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大学入試の数学です。
負でないkに対してak=∫[0→1]e^-xx^kdxとおく。 (1)k≧1の時akとak-1の関係式を求めよ。 (2)bk=ak/k!とおく。k≧1の時bkとbk-1の間の関係式を求め、これより全ての自然数nに対してbn-b0=-1/eΣ[k=1→n]1/k!を示せ。 (3)全ての自然数nに対して0≦an≦1/n+1が成り立つことを示し、これを用いてe=Σ[k=1→∞]1/k!を証明せよ。 (2)のb0をどう説明していいかわからずそれ以降出来ません。お願いします。
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- think2nd
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ちょっと、問題量が多いので、詳しく書けていません。 (3)の問題出題者の意図が、私とずれていますので、(模範解答が別にあると思います。) 不等式 1/(n+1)<1+1/nが成り立つ。このアイデアを使うことになります。 数学問題は、ゲームですからいろいろやってみると、素直な誘導で面白いですね。 (もっとも,この問題に関しては大学でマクロリン展開を学ぶとつまらんゲームだと思いますよ。) また 問題には'負でないk'とありますがkは非負の整数として解いています。 (1) a0=∫[0→1]e^-xdx=1-1/eが成り立つ。(a1も求めてください。) ak=∫[0→1]e^-xx^kdx (k≧1) を 部分積分法を利用して u=xe^(-x) u'=e^(-x)-xe^(-x) v'=x^(k-1) v=(1/k)×x^k とおけば ak=[(x^(k+1)×e^(-x))/k][0→1]-(1/k)∫[0→1](x^ke^(-x)-x(k+1)e^(-x))dx として、 =1/(e^k)-(1/k)×ak+(1/k)×a{k+1} ({}は添え数です) ak=1/(ek)-(1/k)×ak+(1/ak)×a{k+1} が成り立ち両辺にkをかけて整理すると (k+1)ak=1/e+a{k+1} が成り立つがkを(k-1)に置き換えれば ∴ ka{k-1}=1/e+ak (これはk=1のときも成り立つ) (2)bk=ak/k! ⇒ak=k!bkを(1)の解に代入すれば k(k-1)!k{k-1}=1/e+k!bk 整理してbk-b{k-1}=-1/(ek!) あとは得意の階差法でよく使う手法で b1-b0=-1/e b2-b1=-1/(2!e) ・・・・・・ bn-b{n-1}=-1/(n!e} 上の等式の右辺左辺をすべて加えて bn-b0=-(1/e)×(1+1/2!+・・+1/n!)=-1/eΣ[k=1→n]1/k!・・・(1)' (3) まず x≧0においてすべての自然数nについて 被積分関数 e^-xx^n≧0だから an=∫[0→1]e^-xx^ndx≧0が言える。 また e^(-x)≦1だから an=∫[0→1]e^-xx^ndx≦∫[0→1]1×x^ndx=1/(n+1) ・・・(2)' ここで1/(n+1)≦1+1/nだから, すべての自然数nについて 0≦an≦1/n+1 が成り立つ。n→∞のときan→1となりan/n!→0となるから (1)'はn→∞のとき -b0=-(1/e)×(1+1/2!+・・+1/n!+・・・) と表せてこれを 整理して e=Σ[k=0→∞]1/k! と表せる。 以上ですが (2)'から すぐにe=Σ[k=0→∞]1/k!を導けます。以上のとき方だと インテグラルの下端がk=0になります。
- Tacosan
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「b0 を説明する」とはどういうことですか?
補足
階差数列でn≧2以上の場合、n=1の場合分けをしててb0って意味がわからないと思ってましたが、積分なのでa0,b0表されることに気付きました。それでも(3)のがわかりません。恐らくn=1の時成り立つ、n=kの時成り立つと仮定すると不等式をn!で割って0≦bn≦1/n+1!とやるのではと思いますが・・・