物などや職業的な地位や欲望や見栄などが存在していない、『無垢で汚れていない』という印象が湧き上がります。

今の日本や中国など、或は発展途上国などでの『宣伝に踊らされて購買意欲を掻き立てられ、必要なもの以外にも手が出てしまう』生活の中での、必要品意外の過剰なものを欲しがる生活、を慎む事が『素朴さ』を表していると思います。

こう云った世界観に憧れる事は、人間誰しもが抱いた事があるのではないでしょうか？

地に足を付けて、裸足で天と地を味わう感覚です。明日の事など考える事無く『今現在の中に全てを見て触れて感激する生活です。』

子供時代に何もなくとも”感じていた事柄”達との出会いと思います。

人間はともすると『頭の中に現実には無い世界』を作り出す事があります。その世界が現実の世界と離れ過ぎた場合では、この世界観を妄想と呼びます。

頭の中に良い事ばかりを願う時、儚い夢と呼びます。

頭の中に悪い事ばかりが広がる時、予期不安となって現実化する傾向が在ります。神経症的或はノイローゼと呼びます。

そう云った思考方法が成り立つ人間の『本当の意味での安らぐ思考方法が』素朴に生きるる事の中にあるのではないのか？と言う質問ではないのかと推察出来ます。

それが東洋の『無の思想』と思います。全ての計らいを捨てた生き方、無為自然と言う思想と思います。”人間の知恵”が入り込まない生き方、或は”我”が入り込まない境地、或は”人為的”なものが入り込まない思考方法です。

そう云った世界観は、何処を探しても手に出来る事は無いと思います、探す場所は自分自身の『心の奥底に存在します。』意識の根底です。

次の動画の中に存在しています。

脳卒中になってしまって、自分の経験として、『左脳の自分』と『右脳の自分』とを、別々に体験した『脳科学者』の体験談が載っている動画を紹介したいと思います。

ＵＲＬ：http://www.youtube.com/watch?v=ldSoKfFYKqM
もし出ないようでしたら、ジルボルト、テーラ脳卒中と検索して下さい。

右脳の機能は『命の働き』です、お釈迦が『仏性』と説いたものです、キリスト教では『神』ですが、信仰ではなくて、自分自身を本当の意味で知る体験です。禅では『見性成仏』です。

自分自身を『絶対肯定する体験』ですので、是以後自分の中で『心同士が争う事が無くなります。』

自分の『心に静寂』が保たれるようになります。いわゆる『涅槃』と言う境涯です。

生にも死にも執着しなくなると言う意味ですので、死の淵に立たされたとしても、執着するものが無くなります。

ものが在るとか無いとかには振り回される事無しに、何時も穏やかに朗らかに生きてゆく態度を保つ事が出来ているというほどの意味です。

真意は、計らいを持つ事なしに生きる事、従って予期不安が無くなっています。禅ではこう云った態度を『無功徳』と表現するようです。

地獄に入る決心が付いたために、『死』でさえ恐れる事がなくなる、絶対肯定と言う足場に立った事を意味します。

お礼

洞察あるご回答ありがとうございます。無為自然、近いかもしれません。しかし同時に、自然な素朴さとは、思想の起こる以前の状態かもしれず、そういったことを考えると、私がこうして素朴について質問している時点で、そのらしさは失われているとも見れます。
勉強になりました。