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陶芸の釉薬について

noname#21649の回答

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noname#21649
noname#21649
回答No.4

>比重計も持っております。 使い方と有効桁の問題をご存知として. 普通の釉薬の原料の平均的な真比重が2.5. 釉薬と水の割合が.いろいろ有りますが.大体1対1. ということを念頭において。 まず原料の水と混ざっている釉薬の比重を測定します。 一定の量を測りとって.素焼きの鉢にても入れて.水を飛ばして.(本来は110度C2時間でこうりょうしますが).乾燥後.再度重さを量ります。 これで.全体量と水分量の重さがわかりますが.原料の新比重を先に上げた2.5として.原料の容積を推定します。 以上の作業により.適当に計り取った水の混ざっている釉薬の水を除いた重さと混ざっている水の量が計算で求められます。釉薬の沈降が早くてきれいに計り取れない場合には.セロゲン(大文字のCMC)等の沈降防止剤を使用してください(目安として.目いっぱい強く攪拌して.1%セロゲン水溶液を少し足してゆくと(足してせいぜい30秒程度で全体に均一に分散するような強い攪拌が必要).ある時に急激に粘性が下がります。この分量が小文字のcmcです。小文字のcmcの2倍量のセロゲンを足して.十分かき混ぜて.更に同量のセロゲンを足してください。ここまで行うのに10分程度の短時間で終了すること。かき混ぜが不充分だったり.投与量にばらつきがあったりすると.変なだんりゅうが出来たりして始末に困ります)。セロゲンのナトリウムが妨害になる場合があります。そのときには.うどんこ糊でも馬鈴薯でんぷん糊でも使ってください。 以上の捜査により.適当に容積で計りとった水の混ざっている釉薬に含まれている.固体の重さ(乾燥重さ)がわかりますから.乾燥重さに対して必要な材料を1%なり2%なり添加します。ところが.この「1%」の重さが実は10mgとか5mgとかの分量になってしまうと.上皿天秤が使えません。どうしても化学天秤などが必要です。が.化学天秤なんて面倒なものを使えませんから.手抜きします。 100倍ぐらいに薄めたセロゲン1%(1%でなくても良いですよ。どうせきれいに解けませんから)の水溶液に.2g程度の添加するものを入れます(普通の上皿天秤は100gなので.2g以上でないと性格に計れない)全体の量を100mlとすると.1mlをコマゴメピペットで計りとると.0.02g取れます。注意点として.コマゴメピペットの精度は2桁ないのです。どのくらいの分量になるか.は.あらかじめ何mlとると.何グラムかを天秤を使って校正しておいてください。 注意点として. 吸い取る量と吐き出す量は異なること。特に粘度が変化すると即変化するので.セロゲンがカビて使えなくなるまでの2-3日に1回校正すること。というか.2-3日で全部終わるように実験計画をたてること。 取り出すときの圧力とたれている時間で吐き出す量が変化するので.常に一定の量を測り取れるまで.天秤とにらめっこして練習すること。 最後にセロゲン溶液の作り方。 ポリビンを1つ用意し.どこまで入ったらばたとえば500mlであるかを調べて.あらかじめ線を引いておくこと。注意点として.傷つけてはならない。 中に煮沸殺菌済みの室温程度の水を2-3割程度入れる。 セロゲンを1%分(500mlビンならば5g.実際にはうまく解けないので1gでも同じようなものです)入れて.手で振ります。多分.中身は塊になるはずです。 手で握りつぶすなり.素足でポリビンを踏むなりして.内圧をあげます。すると.一部分解けます。これを何回か繰り返します。あきたらばやめます。1週間も続けていると解けます。翌日も翌々時つも解け方が代わらないと感じたら.水を2-3割足してください。最後に全部解けたらば.規定の水を足します。 腐る可能性があるので.開封しないこと。腐ったらばあきらめてください。防腐剤は今は何でしょうか。昔はホルマリン1%を使っていました(だから手に触れると痒くなる)。 「煮沸殺菌済みの室温程度の水」を「煮沸殺菌済みの室温程度の水を使って作った1%ホルマリン溶液と読み替えてください」 焼き物等の化学工学では.乾燥原料1kgあたり....と計算します。もし.関係したどなたかにそうだんすることがあるならば.乾燥原料1kgに対して水をどのくらい.....と整理しておくと楽でしょう。

cherry-peaker
質問者

お礼

大変丁寧な補足を有り難うございました。 作り方も丁寧に教えて下さったので頑張って作ってみようと思います。プリントアウトして保存版にしておきます!本当に有り難うございました。

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