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常用撮像感度の伸び方は?
D7000に加えてD700中古を買ってしまいました。 Jazzクラブなどで撮ることもふえ、常用感度を6400に対して数段高いカメラが欲しいのですが、撮像素子の技術的課題などから言って、何年で何倍になる、という予測はないのでしょうか?ムーアの法則からくる、3年で4倍DRAMの容量が上がりつづける、というように。 そんなこと書きながらD600は感度は同じでも軽くていいかも!と思っていますが。 どうぞよろしくお願いいたします。
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No.1です。 > なんだかD600はF8レンズでOKで、D700はF5.6までとか。 ・はい。 ただ、AFセンサーが測離に必要な要素は、光が「強い、弱い」よりも、光束の太さです。 新AFセンサーは、細い光束でも充分な測離精度が出せるようになりました。 > AFできなくてシャッターが切れなかったのがD600では切れるということなのでしょうか。 ・カメラの設定次第です。 AF測離決定前にもシャッターを切ることが出来ます。 AFモジュールのF5.6やF8.0、F2.8対応は、レンズから入光する光束(光の束の太さ)により左右されます。 詳しくは下記リンクをご覧下さい。 http://limi-ranger.seesaa.net/article/127056266.html 図「【位相差AFの原理図】と【AFに使用する光束の観念図】」 F8.0,F5.6,F2.8とレンズ絞り値が解放側に開くほど光束は太くなります。 F8.0,F5.6,F2.8とレンズ絞り値が解放側に開くほどAFセンサーのAとBの距離が離れます。(赤) 例えるならば、AFセンサーのAとBは人間の眼。 人間の両眼は平均で6.5cm離れています。 6.5cm離れた両眼で、立体視=測離しています。 もしも、人間の眼が2倍の13cm離れていたら、より一層、高精度な測離が可能になるはずです。 そして、人間の眼の間隔が短ければ測離精度は落ちる。 F2.8の光束は太く、その両端で測離すれば精度は高まる。 F8.0の光束は細く、その両端で測利してもF2.8より精度が落ちると言うことになるわけです。
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- kuma-gorou
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先に訂正させて頂きます。 誤)EOS5D Mark II ⇒ 正)EOS5D Mark III 本題から外れますが、f8とかf5.6対応位相差AFセンサーの話が出て参りましたので、簡単に仕組みを補足しておきます。 自分の目の前に「指を1本立てて」遠くを眺めると、指が「2本」に見えます。 コレは、左右の目に「視差」があるからです。 そこから、指に視線を移すと、指は「1本」に、且つ鮮明に見えます。つまり指に「ピント」が合ったと言う事です♪ が、撮影レンズは「単眼」。このままでは、「視差」の原理は活用できません。 そこで、撮影レンズのf2.8付近或いはf5.6・f8付近を通る光束の中から、180度相対角する2組の光束を選択し、人の目のような「視差」を作ります。 視差は、大きい程検出精度が上がるので、f5.6とf2.8対応センサーでは、2倍の精度があります。 位相差検出AFセンサー自体の仕組みは、結像面の後方にAF二次レンズと一対のAFラインセンサーを配置し、像の位相差を検出。 位相差のズレ幅から、後ピン・前ピンの判断と合焦からどれくらい外れているかを演算。この情報をレンズに伝え、レンズに内蔵したROMで駆動量に置き換えてピントを合わせます。 キヤノンHPから http://web.canon.jp/Camera-muse/tech/report/2011/09/ 次に、指を目の前に立てても闇では見えません。 視差の検出には、最低限の輝度が必要になります。これがカタログ等で記載されている精度保証の値で、EV-1~(ISO100)になります。 No1氏の述べておられる、積層式AFモジュールは、従前セルのギャップに回路を沿わせていたものを二階建て構造とし、回路の配線をセルの裏側に配置する事で、極力セル面積を確保し、感度アップを図る仕組みになっています。
- kuma-gorou
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イメージセンサーは、集積回路と事情が異なりムーアの法則の法則どおりにはいかないでしょう。 そもそも、集積回路も原子レベルが限界。実際、密度の向上は鈍化の方向にあります。 従って、画期的なイメージセンサーが開発されない限り、現状、高感度のS/N比の悪化は、画像処理プロセッサー(エンジン)に頼るところが大きいのが実情です。 もう一つは、No1氏も述べておられるように、低照度時における位相差検出AFモジュールの性能です。 これは、センサーにどれだけ光束を届けられるかで、シャッタースピードは無関係。レンズの開放値が小さい程、効果的です。 まぁ、常用感度の実用上限は、人それぞれかとは思いますが、現状、キヤノンEOS EOS5D Mark II・1DXが一番ではないでしょうか。
お礼
なんか、D800クラスだと光子の数が一画素155とかで、センサの問題ではないところにきているというサイトを見たことがあります。 それよりなによりAFが切れなくてシャッターが押せないのが最大の問題であることを理解しました。D800のF8対応、これはいけてますか?
