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値段で見る食材の価値とは正しいのか?
日本ではバナメイエビを芝エビと表示して、偽装だと大騒ぎになりました。 しかし、タイではバナメイエビは茹でると赤くなり、プリプリ食感で重宝される食材だと言います。 タイの炒飯、焼きそば、トムヤンクンなどには欠かせないようです。 タイでのバナメイエビの養殖には、抗生物質を一切使っていないそうです。 これは、タイで養殖しているから、価格が安く抑えられているだけで、実は芝エビにも負けない価値ある食材では? 世界三大珍味のキャビア、フォアグラ、トリュフにしても、美味しいというよりは、養殖の手間や希少価値でしかない気がするのですが?
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ものの値段はすべて需要と供給のバランスで決まります。1万円のコストをかけて製造したものが必ず1万円以上で売れるかというとそうではありませんし、どんなに良いものであっても、誰も振り向かないようなものは二束三文の値段になります。 ディスカウントストアでよく見るものにバッタ品があります。元は1万円で売り出されたものが全く売れず、在庫に困った製造業者や問屋が希望価格の1/10程度で放出します。それを買い取ったディスカウントストアが1/5~1/2程度で良く売っています。 納豆は非常に栄養豊富な食品ですが、庶民が毎日でも買って食べられるものです。日本米は海外産米に比べて非常に高いですが、日本政府が海外産米に高い関税を掛けて、海外産米に需要が集中しないように図られていますし、日本米がだぶついて価格が下落しないように生産調整もしています。クジラ肉は今ではグルメの食材ですが、かつては鶏肉よりも安く、学校給食の肉と言えばクジラ肉であることが多かったです。最近のクジラ肉の栄養価値が上がったわけではありません。 かつて真珠は非常に高価な宝飾品の材料でしたが、養殖真珠の技術の確立した今では比較的安定した価格で、庶民も手にすることのできる素材となっています。 ことほど左様に物の値段は需給バランスで決まります。大体、その物の「絶対的価値」など実は幻想にすぎないのです。今は高価なトリュフやマツタケが人工栽培できるようになれば間違いなく価格は下落します。人工栽培できるシイタケやえのきなどは1年中庶民価格で買うことができます。今は値段が上がってしまったうなぎですが、完全養殖技術が確立すれば、価格は以前の水準に戻るでしょう。 芝エビとバナメイエビの問題はウソをついて売ったということにすぎません。
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- ノーバン(@nobound)
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値段は稀少価値で決まるので、たくさん獲れて安いバナメイエビを、味が変わらなければ、稀少価値の高い芝エビとして紹介できてしまうことを偽装というわけですね。 マツタケもシイタケくらい採れればたぶん同じくらいの安い値段になるのでしょう。いったい味で値段を決めることができるんでしょうか? 偽装問題が少しわかってきたことは、高級ホテルやレストランが多いということで、高級店でのデフレ対策ではないかということです。デフレだということで、安売りセールなどをすると、大衆食堂みたいになりかねません。我々庶民がほっときません。品格を保つということは大変なんですね。
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有難うございます。 世界的に5つ星のリッツカールトンまで偽装していたのは驚きました。 偽装発覚で、高いお金を払って利用していた富裕層が、クレームを上げたのでしょうね。 利用者である富裕層が減り、維持費や人件費も高い高級店は苦難の時代ですね。 外食産業の競争激化で、普通のお店でも美味しくなったのは、庶民には嬉しいですが。
- m-m-mg
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味で価格が決まることはまずないです。 常にものの価格は希少価値であり、需要と供給で決まります。
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有難うございます。 つまり、高価な食材は希少な食材だから、美味しいとは限らないのですね。
- key00001
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日本人が「ブランド好き」で、実際の価値を評価していない点は同感ですが・・。 ただ、その心理を逆手にとって、ブランドを偽装するのはダメでしょう。 「経済的な価値を無視すれば」と言う前提であれば、「負けない価値ある食材」と言えます。 しかし、高級食材の偽装においては、「高級」ですから、美味しさと同等かそれ以上に、高級であること(経済的な価値)こそに、問題の重大性があるかと思います。 「美しさ」が同等であれば、1カラット数百円のキュービックジルコニアを、ダイヤと称して売っても良いか?ってコトですよ。 ダイヤとしては破格の1万円で売られても、「価格が安く抑えられているだけ」では済まず、歴とした詐欺事件になると思いますよ。
お礼
有難うございます。 ブランド偽装や詐欺は犯罪ですね。 隣国は偽物大国ですが、日本でも巧妙な偽装が行われていたのは衝撃でした。 あとは、庶民は経済的な価値に囚われず、実際の価値を考えて購入するのが良さそうだと思いました。
- hideka0404
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そもそも芝浦で芝えびは捕れなくなりました。 車えび科の小ぶりのえびは、芝えびとされ、車えびと同様の大きさのえびは、ブラックタイガーであろうと車えびとされたのが、日本での呼び名です。 バナメイエビはそもそも東太平洋に生息するえびです。 アジアで養殖が確立したために、日本への輸入がしやすくなりました。 ノルウェー産トラウトサーモンが、サーモンとして生食されていますが、日本のサーモンは本来ギョウチュウがいるので生食に適しません。 生食するには、何日間か冷蔵してギョウチュウを死滅させる必要があるので、新鮮ではないのです。 この点は川魚と同じです。 ヘラブナやブラックバスも刺身で食べれますが、冷蔵で3日ぐらい放置しないとお腹壊します。 ウニにもいろいろあって、いわゆる日本でウニとされるホンウニにはヨーロッパホンウニ、エゾバフンウニ、バフンウニ、アカウニ、キタムラサキウニ、ムラサキウニ、ナガウニ、パイプウニなどがあります。 当然、エゾバウンウニや東北のバフンウニなどは高いです。 あまちゃんでも言ってたようにお宝なのです。 当然ウニなど食べない国では安いです。 高いから偽装などと言われますが、とどのつまり味的に旨ければ問題ないと思われます。
お礼
有難うございます。 アメリカ人はウニを食べないので、ほとんど日本に輸出するとか。 安くて美味しいものを探せば、いくらでも有りそうですね。
- human21
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確かに言われる通りだと思います。 食材の価値は本来、味にあるべきと思いますが、現実は 味以外にも価値が見出されています。 指摘された世界三大珍味は、その典型でしょう。 美味しくもない(主観)希少な食材に大金を払うのは 愚かだと思う反面、一定の人間の本質のような気もします。 高い=美味しいという価値観が当たり前のように 存在しています。 高い=良い商品と同じですね。 言葉は悪いですが、食材本来の味や商品本来の質が 分からない人たちが、好んで買っていると思われます。 価値観は人ぞれぞれですが、本当の価値を見極めたいです。
お礼
有難うございます。 長ネギも九条ネギも刻んでしまえば分からないのに、九条ネギは高い。 目隠しして食べれば、ほぼ違いはわからないのに、九条ネギは美味しいと言う人がいます。 マーケティング戦略とは、ある意味、偽証ではないかと思う今日この頃です。
お礼
有難うございます。 結局、バナメイエビは食材として得な商品と言えそうですね。 クジラの竜田揚げが食べられなくなってしまったのは、本当に残念ですが、 ウナギは、再び庶民の料理になるのを待つことにします。 キノコ類では、実はシメジが一番美味しいと思うのは私だけでしょうか。