• ベストアンサー

金融緩和って具体的に何をするの?

usktの回答

  • uskt
  • ベストアンサー率49% (361/733)
回答No.3

再度のご質問ありがとうございます。 回答が行き届いていなくて申し訳ないのですが、日銀の購入するものは、基本的には国債などの債権か、株や土地のファンド(株の場合は、指数連動型投資信託、土地の場合はREIT型投資信託)など、対価としての物が発生しないもの、お金のやり取りだけのものになります。 国債などの債権は、最終的には償還されることで日銀に戻ってくることになりますし、ファンドも金融商品ですので、簿価資産として日銀の資産となり、最終的にはこれもどこかの時点でまた円貨に戻されて、償還されることとなります。 ですから、金融緩和で流通した円は、徐々に償還されて日銀に戻っていくということになり、この償還の時点で金融緩和の役割が終了していれば償還して終わりですし、まだ必要であれば、戻ってきたお金でまた何か買うことになります。 現実には、短期の国債の買い入れは、いつも行われており、また短期証券による外貨取引など他の用途もあって、日銀の国債保有残高は逓増していっています。 日銀の円の流通量の調節としては、銀行への貸し出し額や、銀行からの預金額の調整が、いちばん一般的なのですが、現状ではお金を使いたがる人がいないので、これがあまり機能しておらず、債権やファンドを買いいれる必要が生じています。 しかし、こういった買い入れを行う必要がなくなるくらいのインフレになっていれば、市中に出回るお金を調節する手段は別にあるので、金融緩和で出したお金は、日銀の中へ戻しておこうということになるでしょう。 通貨供給量は、国の信用の下に調整されているもので、現実に何かの対価として存在するわけではないので、金融緩和で出ていったお金がきちんと戻るのか、あるいは戻らなくていいのかが、そんなに厳密に問われないあたり、なんとなく不思議な気もするのですが、日銀もそのあたりのさじ加減に厳密な基準を持っていないので、「過度な金融緩和はインフレを招く」として、あまり無定見に金融緩和を行うことは避けようとしているという事情もあります。 ご参考になれば。

tkmyh
質問者

お礼

たびたび回答いただいて本当にありがとうございます! モノは償還されて出した金額も戻ってくるんですね。そうすればインフレになったときにタイミングを見計らって銀行側がモノを再購入できるわけですね。

関連するQ&A

  • >米国が追加金融緩和に踏み切るとの観測が強まったことを背景に円を買って

    >米国が追加金融緩和に踏み切るとの観測が強まったことを背景に円を買ってドルを売る動きが広がり >日銀の追加金融緩和による円安誘導効果は限定的との見方から、円買いドル売りが拡大した。 アメリカの金融緩和はなにをするのですか?、日本の金融緩和はなにをするのですか? 教えてください。

  • 金融緩和の修正について

    日銀の金融緩和が修正されるそうですが、どんな影響がありますか?なぜ、もっと早く修正出来なかったのですか?

  • インフレに強い資産と日銀金融緩和について

    皆さん、お世話になります。 表題の件で質問です。 質問1)6月の日銀の追加金融緩和の発動について 今週6/16木、日銀の金融対策会議をまじかに控えておりますが、 金融緩和は発表されるでしょうか? 市場では6月に発動確率は30%と聞いておりますが、 来週Brexitを問う国民投票選挙を控えており、強い円高の傾向が続いており、 サプライズ的な可能性もあるとのとです。 質問2)インフレに強い資産 日銀は物価上昇率2%を目指しておりますが、天変地異等によるリスクも否まれません。 仮に著しいインフレが進んだ場合の資産として、 ずばり自給自足できる畑(不動産)と農業だと思いますが、みなさんいかがでしょうか? 以上、よろしくお願いします。

  • 日銀金融緩和、なぜもっと早くできなかったの??

    一昨日の日銀追加金融緩和決定により早くも1ドル80円に近づきつつありますが、どうしてもっと早く行わなかったのでしょうか? なぜ、もっと早く行えなかったのでしょうか? 意味もない単独介入でお金をどぶに捨てている間にできたと思うのですが?? よろしくお願いいたします。

  • なぜ買いオペが金融緩和なの?

    日銀が短期国債の買いオペすると銀行の資産勘定のうち短期国債が減って現金が増えるだけですね。これでも金融緩和なのですか?これだと広義の意味でのマネーストックは増えないですね

  • 日銀の金融緩和政策は当分続きますか?

    日本の国内では労働人口が減少、供給過剰により価格が下落 在庫が滞る・・・経済の縮小状態が続いているところに 今回の災害が発生。 隣国、中国での生産の拡大。(日本より安く大量に製造可能) このような状況の中で日銀の金融緩和政策は続き? かつ効果というのはあるのでしょうか? 物価下落を防止しインフレになるんでしょうか?

  • 金融緩和政策と医療について

    今朝の新聞で読みました、金融緩和についての社説にの一節に 「金融緩和はもっと大胆に行うべき・・・・・・略・・・・・・          外国人医師の受け入れ拡大の必要性もある・・・・・・」 とあったのですが、金融緩和と外国人医師受け入れとの間にどのような関係があり 何のために外国人医師が必要なのかわかりません。 ご回答よろしくお願いします。

  • 超金融緩和でも物価は上がらないなら、現金給付すれば

    我が国日銀のマイナス金利まで行う超金融緩和、EUを初め世界中が金融緩和をやってもデフレ傾向にあります。 賃金格差が拡大して多数の労働者の消費力が上がらず、一方でこれだけ金融緩和しても悪性インフレも生じていない。 ならば通貨を印刷させて政府が生活給付金として配ることはできなおものでしょうか。

  • 金融緩和によりめざす物価上昇について

     現在、日銀は金融緩和で物価の上昇に導こうとしていると思います。そもそも何のために物価を上昇させようとしているのでしょうか?物価が上昇することによるメリットがわかりません。  漠然と、企業の売上高増→業績回復→給与底上げ→景気回復、みたいなイメージはあるのですが、物価の上昇は、円安の影響などのマイナス面を価格に転嫁して吸収するだけで、その分が+αの儲けになるわけではないんじゃないかと思うのですが。 それでも物価を上昇させる意味といいますか大義といいますか、その辺を教えてください。

  • 日銀追加金融緩和---ドル安に?

    お伺いします。 日銀の追加金融緩和やそれへの期待がドル安につながるということがよく分かりません。 10/20のYahooファイナンスで 「今週の日経平均急回復には、日銀の追加金融緩和期待やそれに伴うドル安進行、米国景気の堅調、中国経済指標の改善、さらには長期で売られていた株のリバウンド狙いの買い――など、幾つかの要因があった。」 とありました。 通常、原理的には、金利下げや金融緩和を行うと、その国の通貨の価値は下がると思います。ブラジルも金利下げを数回やっていますが、レアル安は懸念されていたと思います。 あまりよく分かりませんが、市場センチメントというやつで、日銀の追加策で、円が期待できそう、ということで、ドルを売り円買いが多くなったということで、原理とは別の理由でドル安になったというような意味なのでしょうか?