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「ご指摘を真摯に受けとめる」
この場合の「受けとめる」は「受け止める」、「受け留める」のどちらが正しいのでしょうか。 個人的には「受け止める」だと思うのですが、某一流ホテルに宿泊した際にアンケートに答えたら、総支配人の方からのお返事の手紙に「受け留める」とありましたが…。
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回答者3、回答者4のようにお考えの方も多いのかもしれませんが、私ならば、回答者2のように「ご指摘を真摯に受け留める」と書くでしょう。 ホテルに何か苦情などを呈してきた方がおられる場合、どのような方なのかは予想を漬けがたいです。 仮に「ご指摘を真摯に受け留める」と書いて返事を出した場合に、その返事にクレームがつくとしても、誤字です、そんなことも間違えるのかという程度のことです。 仮に「ご指摘を真摯に受け止める」と書いて返事を出した場合に、その返事にクレームがつく場合には、「受け止める=キャッチしてそこで止めてしまい、それ以上はしないつもりか」というクレームをさらに強める反応をされる方であることも懸念されます。その再クレームを受けて「受けて,心に留めますの意味でした」と答えれば、「聞き置くだけか」と言い出す方になってくる危険もあります。 ホテル利用客から何かの指摘を受けたときの総支配人の返事とすれば、苦情が感情的に爆発する危険を避けることも念頭において、くどくどした表現での返事も避けて、あっさりと「ご指摘を真摯に受け留める」と書いて、ホテル内部の対処法は諸般の事情を勘案して総支配人あるいは担当支配人や部門担当責任者に注意喚起や対処の指示をだすのが佳いと思います。 漢字の用法の問題もありますが、クレーム対処のノウハウということもあると思います。 感情や心情に強くこだわる方は、受け留めるを使うことが実際に多いことも、一応考慮する必要があると思います。 字引には受け止めると書いてあるというだけの判断ではないと思います。 下記のような使い方をするヒトが少なからずいるのだという認識を忘れずに、ホテルの責任者は漢字や表現にも注意しているのかもしれないです。 http://ameblo.jp/tago3/entry-10068598369.html http://twitter.com/ohzeki0105/statuses/49963722604683264 http://begleiten.bohso.justhpbs.jp/sub3.0401reikai.htm でも傾聽とは苦しむ人との「理性」を使った情報の交換でも意見交換でもないのです。受け留めることによって、「受け留めてもらっている」との気持ちを懐いて頂くことから全ては出発するというのが基本のように思いました。 このような受け留めと受け留められたとの思いから次のステップへと進むことによって、苦しむ人が自分の苦しみをそれなりに表現する、そしてそれが相手に受け留められていく、その過程を通して自分の中での疑問や苦しみについて折り合いとつけていくのだそうです。
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- cxe28284
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受け止めるが正しいと思います、自分の方に来るものを受けて、その進みを止める。 ボールを受け止める。 そらさずにきちんと対応する。「批判を受け止める」 ご指摘を真摯に受け止めるが正しいと思います。
- hakobulu
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「受け止める」が正しいのではないかと思います。 この場合の「止める」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%8B&dtype=0&dname=0ss&stype=1&index=114265500000&pagenum=1 の、 [1] 動いているもの、機能しているものを動かないようにする。停止させる。 という用法に該当するでしょう。 自分(総支配人)の方向に向かって放たれたご指摘を聞き流したりしないで、つまり、スルーしないで、しっかりと自分の心に停止させる。 といったニュアンスでしょう。 「留める」の場合は、上記辞書の、 [5] 意識を集中する。《留・止》 (ア) (「…に目をとめる」「…に耳をとめる」などの形で)注目・注意する。 (イ) (「…を気にとめる」「…を心にとめる」などの形で)はっきり意識し記憶する。 [6] その場にとどめおく。《留》 などの用法になると思います。 「ご指摘はしっかりと心に留めておきます」 「あなた様のご指摘が目に留まりました」 などといった使い方が想定されます。 しかし、「受け留める」という表現にした場合、「受けて」そして「留める」という二重構造になってししまいます。 これは、おそらく、「留める」には「(移動してきたものを)止める」という意味が付与されていないためではないかと思います。 「ご指摘は真摯に受けます。そして、それを心に留め置きます」といったニュアンスになるので、一見すると良さそうですが、「うけとめる」というひとつの動詞としての機能が損なわれてしまうため、違和感を覚えます。 「受ける」には「(移動してきたものを)止める」というニュアンスも含まれているために、「受け止める」は「しっかりと受ける」という一連の動きを表わすことができるのでしょうし、それが総支配人の本来の意図だったはずです。 「心に留める」という意図も表現したいのであれば、 「ご指摘を真摯に受け止め、深く心に留め置きます」のようにする必要があると思います。
- e_16
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心に、とめる(記憶する)んだから留めるが正解 止めるは、動きをとめるのに使います。
- mojitto
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おそらくはどちらも正解です。 ただ、「止」のほうは動いているものを動かないようにする意味合いも含まれていますが、「留」というのはその場に固定しておくという意味もありますので、それを意識して「留める」を使ったのでしょうね。 「留意」という意味を強調したかったのでしょう。 一応、変換でも出てきますし、オシャレな使い方だなぁと思いました。