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法華経の教えを簡単に言うと

abc2008の回答

  • abc2008
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回答No.4

法華経に説かれていることは、決して難しい話ではなく、実は老若男女、国籍を問わず、万民がその自身の生命の中に卓越したすばらしい能力を秘めていて、それを発揮さえすれば、現状がたとえ不幸のどん底であっても、たちまちに好転の軌道へと変革できるという、まさに革命的パワーが誰にも内在していることに釈迦は気付き、それで、その能力の存在とその開発方途を説き教えているのです。 元々、仏の語源のブッダとはサンスクリット語で、その意味するところは『目覚めた者』ということで、釈迦は自身に秘められていた、その卓越した能力に目覚めた先覚者だったのです。ところが世間では、そのことに気付くこともなく、当然、その卓越した能力を使うこともなく、いわゆる宝の持ち腐れ状態のままで不幸に甘んじている人がほとんどで、それでこのことを説き始めるに至ったのですが、確かに実にもったいない話であり、これはちょうど油田や金鉱脈を持っているのに、そのことに気付かず、それを開発しないまま困窮に苦悩しているようなものかと思われます。 それでただ、これをいきなり説いても仏教のぶの字も知らない当時の人々には難解だったために理解し難く、信じ難いため、法華経の部分部分を様々な比喩や方便等を用いて、当時の人々にその説法が受け入れやすいように噛んで含ませるように種々に説いて行ったのです。これはちょうど、子供にいきなり大学講義の内容を説いてもチンプンカンプンであり、やはり、堅苦しくないおとぎ話や童話等から始めれば難なく受け入れてもらえるようなものかと思われます。そして、そのように解りやすいものから説いて行き、少しづつ人々の理解度、受け入れる能力を高めるようにして行ったのです。いわゆる化導という形で、手を変え、品を変えてその能力の様々な特性を擬人化して何々如来とか、何々菩薩とかに譬えて導いて行ったのです。つまり、能力の特性を単に説明するよりは、その特性を備えた様々な如来や菩薩という架空の存在を登場させて種々説明した方が解りやすく、また印象深く人々の心に残ったからであり、それ故に今では様々な仏像が現存することとなったのですが。 結局、法華経以外はすべて法華経へと至らせるために一時的に説いた仮の教えに過ぎず、もし当時の人々の機根(受け入れる力)がそれなりに高ければ法華経のみ説かれて後世へと伝えられ、現状のような宗派乱立とはならなかったでしょう。結局、仏教といえば本来は法華経のみであり、そこにはあるのは誰もが本来持つすばらしい能力、特性の自己開発の一点に尽きるのであって、いくら何々菩薩とか、何々如来を崇めようが、それらは特性の部分部分を擬人化しただけのものに過ぎず、分かりやすく言えば、薬の様々な効能を賞賛するのみで、薬自体を利用していないようなものかと思われます。 それで、その能力を発揮させるのためのキーワードが『南無妙法蓮華経』であり、つまり、自身の宝蔵(釈迦は内在する能力特性を宝の蔵に譬えて)を開くための唯一の鍵が『南無妙法蓮華経』であり、これを用いれば、その特性を欲しいままに使っていくことができ、まさに大変価値あるすばらしい人生を送ることができると説いているのです。 以上が、法華経の大意であり、このことを解りやすく説いているものに『衣裏珠(えりじゅ)の譬え』と『長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬え』がありますので、参照されてみてはどうでしょうか。

ghostshell2
質問者

お礼

ありがとうございました。 教えていただいた2つの譬え話を参照しました。 どちらも子供向けの日本昔話のようで分かりやすかったです。

ghostshell2
質問者

補足

教えていただいたのは、法華七喩の2つのストーリーなのですね。 法華経はその法華七喩と28の章で構成されているとの認識でよいでしょうか。そしてお寺で読まれているのは28章の一部、ということで合っていますでしょうか(法華経はとても長いので全部1日で唱えるのは無理、とどこかで読みました)

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