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行列Mの最小多項式pの存在証明

こんにちは皆様いかがお過ごしでしょうか? [問]与えられた行列Mが最小多項式pの解であるようなpの存在を示せ。 に難儀しております。どうぞご教示ください。 因みに最小多項式とは正方行列Aに対してf(A)=Oとなる多項式f(x)の内で次数が最低 で最高次の係数が1であるものをAの最小多項式といい,m_A(x)で表す。 です。

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回答No.1

n×n 実行列 M に対して,  I, M, M^2, ..., M^m を考えます. n×n 行列を n^2 次元ベクトルと見れば,n^2 次元線型空間に 線型独立なベクトルは高々 n^2 本しか存在しません. 従って,この行列たちは十分大きな m に対して線型従属です. この行列たちが線型従属となる最小の m を取ります. このとき,ある実数 a_0, ..., a_m が存在して  a_0 I + a_1 M + ... + a_m M^m = 0 が成立します.m の最小性から a_m ≠ 0 が成立するため,  p(X) = a_0/a_m + a_1/a_m X + ... + X^m は p(M) = 0 を満たします.m の最小性から,これよりも 小さな次数の多項式で q(M) = 0 なるものは存在しません. よって,p が M の最小多項式です.

Arice123
質問者

お礼

有難うございます。意味が分かってきました。 I,M,M^2,…、夫々をn^2×1の行列(縦ベクトル)と見立てると確かにn^2+1以上で一次 独立では出来ませんね。必然的に一次従属となってしまいますね。 それで最小多項式なるものが存在するのですね。 理解できました。

その他の回答 (1)

noname#221368
noname#221368
回答No.2

 #1さんのようにやらないと、点数がもらえないような気はします。また、ケーリー・ハミルトンの定理への途上なのかもしれないとは思いましたが、周辺情報として言えば、ケーリー・ハミルトンから、最小多項式の存在は自明になると思えます。  n次正方行列の特性多項式を、φ(λ)(n次のスカラー多項式)とした場合、スカラーλを形式的にAでおきかえた行列多項式、φ(A)については常に、   φ(A)=0(行列として0) となるので、m_A(x)の存在は、n次以下で保証されます。

Arice123
質問者

お礼

有難うございます。意味が分かってきました。 I,M,M^2,…、夫々をn^2×1の行列(縦ベクトル)と見立てると確かにn^2+1以上で一次 独立では出来ませんね。必然的に一次従属となってしまいますね。 それで最小多項式なるものが存在するのですね。 理解できました。

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