• ベストアンサー

死をテーマにした童話

小学1、2年生を対象にした童話のコンクールに応募する予定です。 死をテーマにした作品なのですが低学年に読んでもらうには、まだ早いでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

以前、何度か選考の手伝いをしたことがあります。 意外に思われるかもしれませんが、「死をテーマにした作品」の応募は、実際、かなり多いのです。というのも、「死」はそれ自体で十分にドラマ性があり、あらかじめクライマックスが決まっているわけですから、物語も作りやすいからです。 ところが、そういう作品の多くは、一次選考を通過できません。それは、「子供に夢を与えるものでない」からではなくて、そのレベルに到達していないという理由からです。わたしも「死というドラマ」に寄りかかって、安易な物語の展開や定型的な登場人物に終始している作品を、いくつも見てきました。 「死をテーマにした作品」が、低学年向けではないかというと、そんなことはありません。 たとえば「無垢な動物の死」というと、『ごんぎつね』や『かわいそうなぞう』があるし、「身近な動物の死」となると、『スーホの白い馬』や『ずーっとずっとだいすきだよ』があるし、「家族の死」となると『いつでも会える』や『100万回生きたねこ』があるし、「死にゆく者からのメッセージ」では、『忘れられないおくりもの』があるし、自己犠牲の死なら『幸福な王子』…と、名作はいくらでもあります。 ただ、こうした作品は、たとえば冒険物語のように同種のものをつぎつぎ読みたい、というものではない。一冊を大切に、くり返し読みたい種類の本です。ですので、求められる作品も、どうしてもハードルが高くなります。 それでも、自分にはどうしても書かなければならない、という強い気持ちがあるのでしたら、ぜひ、それを作品化してみてください。自分にしか書けないものを求めて、素手で地面を掘るように自分の中へ降りていき、そうやって掘り起こした作品は、きっと読み手にも伝わるはずです。 参考になれば。

ehb78873
質問者

お礼

回答ありがとうございます すごく意外でした てっきりハッピーエンドで終わるものが多いかと思っていましたので… 私の文章力で死をテーマにするのは無謀かもしれませんが書いてみます たいへん参考になりました

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (2)

  • Him-hymn
  • ベストアンサー率66% (3489/5257)
回答No.2

私は、基本的には、小学校1,2年生でも、死をテーマにした童話なり、児童文学なりがあってよいと考えています。問題は、その内容ではありますが。 日本の童話・児童文学は、いわゆる「ハッピーエンド」で終るという伝統というか、考え方というかがあります。ましてや、死を扱うなどとんでもないーーという感覚があるように思います。もちろん、「ビルマの竪琴」(これを単純に児童文学作品としていいかどうかーーとにかく子供が主人公でないのでーーしかし、一般には児童文学とされている)のように、戦争後、戦争で死んだ方々のことを考えていく作品もありますが。 しかし、欧米は違います。たとえば、3匹の子ぶたの話。狼がきて家を壊し、豚が「食べられてしまう」、つまり殺されるのが、欧米です。しかし、あまりに残酷だということで、日本では子ぶたがいつのまにか、逃げて別の兄弟の家へ行くことになります。日本の文化にあうように話が作り替えられてしまったのです。 けれども、それは欧米からすると、子ぶたは死ななければなりません。 ワラの家、木の家、石の家。これは、子供の成長過程を表し、ワラのようなところを克服して成長し、木の家も克服し、最終的に、石の家でしっかりとした自分を確立する、というのがお話なのです。それを殺さないで、幼い自分を引きずっていてはならないのにーー日本人はわかっていないーーということになります。 つまり、自己形成という感覚がないのが日本なのです。 こういうお話は、やはり子ぶたを殺すべきだと思うのです。同様に、死を取り扱うのも、無残な死の描写はショッキングですが、扱い方によっては、死というのは、小学校低学年の子供にとっても有益なものとなりうるーーと思います。要は扱い方だと思います。

ehb78873
質問者

お礼

回答ありがとうございます 欧米バージョンの3匹子ぶたを小学生で読んだことがあります ショッキングでしたが死について、よく考えました 今読むとまた死と言うのを違う角度で考えさせられますね

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.1

 こんばんは、夜分に失礼します。僕は本好きなおっさんです。そして物語も大好きです。 「死」と直接的に言ってしまうと、何か辛くて冷たい様な印象が確かにありますよね?  でも、その「死という言葉」を使わなくとも別な言い方で、幼い子ども達に「死の意味」を伝えることは可能とも僕は思います。例えばこんな書き方もあるでしょう。  『大好きな人』 人にはそれぞれに「大好きな人」がいて、その人のためならば何でもやってあげたいと思っています。 ある日、その人が君に何も言わずに何処かに行ってしまったとしても、それは君のことが嫌いになったわけでもありません。  その人には一つの約束がありました。その日が来たら、みんなとお別れしなければならないとのとても辛い約束でした。  「僕がいなくなったら、悲しむ人がいるだろうな。でもその人のことを好きだから、いなくなるなんていえないしな………。」その人は君のことが大好きだったので、君の悲しむ顔を見たくはなかったのです。  約束の日が訪れました。星のきれいな夜でした。月もきれいな三日月でした。ベッドですやすやと眠っているきみの横顔を見て、僕は一言「ありがとう」とだけ言い、部屋を出ました。  その翌日、君は一通の手紙を見つけました。短い手紙でした。 「大好きな人へ 僕には約束したことと約束されたことの二つがありました。大好きな人がいてその人を悲しませたくないこと。そしてもう一つは他の誰もと同じ様に約束された時間を守らねばならないことです。約束された時間の訪れは少しばかり前にわかった話でした。でもそれを君に話すと、君が悲しむから僕は話さなかったのです。君がこの手紙を読み時に、僕はもう遠い所へと旅立っています。でもそれはお別れではありません、星のきれいな夜になったら少しだけ夜空を見上げてもらえれば、僕もどこかでその星空を見ているかもしれません」      定められた時間をどう生きるかとの深刻な問題に年齢は関係ないでしょう。一緒に暮らしていた猫や犬が寿命を迎えた時に看取らせることも大切な教育と僕は思います。「死という言葉」や「死」そのものを表面に出さずとも「死によってわかること」「かけがえのないものや時間」といった切り口で伝える事もでき、大人が子どもに対して果たすべき大きな仕事と僕は考えます。少しセンチメンタルになってしまいました、ごめんなさい。

