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俳句の意味
伊藤園のお茶のパッケージに俳句が載っているのを見て、意味がわからないものがありました。 「待春(たいしゅん)の真四角でない豆腐」 という俳句です。 北海道の66歳女性が投稿したもののようです。 豆腐は「とうふ」とは読みませんよね? どう読むのかと、この俳句の意味を回答お願いします。
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俳句の妙味を味わうには、二章一句、ニ物衝撃を理解するといいでしょう。 ★二章一句で二物を衝撃させる句 1つの句の中で、2つの別々のイメージをぶつけ、その微妙な(つかず離れずといいます)関係を味わうというのがあります。2つのイメージが相乗効果を発揮し、絶妙な味わいが生まれたりします。 花の雲鐘は上野か浅草か (松尾芭蕉) 桜が咲く時期の曇り空。これが1つの章。鐘の音が聞こえる。これがもう1つの章。その鐘は上野か浅草か。ボーンという金の響きと、花の雲のどんよりとした感じが、えも言えぬ世界を描き出しています。 菜の花や月は東に日は西に (与謝野蕪村) 菜の花が咲いている。これが1章。そして空の光景。これが2章。菜の花という地上の眼前の景。そして、月が東、太陽が西(ということは夕日)。広大な空の景。それがぶつかり合って、衝突していますね。 これと同じように、 待春(たいしゅん)のーーー1つの章 真四角でない豆腐ーーー別の章 この2章が衝突している、しかも呼応しているーー これでわかりますか? 春を待つ気分ーーそれとみずみずしい、しかも角のないような(丸いとまでは言っていませんが)豆腐ーーこの2つが衝突していますね。 以上、補足説明でした。
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- coai
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待春なので、季節は冬ですね。 北海道で冬の豆腐というと、高野豆腐(凍み豆腐)が浮かびます。 北海道と高野豆腐で検索してみると、お雑煮にも高野豆腐が入っていたりするみたいですね。 それの切り方のことかな?とも思ったのですが、なんとなくイマイチ感が拭えない。 とくに、三角に切るとか丸く型抜きするとかの流儀もなさそうだったので、『真四角でない』でお雑煮をしめすという解釈に無理がありそう。 わざわざ『三角』とか『丸』じゃなくて、『真四角でない』って表現するからには、『真四角でない』に意味がありそう。 そこで、私はこう解釈しました。 冬の北海道なので、高野豆腐の生産風景を思い浮かべました。 普通の豆腐を凍らせて製造するので、水分が凍ると体積が増えて少し膨らむ。 あるいは氷が溶けて水分が抜けて、へこんでシワシワに。 そんな状態を、『真四角でない』と表現したんじゃないかな? 冬に高野豆腐を作るために、豆腐を屋外で凍らせている風景。 待春なので、凍った豆腐を風にさらして、溶かして水分を飛ばしている風景かも知れません。 そんな冬の風物詩とも言える光景を見ながら、凍った豆腐の氷が融ける様子に、待春の気持ちを託して重ねて詠んだ句。 もしそれが合っていたとすると、「待春(たいしゅん)の真四角でない豆腐」の最後の『豆腐』には、本来は『しみどうふ(凍み豆腐)』とルビを振っていたかも知れないとも感じました。 印刷の関係でルビを省略したという仮定で、そうすると5・7・5にしっくりくるので。 色々と勝手な想像で埋めた勝手な解釈なので、まるっきり的外れかも知れません^^
お礼
回答ありがとうございます。 やはり解釈が難しい俳句のようですね。 知人が割と興味深い解釈をしていました。 豆腐とは見た目のことで、実際は雪景色を表していると。 それが山に積もったものなのか、湖などに積もったものなのかはわかりませんが、何かに雪が積もりに積もって真四角になり、温かくなってくるとそれが溶けて真四角でなくなり、待ち遠しい春がやってくる、というものです。 伊藤園のページに説明がないか見てみましたが、どうやら大量に選ばれた作品の内の一つだったようです。 個別に説明などは書かれていませんでした。
- Him-hymn
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「待春(たいしゅん)の真四角でない豆腐」 豆腐は「とうふ」です。 真四角でない豆腐があったりします。 ↓のお豆腐も丸いですね。 http://tome.9pon.tv/navi/222 でも、私たちには意外ですよね。真四角でない豆腐と言われると。 その意外性が俳句の1つのツボです。 それに、春を待つ心を添えました。 みずみずしい豆腐と、四角でないというやわらかさがうまくでた句だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 「とうふ」と読んでいいのでしょうか。 2文字も字足らずだと、いまいちしっくりきません。 だからといって「まめくされ」ではなさそうですし。 Him-hymn様の解釈が私にはどうも理解できません。 これは私の勉強不足ですので、回答自体は全く問題ないです。 四角くない豆腐に春を待つ心・・・?? やわらかさ・・・ ごめんなさい、よくわからないです。
お礼
補足説明ありがとうございます。 まだ理解できたようなできていないような感じです。 今回俳句の意味が気になったのはたまたまで、元から興味があったわけではありません。 しかし俳句はなかなかに奥が深いですね。 機会があれば勉強してみようと思います。