えんじ色って？

質問

えんじ色のえんじを漢字にすると「臙脂」とか「燕脂」とかですよね。
「脂」は、一般に動物性の脂だって聞きますが、「臙」ってなにですか？
燕という字がついていますが、燕と関係あるのでしょうか？
臙脂が燕の脂という意味であれば、燕の脂の色ってふつう知っている
色なのでしょうか？何でツバメなのでしょうか？

考えるとよくわかりませんし、ネットでも思う答えが出てきません。

よろしくお教えください。

回答No.3

kine-ore · ベストアンサー

「えんじ」について、「正倉院文書」では「烟子」「烟紫」とありますが、当の正倉院にある「紫鉱（しこう）」は臙脂虫と呼ばれるラック虫を熱煎した、実に貴重な動物性の色素を呼んでいます。

ただし「和名類聚抄」に表れる「焉支」「烟支」「燕支」に続く「燕脂」での「脂」は化粧紅から来た語とされます。もっとも古代中国では化粧紅の「朱」に山羊の脂などを加えてつくった経緯から「紅」に「脂」の呼称が転用され、さらに当時の「紅」は嚥の国の物が優れていたことから、やがて「臙脂」に変化して行ったとされます。

参照：中江克己「色の名前で読み解く日本史」青春出版社

お礼

ありがとうございました。
山羊の脂ですか、なんかにおいそうですね。

回答No.2

noname#204879

[No.1お礼]へのコメント、

》 脂の意味はなんなのか…
「脂粉」とは「紅(べに)」＋「白粉(おしろい)のこと、と手元の国語辞典にあります。
故に、「脂」＝「紅」じゃなかろうかと。

回答No.1

tippingpoint785

臙脂とは口紅のこと。原料として古代中国の燕の国で栽培された紅花の色素が使われたため。「燕」が「臙」に転じた。
名前の由来は中国の紅花の一大産地である「燕支山」にちなみ、本来は紅花染めをこの名で呼んだ。

お礼

ありがとうございました。
脂の意味はなんなのかよろしければ
お教えください。