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猫に関する疑問
- 猫が体を掻くしぐさは緊張をほぐすためのしぐさなのか
- 猫のしつけと悪戯について
- 猫の食事についてとキャットフードの成分
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質問者が選んだベストアンサー
少々補足です。 1… その他、掻痒感がなくても意味もなく掻くこともあるでしょう。 人も特に意味もなく掻いたりすることもありますので。 3… 猫草について。 猫草を食べることで毛玉を吐かせるのは、長毛種の猫でなければ特に不要です。 (個人的には、長毛種も代替方法がベターと思います。) 消化・排泄が滞りなければウンチに混じって出ますのと、吐く行為が生き物にとってあまり好ましいことではないです。 猫草は絶対あげないてという獣医師もいます。 猫は食物繊維を分解する酵素を持っていないので、繊維豊富な猫草は、そういう意味でもあまり好ましくないかと思います。 5… ミアキスについて。 ミアキスはほとんどの肉食哺乳類の祖先で、犬や猫も同じ祖先と考えられています。 恐竜が絶滅したのは約6500万年前です。 少し後の6000万年位から生息していたクレオドンが進化したのが、密林で昆虫やネズミらしき生き物などを食べる体長20~30cmぐらいの大きさの肉食獣ミアキスです。 森を離れたミアキスは、犬の祖先と言われるディニクチスへと進化し、森に残ったミアキスがプロアイルラス(プロアイルルス)からプセウダイルルス(プセウダエルルス)と進化します。 ここから猫は多種多様に進化し、猫がいなかったオーストラリアと南極大陸をのぞく世界中に広がっていきます。 6… 猫の集会=ギャザリングについて。 猫の集会の意味は諸説あって、はっきりした理由は解明されていません。 一説には、母猫が子猫をお披露目する場=地域猫として容認してもらう場でもあるそうです。 お食事事情に問題がなければ、野良猫はテリトリー争いもせず共存し、集会も開きます。 育児する雄猫について。 まだまだ少ないです。父性愛の強い雄が、子猫を母猫のように育児するのは、 (ちょっと舐めたり遊んでみたり、などは別物で、) 保護・譲渡も含め数百匹と暮らした中でも、今のところ一匹くらいしかいません。
その他の回答 (4)
猫も個体差、個性というものがあるわけですからすべて当てはまるとは思いませんが、人生のほとんどを猫と暮らしてきた経験からお答えします。 1.あまりそういう意図で掻くことはないです。本当に痒い時に掻きます。 緊張をほぐす意味では掻くよりも体を舐めることの方が多いです。 2.猫が人間の気をひくために悪戯をすることはあまりありません。 人間にかまわれたくない動物ですから(個体差がありますが) ただ子猫のときは遊んでほしくて人間にモーションをかけてきたりします。 お腹がすいて餌が欲しい時には飼い主の周りにまとわりついたりします。 猫を躾けるという場合、猫を人間に従わせるのでなく人間が猫の環境を整えることを言います。 猫にいじられたくないものは片付けるとか入って欲しくない部屋は締め切るとかです。 犬のような躾けは猫には不要で不可能です。 3.猫専用の草というのも売ってます。 猫は毛づくろいをするので胃に毛玉がたまります。それを吐き出すために繊維質の草を食べます。 4.猫のひげに神経は通ってません。猫がひげを噛み切るなんて見たことも聞いたこともありません。 5.猫に大型小型の区別があるとは知りませんでした。犬っぽい猫はなかにはいるでしょうけど。 6.認識がちがってますね。猫は古来から人間によって飼われ繁殖した動物です。 決して野生動物ではないのです。とくに飼い主を持たない野良猫はどこの国にもいつの時代にもいますが。 猫の集会は目撃したことありません。もしあるなら人間の目に触れない場であるんでしょうが、実際そのようなものはないと思います。 発情期の猫がつるんでる姿を集会のように人間が思ってるだけでしょう。 そして父猫が育児をするという話も聞いたことありません。
お礼
回答ありがとうございます。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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1.緊張を解くためかも知れないけど、ただ単に痒かったかもしれません。 どちらかというと、緊張を解くための行動は顔を洗ったり、毛づくろいをします。 2.飼い主の気を引くための悪戯は飼い主に対して行います。 鳴く、噛みつくぐらいです。 構わないでいると猫もいい加減諦めます。 噛み癖が直らないのは人間の我慢が足りないだけです。 しつけができないと言うより、猫の扱い方・習性を知らないだけなのです。 3.それは嘘。 生きたネズミを食べている分には必要ないかもしれませんが、猫にとっても植物性の食物繊維などは必要です。 (生きたネズミの胃の中に植物が入っていて、そこから植物性の栄養素を摂っていました) 猫草を食べて毛玉を吐き出す行為もしますが、吐き出すよりも食物繊維で糞として毛を排出するほうが楽なのです。 4.猫のひげに神経が通っていることは事実ですが、仲間同士でひげを切りあったり母猫が子猫のひげを噛み切ることはありません。 そもそも猫のひげを噛み切れるような歯の構造をしておりません。 5.先祖が同じ生き物です。ミアキスという動物です。 また、犬もネコ目の生き物です。 大型猫だけではなく、普通の大きさの猫も犬のような性質の子がいます。 我が家の巨大猫はマイペースで犬っぽくないですし、体の小さな子のほうが犬っぽいです。 逆に小型犬が猫化してきているという話を耳にします。 6.猫の集会も猫のイクメンもそんなに歴史が長くない行為です。 猫の集会は放し飼いをするようになって、野良猫に餌を与える人が現れてから。 猫のイクメンは一部の愛猫家がカップル飼いをするようになってから。 実はそれらは猫にとっていいことではないのです。 人間の自己満足に猫がつき合わされているだけなのです。 本当の習性を知り、そのための環境を整えて付き合うべきです。 本来の猫の飼い方と犬の飼い方が現在主流の飼い方と逆転しているんですよね。 猫はつなぎ飼い、犬は放し飼いがいいらしいけど、伝染病予防のために犬も猫もつなぎ飼いが理想なんですよね。。。
お礼
とてもどれも参考になるお話ばかりでした。 回答ありがとうございました!