ehb78873
質問者

お礼

回答ありがとうございます 物語り(例文?)まで書いていただいたので分かりやすかったです 死とは、直接書かないで違う表現を考えています でもオブラートに包まず、かつ分かりやすい表現を模索中です

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 童話について。

    今小学校低学年向けの童話を探しています。夏休みをテーマにしたもの(出来れば著作権フリー)で、オススメの作品があったら是非教えて下さい。

  • 絵本・童話で料理をする物語を教えて下さい。

    小学生、低学年・中学年程度が読める童話・絵本で お話の内容が料理をするようなものをご存じの方、 題名など教えて下さい。 童話発表会といってお話を暗記して発表するのに 料理に興味を持ち始めた娘のために 何か良い本はないかと探しています。 よろしくお願いします。

  • 小学生絵画コンクール

    小学生の描いた絵(テーマ:自由)を絵画コンクールに応募したいのですが、近日応募可能なものはありますか?

  • 「死」「生きるということ」に関する小説、漫画ってどんなのがありますか?

    「死」「生きるということ」などをメインテーマにした小説や漫画を探しています。 出版時期は問いません。 なるべく多くの作品を知りたいので、ぜひ教えてください! よろしくお願いします。

  • まんがグリム童話についてなのですが・・・。

     数年前にふとしたことで毎月29日に発売されるまんがグリム童話の雑誌を買いました。その時その本に載っていた「実在人物伝 ルクレツィア・ボルジア」という作品が結構面白かったのですが、残念なことにその雑誌を間違えて捨ててしまい読めなくなってしまいました。その後がんばってその作品の作者を調べていたのですがどうしても分かりません。その作品をご存知の方、作者か、もしくはその作品を収録している漫画の題名を教えていただけないでしょうか?多分05年の7月発売9月号の雑誌に載っていたと思います。どうかよろしくお願いします。

  • 昭和48年頃に読んだ童話を探しています

    昭和48年頃、小学校低学年のときに読んだ童話をもう一度読みたくて探しています。主人公のこどもが機械かロボットに物を入れると、もっと素敵なもの(お菓子?)になって出てくるという場面が印象に残っています。挿し絵は北田卓史さんだったかもしれません。教科書に載っていたのかと思い教科書会社に調べてもらいましたが、それらしき童話は無いとの回答しか得られず途方に暮れています…。

  • 外国の子供たちと、犬1匹と悪い魔女が出てくる童話

    10年くらい前に読んだ童話を探しています。 友達に借りて1度だけ読んだ本を、どうしてももう1度読みたいと思っています。 題名も作者も覚えていないのですが、断片的に覚えていることを記載します。どなたか、ご存知の方、心当たりのある方宜しく御願いします。 ・小学校高学年頃に読んだ作品(字が割りと細かかったように記憶しています。 ・外国の子供たち(男の子も女の子も)が5人くらい出てくる。 ・犬が1匹出てくる。(子供の飼い犬?) ・魔女(確か悪い魔女)から何かを守ろうとするのか、取り返そうとするのか。。。 ・子供たちが学校から帰ってから、作戦を練る。 ・魔女の住処に立ち向かう ・挿絵がとても凝っていてきれい。 以上のように、記憶しているのが童話にはありがちなストーリーですので、ネット上で検索してもなかなか探せません。もしかしたら、という曖昧な情報でも構いません。ご回答お待ちしております。

  • 一般でも応募できるポスターコンクールを探しています。

    一般でも応募できるポスターコンクールを探しています。 検索してみましたが、児童・生徒・学生が対象のものが多く、 一般の部というのがなかなか見つかりません。 個人で制作して応募したいと考えています。 テーマは特に問いません。 どこか募集しているところがありましたら教えてください。

  • (小学生対象)ハロウィンをテーマにしたDVD

    【小学中学年向け】ハロウィンをテーマにしたDVDで子供が楽しめる内容でおすすめの作品を教えていただけないでしょうか? 詳しい方、お願い致します。

  • 研究テーマについて迷っています…

    こんばんわ。 現在、大学二年生の男子です。 私は社会学を専攻しているのですが、今から卒論に向けてテーマを決めなければならなくなりました。 社会学というものは非常に抽象的なもので、どのようなテーマを研究しようか見当がたちません。 唯一やってみようかなと考えているテーマは『死』のついてです。 私は高校入学始めに、大好きだった姉を亡くした経験があり、その頃から人の死というものに敏感になってしまいました。なのでこのテーマをやりたいと考えました。 実際、『死』というテーマは現在旬なテーマなんでしょうか?私のような若造には太刀打ちできないようなテーマなんでしょうか?それとも、格差社会など現在の一番の社会問題について研究したほうが賢明なのでしょうか? 自分がやりたいものをやれば一番いいのですが、ものすごく迷っています。何かアドバイスありましたらご参考にさせていただきたいのでよろしくお願いします。