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ドイツは無条件降伏したか

tknakaの回答

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  • tknaka
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回答No.3

歴史の全部を詳述するには文字数が足りませんので、国際法的な側面のみ。 ドイツ帝国(Deutsches Reich)は無条件降伏しておりません。無条件降伏したのは国防軍(Wehrmacht)で、降伏文書に署名したのも国防軍の責任者です。そのため、署名の所属もドイツ国防軍最高司令部(Oberkommando der deutschen Wehrmacht)となっております。ドイツ帝国政府は降伏していない形となります。これは、連合国側にドイツ帝国政府に降伏させてしまうと、ドイツの領土が無政府状態となり、連合国内部の不調和を生むことになってしまうため、とくに英米両国が嫌ったというのが実情のようです。どの地域がどの国に併合されるべきか検討しなければならなくなるため。#1さんの「ナチス政権が合法的な政権と認められていなかった」という主張は、残念ながら認められません。ナチ政権の誕生は1933年のことであり、その時点において連合各国はドイツから大使館を撤退させていません。1938年には英仏も独伊とミュンヘン協定を締結しており、国際法的にもナチ政権を認めていることを示しております。 これに対し、大日本帝国の無条件降伏の場合は、天皇および日本国政府の総代として重光葵外務大臣と大本営総代として梅津美治郎参謀総長が署名しております。そのため、大日本帝国においては、軍のみならず政府も倒れたことになっております。しかし、実際には天皇はその地位を追われておらず、国際法的には寛容な形となっています。

morizou02
質問者

お礼

なんと。。。。。ドイツと日本にはこのような違いがあったのか。 大変勉強になった。感謝申し上げたい。

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