• ベストアンサー

日本の山道について

日本の山道には普通車の通行すらままならない道路が無数にありますが、なぜなのでしょうか? 単に建設費を抑えるため? それとも、その道路が建設された当時は現在とは違い、軽トラ程度の通行しか想定されていなかったため? 教えてください。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.2

奈良時代に作られた諸国の国府を繋ぐ街道はローマが作った街道も顔負けの素晴らしいものだったことがだんだん分かって来ていますよ。幅20mもあり、土をしっかり締め固めた道が真っ直ぐに伸びていました。これによって中央集権の律令制を確立させようとしたのです。ところが武家が政権につくと封建制を敷いたため、京都や鎌倉などの政治の中心都市と地方都市との人や物の交流が極端に減ったのでそんな道路が必要ではなくなってしまい、更に江戸時代を仕切った徳川政権は防衛上の理由から街道の整備を意識的に行なわなかったのです。ですから東海道ですら箱根峠を越える道は驚くほど狭い道でしかありませんでした。従って大量の物資の輸送はすべて船ということになってしまい、道路の整備はないがしろにされました。そして明治政府になると、輸送は鉄道という方針を立てたため、道路の改良は殆どされまいまま戦後まで道路整備はほったらかしでした。そして昭和33年になってやっと自動車を通すための国道整備が行なわれる運びになり、イギリスから技術者を呼んでアドバイスを貰うことになったのです。やって来た英国の技術者は『日本に道路というものが全くない。あるのは道路予定地だけである。』という言葉を遺して帰って行きました。そこから道路整備五ヵ年計画を繰り返して現在の高速道路を含む近代的な道路網が完成したのです。しかしこれは国道だけのことで、県道、市町村道となると未だに未舗装の道路さえ残されている有様はご存じのとおりです。しかし、国民は公共投資を悪とし、道路整備費が大幅に削減されたため、これが改善される見込みが殆どなくなってしまっています。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (4)

回答No.5

No.3回答者:daibutu_puririnさんの回答の通りでしょう。 軍事道路のような場合を別にすれば、人が歩行するだけの道で十分です。 牛馬も、人が歩行する道でほとんど通行できます。 道路は建設もコスト(人手など)が必要ですが、道路を維持するのも大変です。 律令制度で官製の立派な道路が作られましたが、律令制度が崩壊し、中央集権から戦国や幕藩体制のような地方分権になれば、そうした官製の直線で広い道幅の道路は維持されなくなり、多くは耕地などに転換されてしまいます。 山道に限らず、漁村や都市(町)でも、昭和25年に建築基準法が出来たりする以前の建築や敷地が基本なのでしょうが、家と家の間の路地は人がすれ違うのがやっとというものが大半だと思います。現在でも、昔からあると思える町に行くと自動車が通れない道がたくさんあります。中には途中から階段があったりもします。先が細くなる道路では、相当手前に自動車の通行は出来ないという表示が出ています。おそらく軽トラックも通れないだろうと思います。 山道はもともと作業用のものが大半で、別の市町村に行くための山道は現在は自動車が通れるように整備されているはずです。山は結構凸凹しています。道幅だけの問題ではなくて、自動車が通れるようにするには、傾斜も自動車が登れるようにしなくてはなりません。また斜面を横切るように作られた道は支持強度がないので雨で崩れ易く、迂回して道を作るようなことも頻繁にあります。そのようなところに自動車が通れる道幅で斜面を切ったら、そこから崩壊することも多発します。むやみと幅広い山道を作るのは危険なことでもあります。 山羊ほどの登坂力やバランス感覚はないですが、人ならば、馬が通れないような山道でも十分に歩き、荷物を運搬できます。道が崩れたりしても、比較的簡単に迂回することも可能です。必要にして十分な山道があるのだと思います。 なお、こうした山道があるのは、日本だけでなくて、世界中どこでも同じようなものだと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • toshineko
  • ベストアンサー率44% (258/575)
回答No.4

日本の山々は、地質がもろく崩れやすいから。 車が悠々通れるような広い道を通そうとすると、 斜面崩壊を防ぐための対策費用が莫大にかかります。 (対策費をかけても崩壊する道路も多々あります) 一日数台~数十台くらいしか車が通らない道路にお金を掛けるのは、 費用対効果からみて無駄だということですね。 すれ違いが所々で出来る程度で十分間に合います。