- Sauce2000
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続きです。 4… 外から見える部分の猫のひげには神経はありません。神経が通っているのは毛根部分ですので、やってはもちろんダメですが、猫のひげを切っても痛みはありません。 他猫とケンカでひげが千切れることはありますが、 (ガチンコバトルは正面対決です。顔に傷があるのは強い猫、体の後ろのほうにあるのは逃げ傷=弱い猫です。) ひげだけ狙って引っこ抜くわけではありません。 母猫は子猫のひげを食いちぎったり引っこ抜くことはしませんが、生まれた子猫を食べてしまうことは時々あります。 5… あくまで私見ですが、大型の哺乳類は、その種類の原始的性質を特徴として持っているように思います。 犬や猫の小型種は、人為的に作られたものも多いです。 犬の場合、大型犬も小型犬も心臓は同じ大きさですし、目玉を小さくすることが不可能なため、チワワや狆のような出目犬がいるわけです。 近親交配を除き、無作為に掛け合わせていけば、原種に近い体躯、性質の個体に近づいていきます。 遠い祖先は犬も猫も同じですから、犬のような気質と体格の猫も出てくるのかもしれません。 ポメラニアンとか、時々馬鹿でかいのが生まれますね。 6… 性質、社会性に通常の猫と違う子でしたら、本人の意思と望みを優先するのが、親としての責務になることもあるかと思います。 ただ、それもやはり猫の心を本当の意味で汲み取り、接してあげることが大切で、マニュアルはないと思います。
お礼
参考になります。
- Sauce2000
- ベストアンサー率78% (104/133)
1… それは、動物行動学の上では「転位行動」(カーミングシグナル)と呼ばれ、全んどの種が大なり小なり示すものです。 一瞬の歓喜、興奮、欲求等が水の泡に帰した時のショックを鎮めるために起こす行動で、何とか気分転換をはかって常態に戻るために努力する姿形ということです。 よく見られるものとして、 (1)飼い主や他の猫と遊んでいるときに、突然遊ぶのをやめて毛繕いを始めたり、手足を舐めたりする。 (2)寝ている時に頭を撫でたりして起こすと大きな欠伸をする。 この欠伸は、寝ているところを起こされて内心は怒っているけど、その怒りを鎮めるための転位行動です。 (3)狙っていた獲物に逃走された時、持ち上げた前肢をペロペロ舐める。 (4)撫でられすぎてイライラし、歯や爪を立てた後、興奮を沈静するため毛繕いする。 野生動物にとって狩りは欠かせない行為ですが、危険も伴います。 その為、興奮してくるとオーバーヒートを防ぐ為にちょっと別の行動をとり、気持ちをクールダウンさせて冷静さを取り戻す必要があります。 どんな場合も冷静沈着な判断が必要で、感情が昂るまま、我を忘れて敵に隙を見せるのは危険です。 欠伸も舌なめずりも、また毛繕いも命を守る重要な意味を持つ行為です。 人間にも転位行動はあります。 失敗して頭を掻いたり照れ笑いしたり、イライラして八つ当たりするなどがそうです。 2… 犬のしつけと違って、猫に入る数少ないしつけは、トイレと爪研ぎくらいです。 (この2つも、心身のストレスや疾患などでオシャカになることが多々あります。) 精神的飢餓感からくる悪戯=問題行動は、基本は愛情でカバーします。 ただ、その愛情も、猫の本音、気持ちの裏を丁寧に汲み取り、状況に応じたケアが大切と思います。 全力で愛情を注ぐこともあれば、愛情の押し売りにならないさじ加減でめりはりをつけることもある、 そこは親としての飼い主さんの日頃の裁量だと思います。 3… 炭水化物の糖質は、デンプンやブドウ糖(グルコース)などです。 ブドウ糖はそのまま吸収されますが、デンプンは加熱調理しブドウ糖に換えなければ猫は消化吸収することができません。 猫は犬よりもデンプンの消化吸収能力が2.5倍も劣り、蛋白質・脂質・複合炭水化物を含む様々な食べ物の消化を助ける消化酵素である膵酵素(アミラーゼ)も犬の方が3倍高く、また猫の小腸は炭水化物の吸収速度を調節することができません。 だからといって、炭水化物が全く必要ないかというとそうでもなく、例えば野外で自給している猫はネズミなどの小さなほ乳類を捕まえたときに頭からシッポまで丸ごと食べます。 もし、ネズミが穀物を食べていれば、ネズミの腸の中には未消化の穀物(炭水化物)があり、それも猫のお腹に入るわけです。 このように自然界では、必要な栄養素を様々な形で体に取り込むことができる仕組みに成っていますので、肉食からだけでは得られないビタミンやミネラルなどの微妙な割合の栄養素を補うために、炭水化物は猫にも有効だと考えられています。 長くなりましたので、再度投稿いたします。
お礼
参考にします。回答ありがとうございます。 ためになりました!
お礼
丁寧に3回も回答をしてくださりありがとうございます。 とても詳しい方なのですね。 勉強になりました。 ミキアスのことは知っていましたが、そのような進化の過程を解けていたとは知りませんでした。