韓国の慰安婦記念日について

質問

• 韓国は慰安婦の日を作るという決定をしたが、これに対して日本も反発している。
• 日本は韓国の過去の言動に対して不快感を示し、拉致被害者の像をワシントンの韓国大使館前に建設する提案を行った。
• 韓国は慰安婦問題について自分たちの立場を潔白だと主張しているが、これに対して世界は疑問視している。

回答No.11

sudacyu

日本人は毅然とした態度を取るべきであって、他国の馬鹿な態度を真似するなどもってのほかである。
　日本のレベルを疑われてしまう。
　最近、中国や韓国のナショナリズムに対する反発から、日本のナショナリズムを前面に押し出す感情論が多くなっているが、相手と同じナショナリズムに立つということは、「ナショナリズム」と言う考え方を肯定することとなり、中国・韓国のナショナリズムに正当性を与えることになるということが理解されていない。

　ナショナリズムという感情論に対しては、それを否定する「グローバリズム」に立脚した理性的で、速やかな実行が必要である。
　日本政府は、慰安婦問題に対する政府の関与を認めた以上、速やかに毅然として日本政府としての対処を実行すべきである。
　日本政府は、「速やかな実行」を行わないことで、事態を悪化させている。
　何もしないから、相手には、しつこく同じことを実行され、よりエスカレートした実行を正当化する口実を与えている。

　日本の最高裁が、日本政府の補償責任を認定したことと、日韓基本条約によってその補償義務は韓国政府によって肩代わりされたという見解を示したこと、また日本人元慰安婦からは補償請求がないことを踏まえるなら、

「日本政府は、戦争による女性の人権侵害に対する補償責任を果たすために、戦争・紛争地における女性保護プログラムを永続的に実施する。」と宣言し実行するのが良いのではないかと考える。

　具体的には、産婦人科医を中心にした医療チームを年間１０億円程度の予算で運営すればよい。緒方貞子さんの影響力の強い難民高等弁務官事務所と協力関係を作るのは容易と言える。（予算はＯＤＡで支出する枠を使えば、歳出増加とならない。）
　世界各国からは、圧倒的に支持されるだろう。

　『韓国を見ないで、世界を見据えて、日本がすべきことを毅然と実行する。』
　これをやっていれば、韓国が何を言っても流れにはならない。
　何もしなければ、日本を中心にした流れは出来ない。

＜慰安婦問題の概略＞
　世界各国において、兵士が補給基地である港湾都市にある民間娼館を利用するのが普通であったのは常識と言ってよい。
　しかし、内陸部の戦線移動に伴って娼館を移動・運営するのに、民間ではなく軍と言う政府機関が長期・組織的に関与したというのは、特殊な事例と言える。

　慰安婦になった女性は、日本人（当時は内地人と言っていた）がもっとも数が多く、韓国・台湾がそれに次ぐ数となっている。
　欧米先進国は、当時日本人であった女性の人権侵害を問題としていて、韓国籍の慰安婦だけを問題視しているわけではないことに注意すべきであろう。

＜参考＞

朝鮮半島出身者のいわゆる従軍慰安婦問題に関する内閣官房長官発表
1992（平成4）年7月6日
内閣官房長官　加藤紘一

　朝鮮半島出身のいわゆる従軍慰安婦問題については、昨年12月より関係資料が保管されている可能性のある省庁において政府が同問題に関与していたかどうかについて調査を行ってきたところであるが、今般、その調査結果がまとまったので発表することとした。調査結果について配布してあるとおりであるが、私から要点をかいつまんで申し上げると、慰安所の設置、慰安婦の募集に当たる者の取締り、慰安施設の築造・増強、慰安所の経営・監督、慰安所・慰安婦の衛生管理、慰安所関係者への身分証明書等の発給等につき、政府の関与があったことが認められたということである。調査の具体的内容については、報告書に各資料の概要をまとめてあるので、それをお読み頂きたい。なお、許しいことは後で内閣外政審議室から説明させるので、何か内容について御質問があれば、そこでお聞きいただきたい。
　政府としては、国籍、出身地の如何を問わず、いわゆる従軍慰安婦として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた全ての方々に対し、改めて衷心よりお詫びと反省の気持ちを申し上げたい。また、このような過ちを決して繰り返してはならないという深い反省と決意の下に立って、平和国家としての立場を堅持するとともに、未来に向けて新しい日韓関係及びその他のアジア諸国、地域との関係を構築すべく努力していきたい。
　この問題については、いろいろな方々のお話を聞くにつけ、誠に心の痛む思いがする。このような辛酸をなめられた方々に対し、我々の気持ちをいかなる形で表すことができるのか、各方面の意見も聞きながら、誠意をもって検討していきたいと考えている。
http://www.awf.or.jp/6/statement-01.html　

http://www.awf.or.jp/guidemap.htm
http://www.awf.or.jp/6/index.html

＜一世代前のこと＞
　７０年前、日本国土の上で多数の日本人が、それも子供・老人・女性が外国の軍隊によって、何十万人も殺された上に、占領されて国家主権がなくなり、事実上、日本と言う国家は存在しなくなりました。
　子供・老人・女性が殺され、日本と言う国家が存在しなくなるというのは、日本人にとって、肝に銘じるべき、日本歴史上最大の失敗です。

　この大失敗の原因は何か、そしてこの大失敗を回避するために、我々日本人は、どのような選択が可能であったか、それはいつの時点で可能であったか。
　日本人一人一人が、これからの日本の未来について、責任を持って判断するためには、過去においてどのような失敗要素があったのか、冷静に見極めなければなりません。

　過去は忘れて良いのであれば、当時の日本人が行った未来へ向けた選択失敗も忘れ去ることになります。
　忘れるならば、戦争で失われた何百万の日本人の命は、無駄死にです。

　何百万の日本人の命によって得た歴史の知恵、日本と言う国家を存続させるための知恵をしっかり伝え続ける必要があります。

補足

ご回答、ありがとうございます。

　先の戦争までの責任は、連合国は、ファシズムだけが、責任を問われただけで、植民地の問題には、責任を問うことはしていない。

　連合国にも、植民地の責任は、自分たちもやっており、他国に問えば、植民地国、東南アジア、アフリカ、南米からも、おれもおれもと、収拾がつかなくなる。

欧米にしても、黒人の奴隷問題もあり、却下、門前払いとしたいのでしょう。

韓国は、追い打ちをかけて、米の態度が、日本に緩いので、不満だと、追い詰める。

米の事情も知らずに、単純な、朴ウネ。

しかし、あなたの仰っていることは、

　当時の日本政府が、慰安所の設置、慰安婦の募集に当たる者の取締り、慰安施設の築造・増強、慰安所の経営・監督、慰安所・慰安婦の衛生管理、慰安所関係者への身分証明書等の発給等につき、関与があったことが認められたということである。

慰安婦については、強制連行で無く、応募した者に、多額の給与を与えて、行ったのですね。
肝心な説明がない。

当時の韓国の新聞に、慰安婦募集、多額の給与の記事がある。

一世代前のことだから、明確でない。

何百万の日本人の命によって得た歴史の知恵、日本と言う国家を存続させるための知恵をしっかり伝え続ける必要があります。

それには、同感です。

しかし、あなたの仰ることを実現するには、道が長すぎる。

第一段階は、ここまでと、区切る必要があります。