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木酢液をどのように評価すべきか
大学で炭製造について研究しています。その際、木酢液をどのように評価したらよいか分かりません。木酢液には、植物生育促進などの効果が認められていますが、私の研究では「炭の評価」がメインですので、木酢液についてはあくまでもオプションとなります。 とりあえず、希釈すれば有害なものではない、と評価したいと思っています。具体的には、コマツナを使った生育試験を検討しています。 また、同時に木酢中の酢酸、ホルムアルデヒドを分析したいのですが、液クロ、ガスクロでは機器を痛める可能性があります。そこで、中和滴定や比色を検討していますが、分析方法が分かりません。よい参考資料等がありましたらお教えください。
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木酢液に関しては、ある程度の毒性があるようですので、「希釈すれば有害なものではない」という評価には問題があるのではないでしょうか。もっとも、有害というのが何にとってかということで話は変わってくるでしょうが。 分析に関しては、成分を明確にしない限りは、中和滴定や比色によって正確な結果を得るのは困難だと思います。 蛇足ですが・・・ 炭の素材が廃木材とのことですが、木材によっては、耐久性を持たせるために薬剤処理を行っているものもあります。薬剤の種類によっては、炭の中に残留する可能性も否定できず、そうなると土壌汚染につながる可能性があるように思います。
- mydummy
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よくわかりませんが廃材って有害なんですか?炭化して無害化って。 木酢の成分分析は、機器を傷めたくなければ遠心分離か分溜で下処理
直接的な回答でなくて恐縮ですが、 >木酢液には、植物生育促進などの効果が認められていますが 私の知る限り、そうしたことが学術的に検証されたことはありません。また「木酢液」は、作成者により材料も生成条件も異なるものですので、「木酢液」として包括した検証は基本的にできません。 木酢については、その安全性などの検証もされていないことから、ほとんどの行政機関では基本的に使用しないよう指導しているところです。一部の農業雑誌や広告にに紹介されているような農薬的使用を行った場合には、農薬取締法上の無登録農薬として扱われますので注意が必要です。 >希釈すれば有害なものではない、と評価したいと思っています。 希釈すれば有害なものではないという仮説を立てることはありだと思いますが、そう評価することを前提にするのは既に研究とは言えないものです。
お礼
参考になります。ありがとうございます。 詳細を述べていませんでしたが、今回の研究では廃木材をターゲットにしており、炭化して有効利用しましょう、ということではなくて、あくまでも炭化して農地還元することを目的としています。つまり、炭自体も土壌改良効果などを期待しているのではなく、無害化(炭素の固定)して、もともと廃木材があった場所に返す、ということに重きを置いています。ですので、木酢液も希釈すれば農地に散布(処理)することができるということを言えれば今のところ十分かと思っています。ただ、この考えだけでは不安でしたので質問させていただきました。
お礼
ご回答、ありがとうございました。参考になりました。 廃木材には当然ながらいろいろ種類があります。私の研究対象の廃木材は土木工事によって発生する木材です。建築廃木材ではないので、まったく問題はありません。