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「ところが」の使いかた

「一所懸命勉強した。ところが、合格できませんでした。」 この文は、日本語として自然でしょうか。 わたくしは、この文はやや不自然のような感じがしますが。 「ところが」のいちばん大きな特徴は、後件に(話し手が)予測していない事態が来るところにあると思います。しかし、「(一所懸命)勉強」と「不合格」の背後に、明らかに因果関係、即ち「(一所懸命)勉強すれば、合格できる」が隠れていると思います。こういう場合、 「一所懸命勉強したが、合格できませんでした。」のように、「が」を使うほうがいちばん自然だと思いますけど。 わたくしの感じは、正しいかどうか、 わたくし教えていただけないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.2

 質問者さんの違和感は、正しいです。  Aだ、ところが、Bだった、という文脈の場合、AならばBだ、というかなり強い結びつきといいますか、因果関係の流れがある場合に使います。  一生懸命勉強したからと言って合格できるなんてほど、世の中の試験は甘くありません。  可能性としては不合格になる場合・人間のほうが、圧倒的に多いのです。  したがって、「ところが」を使うのは不自然です。  使っていいのは、例えばこんな場合です。  「先生たちは口々に『絶対に合格する』と断言してくれました。模試でも合格可能性85%以上ばかりでした。私より悪い成績でも、先輩たちは100%合格していました。ところが、私は不合格でした』  逆に、一生懸命勉強してても合格できないのが試験ですから、不勉強なら不合格は間違いないので、  「ヤツは全然勉強しないで、遊んでばかりいた。ところが、ヤツは合格した」  という言い方はアリです。  質問者さんの例文の場合は、前半と後半の丁寧さがちょっとあっていない感じ(間違いとは言えない程度)ので修正して (1) 一所懸命勉強した"が"、合格でき"なかった"。      不満、結果に対する怒り。      セリフではなく地の文か、独白部分に使う。      読む時は、ふつうの「が」。強いアクセントあり。 (2) 一所懸命勉強した"のに"、合格できませんでした。      悲しみ。涙声。女性的イメージ。 (3) 一所懸命勉強した"のですが"、合格できませんでした。      冷静な事実伝達。若干、ふてくされぎみな感じ。      鼻濁音の「が」。アクセントなし。 (4) 一所懸命勉強した"にもかかわらず"、合格できませんでした。      悔しさ、無念さ、男泣きのイメージ  などがよろしいかと思います。  ちなみに、「一所懸命」は古風な言い方で、今は「一生懸命」がふつうですね。  

lisuocheng86
質問者

お礼

お礼を言うのが遅くなりまして、本当にすみませんでした。お答えは大変参考になりまして、どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.4

音のならびです。 「した」と「ところが」が、た行だからです。 そういうのを嫌うのが日本語の特徴です。 「勉強したんです。ところが落ちたんです」 「勉強した。しかし落ちた」

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.3

 こんにちは。問題の文章を先ずは比較してみます。 (1)「一所懸命勉強した。ところが、合格できませんでした。」 (2)「一所懸命勉強したが、合格できませんでした。」  この二つの文章は「どこが」異なっているでしょうか。(1)では2つの独立した文章「(主語なしもしくは省略されている)勉強した」と「合格できなかった」を逆接接続して一つの文章とした形です。  これに対し(2)は「見かけ上」では独立していない2つの文章を「が」で接続して1つの文章にした形です。ですから文章の骨格からみれば、主語が省略されているが述語部分のみがある文章としてとらえることができます。  では次の段階として「文章の要素」から見た時にはどうなるかとの問題になります。(1)では一生懸命に努力したとの事実があって、その背景には努力すれば合格することができるとの話者の意思が働いていることがわかりますね?。「けれども」そうした意思とは別な結果が出てしまったとの事実を対比並列的に述べていることもわかります。この部分は(2)でも同じです。ですので「因果関係」とお考えであること自体は間違いではありません。  しかしながら、「後件に(話し手が)前件とは予測していない事態が来るところにある」との理由だけで、それが自然ではないとの説明には至らないといえます。  文法的なお話しをするならば、「ところが」と「が」は共に接続助詞であり、元々は「ところが」は形式名詞「ところ」に格助詞「が」が付いた形でそれが接続詞として扱われる形に変化しただけの話であり、本質的には同じものです。  質問者様が違和感を感じるのは、一つの文章で事実関係を全て表現するか、あるいは順序をおって表現するかの何れを好まれるかとのレベルの話ですので、何れが誤りであるとは言及できないことになります。恐らく質問者様はせっかちな方なのでしょうね。

回答No.1

この場合、「~にもかかわらず」が宜しい。 《一所懸命勉強したにも拘らず、合格できませんでした。》 「が」、「ところが」は同種にて、ともに、やや品位に欠ける嫌いあり。 というより、これでは、一所懸命の勉強の度合いそのものが疑わしくなりそう。 自分なりに「一所懸命やったのに何か文句でもあるの!」と言うかのような、やや、投げやりなニュアンスさえも漂う。

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