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「に」について教えてください

「に」は時間、存在場所などの意味を表しますね。 例えば、 毎日6時に起きます。 部屋の中に机やいすなどがあります。 時間を表す場合、「に」は具体的な時間、 たとえば「6時」、「14日」、「3月」などを表すのに対して、 明日、来月などを表すことができません。 例えば、 「私は明日に東京へ行きます」は正しくないです。 ですから、ここでお聞きしたいのは、 なぜ「夏休みに、北京へ行きます」、「週末に何をしますか」、「休みに何をしますか」などの文は言えますか? 「夏休み」「週末」「休み」は時間名詞ではないですか? もしではなかったら、ここの「に」の働きについて、教えてください。 ありがとうございます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • TANUHACHI
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回答No.5

 こんばんは夜分遅くに失礼します。質問者様が日本語を勉強なさっている外国籍の方であるとの前提に基づいて少しばかりお話しをさせていただきます。  ターゲットとなっているのは「助詞としての[に]の機能」の問題ですね?。 品詞としての「助詞」は付属語ですので、それだけでは意味を示すことはできません。何かの言葉にくっつけて意味を示す性質の言葉です。そして「何に付くか」によって意味も異なります。 【助詞の種類】 一口に「助詞」といっても様々な種類があります。具体的には「格助詞」「並立助詞」「終助詞」「間投助詞」「副助詞」「係助詞」「接続助詞」「準体助詞」の8種類です。そしてこれらは「体言と用言何れに付くか」によって3つのグループに分けることができます 【体言だけに付く場合】 「体言」は名詞および代名詞だけで、主語になるものです。ですから活用しない言葉ともいえます。厳密にみればこれだけに付く助詞はありません(用言には活用形としての連体形がありそれと組み合わされる形で名詞的に機能する言葉があるため)。 【用言だけに付く場合】 用言は動詞・形容詞および形容動詞であり、述語として機能し活用変化する言葉です。これに付く助詞は「終助詞」と「間投助詞」のみです。 【体言と用言何れにも付く場合】 用言は活用する言葉ですから、その活用形には未然・連用・終止・連体・仮定・命令の形があり、活用語であっても「名詞に相当する」場合もあります。ですからこれに付く助詞は「格助詞」「並立助詞」「副助詞」「係助詞」「接続助詞」「準体助詞」の6つが含まれます。 では「に」はどのグループに含まれるでしょうか?。「格助詞」と「並立助詞」の何れにも「に」はあります。質問者様が「場所や時間」と理解されているのは[格助詞]としての「に」の一部の役割であり、「私は彼に本をあげた」などの場合は「私が働きかけている対象」を示します。これも[格助詞]としての「に」の機能です。  結論から申し上げます。質問者様は「明日に」との表現が許容されないのに「夏休みに」「週末に」「休みに」は何れも「時間名詞(この様な文法概念があるかどうかは疑問)」であるが、両者の間に違いがあるのはなぜか、との問題は成り立っていないともいえます。  「夏休みに、北京へ行きます」「週末に何をしますか」「休みに何をしますか」の3つの文章は「夏休みには、北京へ行きます」「週末には何をしますか」「休みには何をしますか」は何れも「[格助詞]に」+「[係助詞]は」が省略された形での「限定」を表す用法です。取り敢えずは「時間名詞」との不自然な考え方は捨てましょう。  もし「時間名詞」との考え方が正しいのであれば、「明日に」も同じ「時間を表す概念」ですから、その論理から言えば「私は明日に東京へ行きます」も成り立ってしまうことになります。  仮に「時間軸」に主眼を置いた文章ならば、「私は(遅くとも)明日には東京へ行きます」「夏休みに、北京へ行く予定です」「週末はどうしますか(何をする予定ですか)」「休み(の日に)何をしますか」などの文章になるはずで、現在から見ての未来を示すことになります。「に」は必ずしも「具体的な時間」を示すとは限りません。  日本語は英語やドイツ語などの外国語と比較して「時制や時間の概念」が曖昧な言語です。また欧米語にも「時間名詞」の考え方はありません。中国語の文法で日本語を説明しようとするから無理が生じることになります。質問者様にとってつらいことかもしれませんが、「日本語文法」を日本語学者が説明した専門書をお読みになることをお勧めします。  

その他の回答 (5)

