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建築の基礎
100年住宅、200年住宅という宣伝を見ますが、 コンクリートの基礎部分の寿命はどうなのでしょうか。 昔は、コンクリートは60年と言われていましたが、現在の工法は どうなのでしょうか。アンカーボルトの寿命はどうなのでしょうか。
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本格木造建築は、基礎には基礎石を使います。御影石が多いですね。 石はコンクリートと違って1000年単位の耐久性を持っております。 現在では、高耐久コンクリートというものが開発されており、耐久性は100年までは大丈夫という事になっています。 高層ビルと同程度の耐久性を狙う木造100年住宅なら、鉄筋コンクリートの基礎でも可能です。 勿論、内部配筋はエポキシ樹脂被覆をします。 なお、300年以上を狙う高耐久木造建築では土台は使用せず、石場建て工法を取りますので、アンカーボルトはありません。 柱と基礎石の緊結には金属板ではなく、アラミド繊維シートを使って300年耐久が射程距離になります。 ご存知かと思いますが、基礎の上に土台と呼ばれる横臥材を置くのは、柱の建て方を簡略化するのが目的であって、本来の日本建築は木材を低い位置で横に使うことはいたしません。木材の繊維は縦方向に走っており、これを横に使えば、水分を排出しにくくなり、乾燥が保てずに、100年未満で腐朽したり、また腐朽せずとも水分が多い状態ではシロアリに狙われてやはり300年の耐久性が保証できないからです。
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- 江戸川 コナン(@hanasuke12)
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こんにちは。 ご質問に即答は難しいです。 材料だけで考えてみましょう。 コンクリートの命は圧縮強度です。 理想的な状態であれば、60年くらいならまだ強度はわずかながら強くなっているはずです。 しかし施工される建物として考えた場合、理想的な状態にあるはずがありません。 アンカーボルトも、No.1様がおっしゃるように金属としての耐久性を持たせなければなりません。 鉄は引っ張りに強いです。 しかし大敵は腐食。 コンクリにヒビが入ったり、中性化で鉄筋やアンカーボルトなどが腐食したらアウトです。 3つのパターンで懸念があります。 1.設計による 2.施工による 3.管理による 1.の場合、耐震基準が変わり計算上の強度が不足してしまう。 最近では昭和56年で線を引かれる耐震基準です。 元の設計が法律に適合しなくなるなんて、予想できるはずもありません。 ですので、建築確認が通るだけではなく、必要な強度で設計する必要があります。 2.の場合、たとえばコンクリを打設するときに作業員が床の鉄筋を踏んづけて曲がり、そのままになって「かぶり」が不足してしまう。 屋根の庇の下の鉄筋がサビで腐食し、爆裂してコンクリが落下するケースです。 住宅のアンカーも、設計で考えているのは理想的な入れ方ですから、実際にどのように入っているのかを必ず現地で確認しなければなりません。 「ぐんにゃり」と曲げられている可哀そうなアンカーもありますが、内外装を貼ってしまえば見た目にはわからなくなります。 位置を間違えたアンカーを重視して、土台側を大きく切り欠いてしまうダメダメパターンもあります。 もし基礎にヒビが入ったら、原因の究明と対策が必要です。 3.の場合、住宅ではありませんが、コンクリの建物躯体は長期に耐えても、中枢神経である機械設備(配管やダクト類)や電気設備の更新ができないと寿命を迎えることになります。 古い建物はインフラの更新を考えていないのです。 もちろんNo.2様の言うように、建物の定期診断(点検)やメンテ(手入れ)が必要なことは言うまでもありません。 すべてを総合して計画し、注意して施工し、入念に維持管理すれば、鉄筋コンクリートに関しては相当の耐久性が期待できるはずです。 あと、使い捨ての発想も止めることですね。
お礼
計画、設計、メンテナンスをきっちりやることで長い寿命が得られるわけですね。 有難うございました。
- atelier21
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ノンメンテナンスで100年は持たないと思います 建物には多数の材質が使われ 其々の性質は違い 寿命に差があります 宣伝文句に惑わされない様に 内容を良く良く吟味しないと誤解しますよね
お礼
第三者で、公正なメンテナンス業者の存在が期待されますね。 有難うございました。
お礼
確かに日本建築は石でした。 100年まではコンクリで、それ以上は石ですか。 石は考えていませんでした。 参考になりました。 有難うございました。