仏教の究極のゴールは人類消滅ですか?
仏教の究極のゴールを考えてみました。人間個人のゴールは悟りを得て輪廻の輪から離脱することですよね。悟れないうちは輪廻の中をぐるぐる回る。
仏教の究極のゴールは全員が悟って輪廻から脱却することだと思います。
当然、人類は消滅しますよね。誰も苦しまない世界がやってきます。
と考えたのですが、仏教の理想は全員の悟りと、その結果としての消滅というのは正しいですか?
ここから質問と直接関係ないですが・・・
仏教がゴールに到達できない可能性もあります。それは仏教を信じている人だけすべて悟りに到達して、仏教を信じている人がいなくなってしまうことです。
そうするとこの世にはキリスト教など他の宗教を信じる人しかいなくなりますので、悟りには到達できません。いつまでも人類が残ることになります。つまりいつまでも人間は苦に苦しむことになります。
ついでに書いておきますと人を殺しても輪廻の輪をめぐってまた誕生してきますので人類が減ることには関係ないです。悟りにより転生してくる魂が枯渇することにより新生児がいなくなることによって人類は減っていきます。
ちなみに人間がみな悟りに到達するより先に太陽系が崩壊して滅亡するという可能性もありますが、ご心配いりません。太陽系崩壊が50億年ぐらい先だそうですが、仏教で考えている時間はそんなに短いものではございません。仏教で考えている時間は太陽系が崩壊してさらに時間を経て宇宙が崩壊し、そこから次の宇宙が生まれて生物が進化して人類が生まれて宇宙が崩壊して・・・のサイクルを何十億回も繰り返す時間スケールで考えております。これくらい時間があればすべての人類が悟るには十分な時間なのではないでしょうか。