液クロかガスクロか?分析方法の選び方

このQ&Aのポイント
  • ガスクロと液クロ、どちらを選ぶべき?分析方法の選び方を解説します。
  • ガスクロでできないものは熱をかけると物性が変わるものです。その他の判断基準についても考えてみましょう。
  • ガスクロで測定できないエタノール%の理由とは?水にも溶ける対象物に影響があるのかもしれません。
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ガスクロか液クロかどちらで分析する?

ある未知なるものがあって分離分析したいものがあるとします。 その時にひとつだけヒントが出たとします。それは「液クロかガスクロかのどちらかで分析できる」 ということです。 (1)こういったとき、どちらを選べばいいでしょうか?  違う言い方をすると、液クロとガスクロのどちらかを使うときの判断の基準ってあるんでしょうか? (2)私が思うにはガスクロでできないものは、熱をかけると物性が変わってしまうものだと思います。  あと、何か理由はあるかな・・・・。 (3)また、普段ガスクロでエタノール%を測定しています。これはなぜ駅クロで測定できないんでしょうか?その対象物は水にも溶けます。 全てに答えなくてもいいので、上記の質問のどれかだけでもいいのでお願いします。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • NiPdPt
  • ベストアンサー率51% (383/745)
回答No.2

結局は分析するものの物性と検出方法の関係になると思います。 不揮発性の物質であればガスクロは困難ですし、熱で分解しやすいものも然りです。 その一方で、液クロが困難なものは検出の難しいものでしょう。一般的な液クロであればUV-VISで検出します。したがって、紫外可視領域に吸収のない物質はこの方法では検出できないので分析もできません。エタノールなどはそれに相当しますので液クロでの分析は困難です。 ただし、それ以外の分析方法というのもありますので、そちらを利用すれば可能になることはあるでしょうけどね。

star-road1
質問者

お礼

たしかにうちで使われている検出器もUV検出器です。 あるものがガスクロで分析することは容易だが液クロでは出来ない。その理由は紫外可視吸収のないものだから。ということですね。 他にも、検出器があると思いますので。それの特徴は自分で調べてみます。 回答ありがとうございます。勉強になりました。

その他の回答 (2)

  • kgu-2
  • ベストアンサー率49% (787/1592)
回答No.3

(1) 通常のサンプルは、液体なので、LC。  LCの欠点は、感度。したがって、ガス化しても問題が無いものは、GC。 (2) LCの方が簡単。  GCは、ガスを使うので、ボンベの破裂、運搬がイヤだった。水素ボンベから火が出ているのを止めにいっている悪夢を見た。 (3) 駅クロでは無理、という冗談はさておき(科学では、用語は厳密に定義されています。間違うと致命傷)、  おそらく、感度。UVでは、モル吸収係数が高くないと、検出できません。

star-road1
質問者

お礼

(1)例えば、コーヒのカフェインは通常液クロで分析されていると思います。しかしこれはなぜガスクロでは分析できないのでしょうか?ガス化するとどんな問題があるのでしょうか?

  • ddeana
  • ベストアンサー率74% (2976/4019)
回答No.1

私がLabでやった時は (1)GC(ガス)は揮発性が高い有機化合物の分析などに使うのに対し、LC(リキッド)はすべての無機有機化合物、しかも揮発性が低い化合物に使えるので、LC、特にHPLCを複雑な分析では使いました。

star-road1
質問者

お礼

揮発性が高いか低いかがポイントとなるということでしょうか。 明確で簡単な回答ありがとうございます。大変わかりやすいです。

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