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○藤という名字
佐藤,加藤,伊藤…など○藤という名字が藤原氏がらみ(どうからんでいるかは失念しましたが…)というのはよく聞きますが, 1:全体的に○藤という名字は全国に多い名字の上位にランクインしているように思えますが,なぜ多いのかその由来などご存知でしょうか? 2:特に東日本,さらにしぼれば北海道,東北に多いような気がしますが何か理由,由来があってのことでしょうか? といったことをお伺いしようかと思いまして,質問するカテゴリーが適切でないかもしれませんが,投稿させていただきました。ご存知の方いらっしゃいましたら回答よろしくお願い致します。
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○藤という名字の由来は#1の方や#2の方が既に答えていらっしゃるので省略。 さて。 手元の『全国名字辞典』によれば、県毎の名字ベスト20の内、佐藤・斉藤など「藤」の字がつく名字がどの地域に多いかを、一位なら20点、二位なら19点...というような荷重をおいた荷重平均を用いてチェックしてみました。すると 北海道・東北 65.4 関東 68.6 北陸 50.3 中部 77.8 近畿 40.4 中国 66.2 四国 41.0 九州 43.7 というような結果になり、総じて東日本が多いことが分かります。東北が多いというよりは、近畿・四国・九州が少ないといった方が適切ですね。 少ない理由は、#2の方の指摘の通り、この地方の土着勢力の支配力が強かったか、或いは藤原氏(中臣氏)以外の勢力(例えば奈良の菅原氏(土師氏))が強かったからでしょう。
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- 2199
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佐藤、伊藤は藤原家を補佐するという意味、加藤は加わる、近藤は藤原に近く、遠藤は遠い、須藤は須らく藤、即ち藤家にべったりという意味です。苗字は武士が互いに識別しあったり、自分の出自を明らかにするためにつけたものです。○藤は自分藤原家との関係を示すために名乗ったものでしょう。侍がさぶらふ者であった時代の名残とも取れます
- reny
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名字自体を国民全員が称するようになるのは明治以降ですが、その際にも各家の祖先伝承が影響しています。 藤原姓は公家のほとんどが藤原系であることから分かる通り、その末裔の数だけでも半端じゃありませんし、国司や地頭として派遣され土着してしまった一族も半端な数じゃありませんでした。そうした一族の末裔が各家の伝承として藤原系の名字を名乗っている為、数が多いのだと思います。 東北には奥州藤原氏の被官だったと言う伝承の家が多い地域だからかなと思いますが、北海道は明治以降の植民地です。東北からの移民が多かったからでしょうか?移民した人たちの出身藩や出身地域を調べると分かるかもしれませんね。 蛇足ですが他の名字ですと、例えば、鈴木はその家が熊野権現を氏神として祀っていたことから、熊野権現の社家本家である鈴木氏から名字をもらっています(勝手にでしょうが)。熊野権現は新田開発や荒地開発の守護神ですので、鈴木姓の家は分家して土地の開墾に従事した農民子弟の末裔が大部分を占めているようです。本家の名前が細川だろうが市川だろうが、その分家は鈴木を名乗ってしまうわけですから日本でもっとも多い名字になってしまうのも当然ですよね。
- 6dou_rinne
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東日本に○藤が多いのは、藤原氏に限らず源氏、平氏もですが平安時代には東日本にこれらの子孫が受領として赴任し現地に定着して武士になりましたが、周りにも同姓が多くてわかりにくいので苗字をなのるようになりました。 このとき藤原氏の場合には○藤といように藤の字を残した苗字が多かったということです。もちろん実際には藤原氏でないのに権力者にあやかったという場合も多くあります。 西日本の場合は東日本に比べて権門や土着勢力の支配力が強かったので受領の子孫が定着しにくかったために少ないといわれます。
お礼
さらに詳しい解説,ありがとうございました。
- zasawaqa
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1. 歴史上有名な藤原氏の流れをくんでいる家系と、近代に入り一般人も苗字を名乗るようになったときに藤原氏にあやかってつけた家系とがいるらしく、そのせいで多いと聞いた事があります。 2.歴史で聞き覚えのある奥州藤原氏の関係じゃないでしょうか。
お礼
1:本当に藤原氏に関係ある家と関係ないけどつけちゃった家とがあるってことでしょうか。 2:なるほど。 早速の回答どうもありがとうございました。
お礼
多数の回答ありがとうございました。まとめての御礼になってしまいますが,ご了承くださいますよう…。