  • TANUHACHI
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回答No.6

【補足および追記】  質問者様がさかんに使用している「対象を表します」との理解の仕方は「是非とも」今後はおやめになることをお勧めします。  外国語を学ぶ時には「○○は××を修飾する」と理解することが大切です。動詞ならば「~する」「~である」、形容詞ならば、名詞を修飾し「どの様な状態であるか」を具体的に示す。副詞ならば動詞にかかる、くらいの文法的な理解の仕方で十分です。「対象」などと仰るから回答する側は「何に聞いているの?」などと混乱してしまうのです。

chengzhao
質問者

お礼

ご指導ありがとうございます。 本当に勉強になりました。 質問中の説明不当の内容について、これからは十分注意します。 今後もより深く日本語について、勉強していきたいと思います。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

動作・作用の行われる場所や、また細かく指定された時を示すケースですから、「明日」は「に」無しで使います。 「私は明日東京へ行きます。」 「に 《格助詞》 (2) 時を示すのに、「むかし」「きのう」などかなり幅のある場合には「に」をつけないが、何時何分と時刻を細かく指定する場合には原則として「に」が省けない。」(「岩波 国語辞典」) ただし、格助詞「に」の後に係助詞「も」や「は」を付ける用法があり、未来の指定や実現の予想、また近い過去のあるべき可能性などを表現に含ませる際には、こちらがむしろ一般的なやり方でしょう。 「私は明日にも東京へ行きます。」 「私は明日には東京へ行きます。」

noname#160411
noname#160411
回答No.3

時間を表す名詞ー絶対的なもの(9月、2012年 など)=「に」がつく        ー相対的なものー「今」を基準とするもの(明日、昨日 など)=「に」がつかない               ー自由に基準を設定できるもの(翌日、春 など)=「に」がついたりつかなかったりする No.1の方の「出来上がりは、明日になります」はご質問の副詞的用法(明日行きます)から外れた回答ですので、気にすることはありません。

chengzhao
質問者

お礼

理解しやすい回答いただいて、ありがとうございます。 確かにお言った通りです。 「明日になります」の「に」は「なる」という動詞の対象を表しますね。

回答No.2

(日本人ですが、日本語の文法に詳しくないので、間違っていたらすみません。) 文法的には、「私は明日(or 来月)に東京へ行きます。」も誤りではないと思います。 例えば、「会議を明日(or 来月)に延期します。」のような場合には逆に「に」が必要ですし…。 そこで調べてみたところ、日本語には【名詞の副詞的用法】というものが存在するようです。 参照URLより一部引用。 > 名詞でありながら、文中であたかも副詞的なものとして機能する場合がある。 > 例えば「昔・昨日・来年」「以前・以後・後日」などは、そのまま(つまり > 格助詞を伴わないで)文末の述語を修飾することができる。 つまり、「明日」や「来月」は、名詞ですが、格助詞(ここでは「に」)を省略して、述語(「行きます」)を修飾すること(=副詞的用法)ができるようです。 (まあ、これについては、元々使用していた言葉に「文法」を当てはめた時に「例外」があったので、約束事として追加しました、ということだと思いますが…。) そして、日本語は(日本人が?)省略できる所は省略してしまう傾向があるので、「私は明日、東京へ行きます」という言い方が一般的になったのだと思われます。

参考URL:
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php?id=930&TAB=1
回答No.1

>「に」は時間、存在場所などの意味を表しますね。 違います。 「に」は物事や場所や日時の基準になる点に付きます。 >たとえば「6時」、「14日」、「3月」などを表すのに対して、 >明日、来月などを表すことができません。 表せます。 「クリーニングをお願いします。何時出来上がりますか?」 「出来上がりは、明日になります」 「このビルは、いつ完成しますか?」 「完成は、来月になります」 >なぜ「夏休みに、北京へ行きます」、「週末に何をしますか」、「休みに何をしますか」などの文は言えますか? >「夏休み」「週末」「休み」は時間名詞ではないですか? どれも「基準になる点」だから、「に」が付けられます。 時間に限らず、場所、動作、物事など、色々な物に付けられます。 ・場所が基準点 池に落ちる 庭に出る ・日時が基準 5日に帰った 15日に行くつもり 宿題は昨日に済ませた(宿題は昨日で済ませた、と同じ) 出来上がりは明日になる ・動作や状態の到達点 東京に行く 北京に行った 買い物に行く ・動作や状態の出発点 犬に「お手」を覚えさせる 蚊に刺される ・動作や状態の基準点 スイカに似ている 海に近い

chengzhao
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 やはり基準点から理解すれば、その通りです。 しかし、「に」の機能として、上記の場所、時間などの意味以外、対象、目的などの意味もありますね。 ですから、「明日になります」の「に」は、「なる」の対象を表すと、私は思います。 もし何か間違いがあったら、どうぞ、ご指導ください。

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