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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:最小分解体)

最小分解体と拡大次数、中間体

このQ&Aのポイント
  • f(X)=X^4-7∈Q[X]の最小分解体を求めるには、拡大次数[L:Q]を求める必要があります。
  • L/Qの中間体で、Qの2次拡大であるものをいくつか挙げることができます。
  • K=L∩Rとすると、L/Kが2次拡大であることが言えます。

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回答No.1

(1) これまでと同様です。 f(X)は素数7についてアイゼンシュタイン多項式なのでQ上既約。 よって、M=Q(7^(1/4))とおくと[M:Q]=4 f(X)の根は、±7^(1/4), ±i7^(1/4)の4つ。よってL=M(i) また、M⊂R, L⊄R より[L:M]=2 従って[L:Q]=[L:M][M:Q]=8 (2) (1)のM=Q(7^(1/4))がL∩Rであることを示す。 M⊂L∩R は明らか。一方、L⊄Rより、[L:L∩R]≧2。[L:M]=2だったので、[L∩R:M]=[L:M]/[L:L∩R]=1しかありえない。 つまりL∩R=M=Q(7^(1/4))。以後問題文にならいQ(7^(1/4))=Kとかく。[L:K]=2 はすでに示した通り。 K≃Q[X]/(X^4 -7)に同型な体はf(X)の他の根を付け加えた体。これらの内、 K=Q(±7^(1/4))は同じ体 Q(±i7^(1/4))も同じ体 である一方、K≠Q(i7^(1/4)) なぜなら、仮にK=Q(i7^(1/4)) とすると、K=K( i7^(1/4))=Lとなり、[L:K]=2に矛盾するから。 よって問題のK'は一つだけ存在し、K'=Q(i7^(1/4)) (3) 全て挙げると、 Q(i), Q(√7), Q(√(-7)) これらがL/Qの中間体であることは明らか。 (4) Q上の最小分解体はすべてのQ上の共役元を含むのでガロア拡大。(逆にQのガロア拡大はあるQ係数多項式の最小分解体になる) ガロア対応を知っていれば、ガロア群Gal(L/Q)の位数2の正規部分群を見つけよ、というのと同値な問題。 知らなくても(3)から、2つの2次体を組み合わせて、 Q(i, √7)はQ上4次拡大と見当をつけることができる。 まず、Q(i), Q(√7)はそれぞれQの2次拡大なのでガロア拡大。よってQ(i, √7)もまたQのガロア拡大。 Q(√7)⊂R, Q(i, √7)⊄Rより、[Q(i, √7):Q(√7)]=2。よって[Q(i, √7):Q]=4 つまりM=Q(i, √7)は問題の条件を満たす。 そこで、例えば、i+√7のQ上の最小多項式を計算すると、 (X-(i+√7))(X-(-i+√7))(X-(i-√7))(X-(-i-√7))=X^4-12 X^2 +64 であり、明らかにQ(i+√7, -i+√7, i-√7, -i-√7)=Mとなるので、Mを最小分解体とするようなQ係数多項式 X^4-12 X^2 +64 が構成出来た。 (5) ユークリッドの互除法の問題です。 f1=(X^2-3)(X^3+8), f2=(X^2-4)(X^4-9) とおきます。f1, f2 には明らかな共通因子があるので括りだしておきます: つまり、 h=(X^2-3)(X+2) g1=(X^2+2 X+4) g2=(X-2)(X^2+3) とおくと、 f1=h×g1 f2=h×g2 です。 J = (f1, f2) = h・(g1, g2)なので、(g1, g2)を求めれば十分です。 (g1とg2が互いに素なので最大公約多項式は1になるはずで、それを確かめます) g1よりg2の方が次数が高いので、g2をg1で割ると、 g2=(x-4)・g1+(7x+10) 次にg1を(7x+10)で割ると、 g1=(x/7+4/49)・(7x+10)+156/49 いま、(7x+10) = g2 -(x-4)・g1∈(g1, g2) よって、156/49 = g1-(x/7+4/49)・(7x+10)∈(g1, g2) よって1∈(g1, g2)が分かった。 つまり(g1, g2)=Q[X] 従って、(f1, f2)=(h) つまり、求める多項式はh=(X^2-3)(X+2)

gollira2012
質問者

お礼

わかりました。本当にありがとうございました。

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