住宅のコンクリートの設計基準強度について

このQ&Aのポイント
  • 住宅のコンクリートの設計基準強度は24N(呼び強度27N)となっており、水セメント比は50%です。
  • 長期優良仕様の場合、設計基準強度は30Nが推奨されることがありますが、実際の要件では24Nでも十分です。
  • 上記のコンクリートの設計基準は妥当であり、スランプ18cmも要件を満たしています。
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住宅のコンクリートの設計基準強度について

地下1階(RC)地上2階(2×4)長期優良仕様にて新築中、現在掘削が完了したところです。 構造の仕様書を見ると、コンクリートの設計基準強度が24N(呼び強度27N)、スランプ18cmとなっています。 長期優良なので水セメント比は50%なのですが、設計基準強度の24Nは妥当なのでしょうか? ウェブで色々調べてみると長期優良の場合30Nと出てきたりします。 構造設計者に聞いたところ30Nはやったことがない、過剰設計であると思う、とのことでした。 水セメント比の規定はあっても強度の規定は無いようですが(24Nでスランプ18cmならOK?)、 実際、上記の仕様は妥当なものかご意見いただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yagoogle
  • ベストアンサー率22% (21/92)
回答No.3

30Nと言うのは構造耐力でほしい値ではなく耐久性でほしい値です。 木造で耐力だけで30Nと言うならそりゃ過剰設計ですよ。 ここでいう強度値とは基礎の寿命を求めるための値と思えばいいでしょう。 どういうことかと言うとコンクリートの中性化による鉄筋の腐食防止のための強度値です。 コンクリートはアルカリ性なので鉄筋の酸化、つまり錆から守られています。 ところがコンクリートは空気中の炭酸ガスの浸透で表面から徐々にアルカリ性から中性化へと進行していきます。 そこで高強度のコンクリート(ここでいう30N)にすることによって コンクリートの組織が緻密になるわけです。 さらに水セメント比が小さくコントロールされると空隙の少ない緻密なコンクリートとなり 空気中の炭酸ガスが浸透しにくくなるので結果コンクリートの中性化の進行が遅れ鉄筋が長期間錆の発生から守られることになります。 つまり基礎の耐力がほしくて高強度のコンクリートを選択するのではなく 建物を何年使いたいかによって求める強度値なんです、 なぜ寿命を強度で表現するのか言うと今言った強度が高いほど組織が緻密になり中性化がしにくくなる。つまり耐久性を圧縮強度に置換できる。と言うわけです。

seenaseena
質問者

お礼

ああ、そうですよね。 やはり劣化対策として必要な値ということで問い直して考えたいと思います。 わかりやすい説明ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • inon
  • ベストアンサー率20% (773/3794)
回答No.2

F35の基準です。 <コンクリートの品質等について、原則として、次のすべてに適合するものとします。 スランプ コンクリート強度33N/mm2未満の場合:18cm以下 コンクリート強度33N/mm2以上の場合:21cm以下 単位水量 185kg/m2以下 空気量 4~6%(日最低気温の平滑平年値の年間極値が0℃以下の地域のみ)> このあたりで安心されたらどうでしょう。 他の回答者が答えておられますが、構造計算でNGになっていなければ問題無いと思われます。 長期優良住宅で30Nとでていると言われましたが、どこに掲載されていましたか? 

seenaseena
質問者

お礼

上記数値については自分でも確認していたので良いと思っていたのですが 24Nという数値だけがいいのかどうかわからなかったのです。 長期優良住宅で30Nという根拠は 劣化対策等級3の規定で100年持つ構造→JASS5で30N(ちなみに24Nで65年) というところからです。 24Nでもご説明の通り構造的に問題無く、長期優良に合致するのであれば良いのかなと理解します。 ご回答ありがとうございました。

  • shorun
  • ベストアンサー率42% (133/310)
回答No.1

>水セメント比の規定はあっても強度の規定は無いようですが(24Nでスランプ18cmならOK?) 質問文ではコンクリートの強度に焦点をおいているように読み取りましたが 別のところから考えてみましょう。 材質比較  鉄は木より強い 品名 棒  【クイズ】 鉄の棒と木の棒どちらが強いか 【正解は】不明です。 理由は、太さがわからないので答えられません、     同じ太さなら材質どうりに鉄の棒が強いが、細い鉄筋より太い丸太の方が強い。 以上ように考えると例え24Nの生コンでも十分な厚さがあれば、30Nの薄いコンクリートよりも頑丈になり得ます。 水セメント比が50%なら、耐久性はあり、強度も多分24N超になると思います。 要は構造計算通りのコンクリート厚さと鉄筋量であれば問題ありません。 結論は、 構造計算書と設計図を見て、次の条件 24Nの設計強度で構造計算した (計算上の厚さ+かぶり厚さ) 並びに(鉄筋量) が満足しておればOKです。

seenaseena
質問者

お礼

24Nの設計強度で構造計算した (計算上の厚さ+かぶり厚さ) 並びに(鉄筋量)ついては問題無いと思われます。 気になっていたのは24Nという数値に対してだしたので、いただいたご説明でかなり納得できます。 早速ご回答いただき、ありがとうございました。

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