参考URL:
http://www.zenchiren.or.jp/tikei/zeijaku.htm
全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#188107
noname#188107
回答No.3

>なぜなのでしょうか? そもそもそれらの道が開かれた時は 車が通るという発想さえなかった時代だからです。 人力、牛車、馬車、木橇、、、、そういうのが 運搬の主役だったわけです。 今でも、田舎の集落に行くと集落内は そんな時代のニーズにあった道の広さです。 だから軽自動車が何とか通れるか通れないかくらいなんです。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • 9875548
  • ベストアンサー率13% (20/148)
回答No.1

山道とは林道のことですか? 林道は山での作業の為に造られた道ですから、 日常普通車の通行は考えていません。 一般道ではありません。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 山道に強い軽自動車は?

    宜しければ教えて頂きたいのですが…。 母が近々軽自動車を乗り換えることになりましたが、土地柄かなり狭い道や急勾配の山道、ある程度荒れた未舗装私用道路の走行などなかなかハードな使用になります。 今まではスズキのアルトを愛用していました。もう20年ぐらい乗り続けており、素晴らしい車種とはいえ流石にぼちぼち限界のようです。 そこで探しているのが… (1)軽自動車であること (2)入手しやすい現行販売車種であること (3)軽トラやジープといった外見からして「いかにも」な車種ではないこと (4)車高がそこそこ確保されていること(低いと車庫前の道で底をこすりまくります…) (5)急勾配での切り返しに強い、トルクが強いエンジンであること …母の要求を列挙しますとキリがないので以上に絞りますが、軽自動車にお詳しい方がいらっしゃいましたらおススメを教えて頂けませんでしょうか…。 宜しくお願い致します。

  • 山道は燃費が良い?

    皆さんよく燃費が悪くなる条件に 「街乗りが多い」「山道走行がある」 と言う意見が多いですが、前者の方は納得がいきます。 ただ、後者の山道は燃費が悪くなるっていう理論が納得出来ません。 確かに、坂道を上るときには平坦地に比べ燃費は悪化しますが、下りの場合は、今の車は殆ど燃料カット機能が付いているみたいなので殆どエンブレ=燃料消費0の状態か、アイドリング程度の消費だと思います。 普通山道を登ったら絶対に下りますよね。(又は下ったら登る) なので平均燃費は郊外並になると思うのですが。 私の場合は 街乗り:13km/L 郊外:15km/L 高速:16km/L 山道:15km/L といった感じなのできつい目の坂(1速か2速でしか登れないような坂道)でも大体同じ結果が得られます。 これで何か間違っている部分はあるでしょうか? よろしくお願いします。

  • 山道って、このくらいのスピードで走れなきゃダメなんですか?

    ある山道(制限30km/h)で必ず煽られるのですが、今日は車列の最後尾で追いかけてみました。 そうしたら制限速度なんてとんでもない。ちょっと直線があれば70km/h程度出します。道が狭いので、対向車が来るたびに強い恐怖を感じます(頼む!ぶつからないでくれ!と)。カーブもあまり減速しないので、すごい遠心力を感じますし、タイヤも高い音で鳴ります。 そんな走り方だったので、途中で懲りていつもの走り(制限+10程度)に戻りました。そうしたら1分もしないうちに後ろから別の車が来て、ハイビーム攻撃されました・・・。 しかし、車列はいわゆる走り屋の車ではなく、車列にいるのはワゴンや営業車、軽といった、ごく普通の車です。 それを考えると、山道ってこのくらいが常識なのだろう、そしてそれができない私は運転の技量が不足しているのではないか。そんな風に感じてしまいました。 どう思われますか?

  • 日本の道路建設が終わる日は?

    道路特定財源の扱いを巡って、与野党の攻防が繰り広げられています。 勿論、一国民としてガソリン税は下げてもらった方が助かるのですが、自民党が主張するような 「地方では道路建設の必要性が訴えられている、地方を見殺しにする気か!」 という意見にも一理はあるように感じます。 ただ考えてみれば、広々とした立派な道路が日本国中に出来れば良いのは良いでしょうが、一体いつまで、どこまで道路建設をしろと言っているのでしょうか? 日本の道路がどのような状態になれば、「もう新規の道路建設は要らない」 という事になるのでしょうか? 国交省が言うような総延長1万4千キロですか? もし、それでも足りないと言う地方の声があったら、どうなるのでしょうか? さらにその先、目標が2万キロ、3万キロになり、もう一つさらに10万キロが目標となる可能性は? 私見で恐縮なんですが、道路建設は地方の建設業者を食わすのが本当の目的と聞きます。 道路ではなく道路建設の発注が欲しいのだとも聞きます。 事実であれば、「日本に道路関連の建設業者がある限り、永遠に道路建設は終わらない」 とも考えられるように思うのですが、どうでしょうか? 新規道路建設が終わる日って、あるのでしょうか?

