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日本語の曖昧表現について

どの点が曖昧か?指摘しなさい。 ・彼と同じほどその人が好きです。 どの点が曖昧ないのかがわかりません。わかる方教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

この文は、全く異なる二つの意味に解釈できる、という点で曖昧なのです。 主語が書いてありませんので、仮に(私)としておきます。 (1)(私と)彼は、同じくらいの強さで、「その人」を好きである。 (2)(私は)彼と「その人」との二人を、同じくらいの強さで好きである。 (1)の場合は、「好き」の主体が(私)と彼、「好き」の対象が、「その人」です。 (2)の場合は、「好き」の主体が(私)、「好き」の対象が、「彼」と「その人」です。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました

その他の回答 (6)

  • hazar
  • ベストアンサー率46% (124/267)
回答No.7

「主語が (明示されてい) ない」 ということが、まず 忘れられては ならない 曖昧 表現 です。 そのため それを ほぼ 瞬時に 主語を 補ってしまう ことから、様々な 解釈が 可能となり、さらに、いったん 前提として 仮定した ものからは、なかなか 逃れられなくなってしまう ということも あります。 省略する (これも すでに 解釈になっています。 意図的に 伏せられている とも 考えられます) くらい だから、語り手 即ち 私 であろう というのが 最も 自然な 解釈 となる わけですが、書き手の 意図は それを 見越して、そうである 場合にも、 そうでない 場合にも、そう 解釈されることを 意図している 場合が あります。 次に 「同じ」 なのは、何と 何なのか、また、どのように 「同じ」 なのか の 2 点について 曖昧に 表現されています。 「ほど」 とあるので 「程度」 であることが わかるのですが、この 「ほど」 とか 「くらい」 という 表現 自体が、極めて 曖昧な 形容を 包含できる ことも あります。 「殺したいほど 好きだ」 とか 「死んでしまいたいほど 好きになる」 とか (このように 「ほど」 に 含まれている 動詞の 主語や 目的語が 「省略」 できます) 「食べてしまいたいほど かわいい」 「いやになるくらい 気にかかる」 等 以上の、複雑さに 目くらましされている、最大の 曖昧 表現が、「その人が」 の 「が」 です。 日本語は 主語・動詞の 順序は 自由 といっても 過言ではありませんから、 この文章も 「が」 を持つ 「その人」 が 主語 でない とは いいきれません。 1 (犬というペットについては)(犬好きで知られる)彼と同じほどその人が好き(なよう)  です。 (新しく 職場に来た 「その人」 については よく知られていませんが、飼い犬の 写真を  待ち受け 画面に しているのを 見た 同僚が、同じように している 「彼」を引き合いに  出して、他の同僚に 語った話) 等 の 会話や 文脈からの 抜粋である 場合も あります。 ここで、元に戻って、犬を 主語にして、異なる 二つの 関係を 描いてみる ことも できます。 2 (彼の 飼い犬は) (飼い主 である) 彼 (を 好きなこと)と 同じほどその人が好きです。 (なぜなら、「その人」 は とても この犬を かわいがるし、自分でも 犬を飼っていた ことが  あるから) (しかしながら 実は 飼い主 である 「彼」 は お隣の 「その人」 を 毛嫌いして  いるし、留守の間、自分の犬にも 構ってほしくない。お隣の 「その人」 も、飼い主である 「彼」 のほうは 苦手で、「彼」が 留守がち なので この犬が かわいそうだ と思っている) (「彼」 と 「その人」 は お互いが 好きではない が、主語 (となる 犬) は 飼い主 だが  留守がちの 「彼」 と いつも 身近にいる 「その人」 を 同程度に 好いている 〔ようだ〕) 3 (彼の 飼い犬は) (飼い主 である) 彼 (が 親友 である その人を とても 好きなこと)  と同じほど (しょっちゅうやって来ては 彼と 上機嫌で 語り合い、飼い犬にも 忘れずに  骨を 持ってきてくれる) その人が 好きで (訪ねてくるのを 心待ちにしていま) す。 (「彼」 と 「その人」は お互いが 好きで、主語 (となる 犬) は 飼い主 である「彼」を  好きだからこそ、飼い主の 親友 である 「その人」 が 来ると 飼い主が 喜ぶので 「その人」  の ことを 飼い主が その人のことを 好きなのと 同じくらい 〔と 犬 自身が 感ずる 程度に〕  好きで、来るたびに 飼い主の まわりで、喜んでいる 飼い主と 同じように 大歓迎する) 等 といった 異なる 関係・状況が 下敷きになっている 場合も 考えられるのです。

yamato3392
質問者

お礼

状況を用いながらんの解説ありがとうございました。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.6

 この文章ですが、読み方が少なくとも2つはできます。その理由は「主語と述語(或いは述部)」の関係が明確ではないことに起因します。述部が「好きです」であることは容易に判断がつきますが、ではこの文章の主語が「何であるのか」と問われたならば、「(省略されている可能性がある)私」「彼」の何れでもありうると答えることが可能との理由によるからです。簡単ないいかたをすれば「何が何に掛かるのか」との問題ということになります。  「好きです」にかかる言葉が「何」であるのか、仮主語として「私」を補った場合には 「私は彼と同じほどその人が好きです」となり、原文のままならば「彼と同じほどその人が好きです」となる。ここに示されている「話題(事実)」は (1)私は彼を好きである (2)私はその人も好きである (3)彼もその人を好きである、との3つが成り立つ可能性があります。従ってこの文章は曖昧であるとの説明が成り立つこととなります。これでよろしいでしょうか?。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.5

   僕なりにやってみます。 1. 配役     私 : A     彼 : B     その人 : C 2。 記号 ○○がXXを愛しているは、 〇〇 > XX で表す     = は「同じほど」を表す。 3。「彼と同じほどその人が好きです」     (1)    A > C = B > C (2)    A > C = A > B のいずれの解釈も可能だからだと思います。     言い換えれば(1)私も彼もその人を愛している(私と彼は恋敵)、(2)私は彼も愛しているしその人も愛している(私は二股かけている)。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.4

No.2さんと同じ見解ではあるけど、数学的に表現してみます。 (1)(彼はその人が好き)=(私もその人が好き) (2)(私は彼が好き)=(私はその人も好き) 「・彼と同じほどその人が好きです。」は(1)にも(2)にも解釈できます。 (1)の場合は、私は彼を好きなのかどうかは分かりませんし、(2)の場合は、彼がその人を好きなのかどうかはわかりません。つまり、この文で分かることは、「私はその人が好きです」ということだけであって、「私」と「彼」と「その人」の関係は、明確じゃないのです。言い換えれば、三者の関係が曖昧だということになります。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました

  • toko0503
  • ベストアンサー率36% (886/2437)
回答No.2

こんにちは 例えば、例文を 「田中君(彼)と同じほど鈴木君(その人)が好きです」としましょう。 ★田中君も鈴木君が好きで、私も同じように、鈴木君が好きです。 とも取れるし ★私は田中君も好きだし、それと同じくらい、鈴木君も好きです。 とも取れる ということでしょう。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました

  • marbleshit
  • ベストアンサー率49% (5033/10253)
回答No.1

1.誰が好きなのかという、文章の主語が欠落している。 2.彼と同じほどとは、どの程度かが全く示されていない。

yamato3392
質問者

お礼

回答ありがとうございました

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