- ベストアンサー
日本人の苗字についての意味と由来
- 日本人の苗字について調べると、よく見られる苗字とその意味があります。
- また、日本人の苗字は明治以前には存在しておらず、どのようにつけられたのかも気になるところです。
- さらに、面白そうな苗字には御手洗や我孫子、猪股などがあり、これらの由来も知りたいです。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
お願い(1)できれば以上のよく見られる日本人の苗字に含まれる意味をご説明くださいませんか。 ※鈴木・・・紀伊地方(和歌山)では、刈り取ったあとの稲束を干したものを「すずき」といったらしいです。それに漢字をあてたものらしいです。 ※佐藤・・・歴史で有名な藤原という名字の派生系のひとつです。 由来はいくつかあるようです。 藤原+佐(昔の役職)から 新潟県佐渡島に住む藤原さんから 栃木県佐野に住む藤原さんから ※田中・・田の中 地形由来 ※山本・・山の本(ふもと) 地形由来 ※渡辺・・昔の職業 船で人を運ぶ仕事に従事した人々の職業名 ※高橋・・橋は川を渡る橋ではなく 天と地を結ぶ高い梯子(はしご)から ※小林・・小さい林 ※中村・・古い時代、未開拓の場所にできた本拠地を中村といいます。同じ意味で本村・本郷。 ※伊藤・・藤原という名字の派生系 伊勢(三重)に住む藤原さんから ※斎藤・・藤原という名字の派生系 斎宮頭(役職)の藤原さんから お願い(2)日本人の苗字のつけ方は何でしょうか。明治以前にはなかったそうですが。 明治以前まで日本人の名前は氏(うじ)と名字がありました。 氏は 同じ血族のグループ名(蘇我・葛城等) 朝廷内の職掌(役職)から物部、大伴 など 天皇から姓を賜わり新たに命名された氏 藤原、橘、源、平、豊臣など 名字は出自を同じくする者が各地に増え、「氏」を区別する必要から、在地領主が居住地や官職に由来する名称を名乗ったことに始まります、藤原から伊藤・斎藤・近藤などのように。 ですので現在の中国・朝鮮半島と同じく公式の氏の数は限定されたもでした。 例えば、公式には 織田信長は織田(名字)上総介(官名)平(氏)朝臣(姓)信長(名前(実名)) 徳川家康は徳川(名字)右大臣(官位)源(氏)朝臣(姓)家康(名前(実名)) です。 江戸時代ぐらいになると武家・僧侶・公家以外では公式には豪農・商人などのように限定された人しか 名字が認可されていませんでしたが、実際は多くの人がもっていました。 明治になり戸籍を作る時に名字がないのは不便ですので法律により全員に名字が義務付けられました。 自由な登録でしたので、姓で登録した人、名字で登録した人、新しく考案した人が存在します。 新しく考案した人ではある町では港町では、「釣」、「網」、「魚」、「波」、「海老」などの名字を登録し、商人町では 「米」、「菓子」、「酢」、「飴」、「風呂」、「桶」、「大工」、「豆腐」、「味噌」と商売をしていた物を名前に登録しています。 ですので日本では、数多くの名字があります。 お願い(3)日本人の苗字の中に、御手洗、我孫子、猪股など面白そうな苗字がありますが、その由来は何でしょうか。 ※御手洗(みたらい)・・トイレではありません。神社の入り口にある手を洗う場所のことです。 ※我孫子(あびこ)・・・いくつかの説がありますが、網曳(あびき)・・魚を集団でとっていた集団の名から転じたもの ※猪股(いのまた)・・・地名由来 発祥は不明 仮説 いのしし(猪)の住む森・山から分かれる場所(また・又・股)住む人という意味かと
その他の回答 (6)
- kyo-mogu
- ベストアンサー率22% (3398/15358)
名字も「小鳥遊」と書いて「たかなし」という言葉遊びもあります。鷹がいないからという理由で。 年末か正月ぐらいの特番で名字についての番組がありました。オンデマンドで見られたら良いのですが。 名字だけでも色々とありますし、同じ名字でも地域によって読み方が変わることもあります。「東海林」とかいて「しょうじ」さんと「とかいりん」さんと分かれますね。 ここだけで語ることが出来ないほどです。
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2712/13696)
