二つの点で誤解してます。
まず最初の誤解から。
痩せるかどうかという点において基礎代謝は何の関係もありません。
消費カロリー>摂取カロリーなら痩せる、消費カロリー<摂取カロリーなら太る。これだけです。
消費カロリー≠基礎代謝です。
詳しく言うなら、
一日の消費カロリー=基礎代謝+食事誘導性熱生産(DIT)+活動代謝
という関係にあります。
健常者では「食事誘導性熱生産(DIT)+活動代謝」の部分で基礎代謝の30%以上ありますから一日の摂取カロリーを基礎代謝以下にしてしまう食事メニューは「ハードな食事制限」になります。
よって「ハードではないけれど基礎代謝以下の食事」というのはあり得ません。多分「消費カロリー」の間違いでしょう。
次の誤解ですが、リバウンドというのは短期的なものだけではなく、5年くらいの長期的な年月で見てあげる必要があります。痩せてから1、2年の間はスマートな体型を維持していたけれど、5年も経つといつの間にかおデブちゃんに元通りという人は非常に多いです。
痩せた後、5年間体型を維持できれば、多分残りの人生はそのままずっとその体型を維持できるでしょう。
5年間体型を維持できるかどうかは減量の方法とはほぼ無関係です。それよりも痩せた後に太らない生活や習慣を身につけられるかどうかにかかっています。緩やかに痩せることは悪いことではありませんが、それだけで痩せた後5年以上その体型を維持できるわけではありません。
ダイエットは体重を落とすことより、落とした後にその体重を維持することの方がはるかに難しいのです。