  • チュニジアでの電車

    先日チュニジアに行ってきました。 そのとき電車に乗ったのですが不思議なことに電車が左側通行で走っています。 建設時はフランス領だったと思うので左側通行だったはずです。 今道路が右側通行で鉄道が左側通行は台湾とエジプトしかないと思っていました。 これらはどちらの建設時日本とイギリスですからこうなっています。 どうしてこうなっているのか知っていたら教えてください。 またメトロやTGMはどちら側通行でしょうか。

  • 道路の建設費用

    はじめまして。道路工事に関する事でとても良い回答をしていらしたので、質問させてください。 日本の道路で、国道の様な大型自動車が通行できる片側2車線の道路を建設するとすると、予算・費用・資金などはどのぐらい掛かるのでしょうか? 例えば、○○号を建設した時はこうでした。と言った物でも結構ですので、宜しくお願い致します。

  • 日本道路公団について

    日本道路公団は高速道路以外の道路も建設していますよね?それは高速道路とどのくらいの割合で建設しているのでしょうか…?知っている方、または調べられるサイトを知っている方、おしえて下さい!

  • 100年後~2000年後の日本はどうなってると思いますか?

    100年~2000年後の日本はどうなってると思いますか? (例)経済がスパコン管理によって安定するようになる (例)リニアモーターカが実用化され時速1000キロで 東京ー大阪間がわずか30分で結ばれるようになる (例)高速道路が時速200キロで通行可能になる (例)1000メートル超超高層ビルが建設される など

  • なぜ小さな自治体でも道路が欲しいのでしょうか?

    昨日の報道番組で、小さな自治体で道路の整備をどうするかという問題を取り挙げていました。 途中から見たのですが、道路整備を急ぎたい議会と建設局の圧力に対抗して、途中で工事中断を決断した市長の苦悩がテーマだったと思います。 見ていて気がついたのですが、日本中どこに行っても道路建設を要求する自治体が多いですが、たとえ建設費の半分以上を国が負担するとしても、何分の一かは地元自治体が負担するシステムになっているはずです。 全くの無料サービスではありませんよね。 昨日の番組でも、少ない予算の中から毎年数億円程度の予算を捻出しなければならず、強引にやろうとすれば、地元病院の維持費や教育予算を削る必要があると聞きました。 なぜ、そんな犠牲を払ってまで道路整備が急ぐ必要があるのでしょうか? とても疑問です。 というのは、日本中どんな田舎に行っても、道路が無い村はありません。 隣の村に行くのに、昔のように山道を歩いて行くような場所もありません。 ただ、道路幅が狭いとか、迂回しているので遠回りだとかの不便さはあると思います。 それでも地元の住民は 「それなりに」 生活をしているはずです。 新道路を建設しなくたって、ちゃんと生活できるはず。 仮に新道路が出来たって、「今までより便利になる」 程度だと思います。 今まで30分かかったのが、10~15分で行けるようになった程度だと思います。 狭いとか、遠回りだとかの不便はあっても、舗装された道路は既にあるはず。 そうでないと、今まで人が住めるはずがありません。 医療費や教育費を削減してまでも、なぜ道路が欲しいのか理解できません。 「道路なんかより、毎日の生活が先だろう」 と普通は思うはずですよね。 広い道路が整備されたって、村が滅んでしまったら、何の意味も無いと思うのですが ・・・

  • ローマの地下鉄の進行方向

    先日ローマに行き地下鉄に乗りました。 地上の道路や国鉄はヨーロッパ一般の右側通行だったのですが地下鉄は日本と同じ左側通行でした。 どうして地下鉄だけ走り方が違うのか理解できません。 たとえば別の国に支配されている時に作られた場合はその支配した国の方式によって建設されます。 近いところでは台湾の国鉄は日本が作ったので左側通行になっています。 イタリアではこのようなことはないと思うので理由がわかりません。 ご存じの方是非教えてください。