日本人の名字には大きく分けて2通り有ります。一つは先祖代々のもので、中には千年以上受け継がれてきたものがあります。天皇家、公家、大名、侍、名字帯刀を許された豪農などです。それ以外の平民には名字はありませんでした。何とか村の伊助などと読んで区別していました。 明治になって戸籍制度が作られ、平民も名字が必要になりました。鈴木でも佐藤でも、どう付けてもよかったのですが、多くは文字が読めて学のある地元の有力者に頼んで付けてもらいました。その際たんぼの中にあるから、田中とか、山の下に住んでいるから山下などという分かりやすい名字が多く選ばれたようです。 後藤、佐藤など藤がある名字は、飛鳥時代から公家を排出した名家、藤原家にゆかりがある名字と言われています。それ以外にも徳川とか小林、山本、坂本など大名、侍でも自然地形にちなんだ名字が多いのは自然を敬う日本の風土によるものかも知れません。例に挙げられている我孫子、御手洗、猪俣などは何かの土地の謂われや出来事にちなんだものでしょう。
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1962/11743)
分かる部分だけですが 日本には○藤という苗字があります 伊藤 加藤 後藤など この藤がつく苗字はすべて藤原氏の子孫と言われています では藤の前につく文字は何を意味するのか? これは国司として赴任した旧国名です 藤原氏は一族が非常に多くややこしかったので赴任先の国名を取って苗字にしたと言われます つまり加賀(今の石川県)の国司の藤原氏は加藤 伊勢(今の三重県)・伊賀(今の三重県北西部)の国司の藤原氏は伊藤 近江(今の滋賀県)の国司の藤原氏は近藤 という具合です ちなみに斉藤という苗字は 伊勢神宮の宮司(斉名)をしていた藤原氏が斉藤と名乗ったのが始まりとされています
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14683)
苗字の由来は、それごとに千差万別、沢山あります。必ずしも法則があるわけではありません。これは各国のファミリーネームと同じだと思います。 smithという名前に何か意味があるでしょうか?聖書由来の名前だったり、同じだけど全く関係は無かったり、色々だと思います。 先の方のリンクで親戚の珍しい苗字を検索してみましたが、聞かされている伝説とだいぶ違います。もちろん、聞かされている話はおとぎ話のような荒唐無稽な話なので実話とは思えませんが。源氏の子孫と書かれていましたが、こちらでは平家の1武将の子孫と聞かされています。平家とも源氏とも直接の関係は無いと。 つまり、偶然に同じ苗字なだけで由来は全く別物です。
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
その名前の意味は判りませんが、日本が明治になった時点で 平民も苗字を名乗る事になりました ですが、今まで使っていなかったのに、いきなり名乗れと言われ 困惑する方が殆どだったそうです それで、その村の有力者に相談して決めたケースも少なからずあると思われます 例えば、石川県の某所の場合 ある村の庄屋の方が、自分の敷地内に大きな杉の木が生えていたので 『杉本』と名乗る様になりました で、その他の住民が自分の苗字をどうしたらいいのかと相談され それじゃ、村を中心にして自分の住んでいる方角を名乗れば良い と、言う事になり、それぞれ『東』『西』『南』『北』と名乗る様になりました じゃあ、中心部の人達どうなるのって事で、その地域の方は 『中』と名乗る様になりました コレ嘘の様で本当の話 ↓ http://www.tvkanazawa.co.jp/article/program/apg_detail.php?apg_id=273 ですので、勿論由緒ある名前にはそれなりの由来があるのでしょうが 中には、この様な例もあると言う事で・・・
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
- IDii24
- ベストアンサー率24% (1597/6506)
このスペースではむりでしょう。 こちらをどうぞ http://myoji-yurai.net/
お礼
ご熱心なご説明ありがとうございました。
お礼
他の方へのお礼を書いている途中ご返事をいただきました。待っていた正解のようなご説明ありがとうございました。 相当詳しいご返答ですので、あらためて感謝いたします。日本語教師の仕事をよくして日本人の優しさを世界へお伝えいたします。