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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:脳科学について)

ゴルフのルーチンワークで脳科学を活用する方法

このQ&Aのポイント
  • ゴルフのルーチンワークに悩んでいる人へ、脳科学を活用する方法を解説します。
  • ゴルフの記憶を海馬から引き出して上達するプロセスについて、脳科学的な観点から考えます。
  • ゴルフのスイングを記憶し、別の個所に保存する方法を脳科学的に探求します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.2

こんにちは。 我々がゴルフのスゥイングなどを練習し、上達するために使われている脳の機能と言いますならば、それは「小脳」以外の何物でもありません。小脳は一次運動野と運動神経の間に位置し、大脳皮質からの運動命令を補正して記憶するという役割を担っています。 「運動記憶」と言い、赤ちゃんが立って歩き、やがて自転車の乗り方からキャッチボール、強いては車の運転に至るまで、この小脳の機能がなければ我々の日常生活は何ひとつ立ち行きません。 我々が何かをしようとするとき、大脳では目的に応じた運動計画が策定され、これを基に運動野から各運動神経に命令が下されます。ですが、このためには右手はここ、左手はこっち、関節の角度や力の入れ方、またその手順まで、あらゆる全てを大脳が指示しなければならないということになります。これではとても間に合いません。 もちろん、産まれて初めて体験することでしたらこれ以外に手段はないのですが、このため最初は誰でも失敗ばかり。ですが、これを何度も繰り返すことにより、その手続きが結果と共に小脳に学習、蓄積され、ここで「熟練運動記憶」となります。そしてこれにより、大脳が逐一指示を出さなくとも小脳が滞りなくそれを再現してくれるというわけです。 因みに、質問者さんが素振りのときにイメージしているのは、それは大脳の学習記憶ではなく、この小脳の運動記憶によって造られるものです。加えて、海馬と言いますのは新しい記憶を形成する組織であり、記憶を引き出すためものではないです。 では大脳皮質の役割とは、過去の体験を基に正しい結果を導き出すことです。例えば、バック・スウイングでは肩を回し、腰がスエーしないよう理想的な軌道で十分なフォロー・スルーに持ってゆく。合っているかどうかは別としまして、このようなものが過去の体験や知識を基にした大脳の学習結果なのですが、これはエピソード記憶ではなく、「意味記憶」と呼ばれるものです。 ならばエピソード記憶とは、あのホールでは上手くいった、さっきはここが不味かった、といったような個人的な事柄です。もちろん、体験の結果に違いはありませんが、このままでは、少なくともスゥイングの役には立ちません。ですが、大脳ではこのような体験を基に、次はどうするべきかという結果を導き出します。果たして質問者さんの仰る、過去10ホールの記憶をひとつに纏めるというのはこのようなことではないでしょうか。そして、ショットや素振りのときにこの反省記憶を念頭において繰り返し身体を動かすならば、それが小脳が運動学習において結果評価を行うための叩き台となります。 説明が長くて話が分かりづらいかも知れませんが、要は、大脳の命令で身体を動かした結果が小脳に学習されるということです。ですから結局、数多く練習するに尽きるわけですが、イメージ・トレーニングはそれなりに有効でしょうし、何も考えずにやるよりは、その過程で小脳に間違ったやり方や癖を覚えさせてしまわないことが何よりも肝心ではないかと思います。 では、ティー・グランドに立ったならばスコアのことは忘れ、過去の体験に基づく正しい結果をイメージします。そして、十分なトレーニングがなされているならば、大脳は風と距離を測り、この方向にボールを打てと命令するだけで、後は小脳がベスト・ショットを叩き出してくれるはずです(たぶん……)。 そろそろ時期も終わりですが、周りに差を付けようと思うならオフがチャンスですよね。来シーズンのハイ・スコアを期待します。

shimishun2005
質問者

お礼

懇切丁寧な回答ありがとうございました。 大変参考になりました。 感覚的に、過去のラウンドを思い出しながら、「あんな感じで振った時が良かったな」と、何となく良いスイングの「抽出作業」をしているのは分かっても、具体的にそれが何なのか分かりませんでしたが、それは大脳による「意味記憶」だったんですね。 引き続き勉強をして、心身共に向上できるよう、来シーズンに向けて頑張りたいと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.1

質問の意味は、よく理解できませんでしたが。 とりあえず、これだけははっきり言える事は、現在の脳科学では、残念ながら、脳の「情報処理の仕組み」は「全く」分かっていません。 ・低次元の、シナプス・ニューロン・コラムといった個々の生理学的な素子の動作の仕組み と ・ものすごく抽象化した、海馬という部位が(全体としてみると)記憶という機能を持っている、という観察的な知識 は、それなりに分かってきました。 しかしながら、個々の素子が動作することで、なぜ海馬が全体としてそのような機能を果たすのか、という「動作原理」は現在のところ全く未知です。 したがって、記憶のような高次の機能をどのようにしたら強化できるのか、脳科学から演繹的に言えることは全くありません。 例えるなら、遠い未来、現在の文明が失われた後の人間が、遺跡から「電卓」というものを発見した。 で、 ・この機械は、トランジスタという素子が大量に(100万個以上)集まってできている。トランジスタがどのような性質を持つ素子であるかは、だいぶ判明した。 ・この機械は全体として「計算」という機能を果たす ということは分かったのですが、なぜ、トランジスタを大量に集めると計算できるのか、トランジスタをのように組み合わせれば所望の機能を持たせられるのか、が全くわかっていない、ということです。

shimishun2005
質問者

お礼

神経回路の並びのようなもの?が、具体的にどういう機能、記憶に関わっているのかが分かっていなという事でしょうか。 コンピュータがこれだけ発達しても、人間の回路はまだまだ未開の地なんですね。 大変勉強になる回答、ありがとうございました。

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