- Postizos
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ライブスポットっておおかたはろくな照明もないお店の片隅という場合も多いですよね。 D600はファインダーはD700と同等のような感じですがAF性能とかはどうでしょうか むしろ重くなりますがD3sの中古を買った方がきびきびとした動きで気持ち良く撮れるのではないかと思います。 1Dxの51200、5D3の25600、D4の12800のサンプルもネット上にあります。 現在6400に対して数段高い感度をお求めということは、上記のカメラかもう少し解放値の小さな、明るいレンズを用意されたらどうかなと感じました。 今後の感度の伸びは不明です。
- x530
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・残念ながら、、、 センサー感度だけを無駄に稼いでも、AFモジュールが低照度について行けません。 デジタルカメラは、測定器でもNHKお得意の実験用低照度専用カメラでもないので。。。 =AFモジュール= 火曜日に発表されたペンタックスK-5IIには驚きの低感度AFモジュールが搭載されています。 それでも「輝度範囲:EV-3~18(ISO100、常温)」程度です。 実機発売前の噂ではEV-3~EV-1の間は、測離に時間が掛かるらしいから、ペンタだから使えるAFモジュールで、プロ御用達のキヤノン上位機種などでは使いづらいAFモジュール。 近未来で尤も可能性のあるAFモジュールは、キヤノン7Dに搭載されている積層式AFモジュール。 フォビオンセンサーを逆手にとった新技術の2層AFモジュールで、高感度&超高速&高精度の両立が図られたモノ。 (撮像面コントラストAFは位相差AFに劣ります) 余談ながら、ロンドンオリンピックではキヤノンEOS-1DXとニコンD4が真っ向勝負しました。 で、勝者は1DXでした。 勝敗を分けたのが、1DXに搭載された積層式AFモジュールの「高感度&超高速&高精度」でした。 7Dに実験的?に搭載された積層式AFモジュールは確実に進化しているようです。 =センサー= フォトダイオードを受光素子として使用するデジタルカメラの場合、物理的限界は現行感度の5倍程度で頭打ちデス。 だから、センサー感度だけで考察すると、実用感度は現行の2倍~2.5倍程度まで高感度化は図れる見通しです。 時期的な問題は、センサーの感度の方が実用化しやすい。 位相差やコントラスト利用のAFモジュールの方が進化しづらい技術です。
お礼
AFモジュールが追いつかないとダメですよ、というご指摘ありがとうございました。なんだかD600はF8レンズでOKで、D700はF5.6までとか。AFできなくてシャッターが切れなかったのがD600では切れるということなのでしょうか。
お礼
なーるほど。 今回の質問でみなさまに色んなことを教えていただきました。 ニコンカレッジで実践中心に教えてもらって、今回のように原理の深い話を聞かせてもらうと、また旅にでも出て写真を写すのが楽しみです。