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V結線の電源について
対称3相電源の場合、△結線で1相を取り除いても、つまりV結線になっても取り除いた相の電源が現れ、負荷には3相動力の電源が送れると教科書などに記載されています。 なぜ、1相分除いても3相の電源が確保されるのか、わかりません。お解かりの方は高校程度の電気の知識で理解できるような説明を御願いできませんでしょうか。 また、Y結線で1相除けば、V結線の形になりますが、△結線とは電圧の方向が違うので、同じようにはならないような気がしますが、そのことも合わせて教えていただけないでしょうか。 宜しく御願い致します。
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どのような説明で理解できるかわからないのですけど、私なりに説明します。 わからなければ再度質問してください。 △の一相が欠けるとV結線になるのはご存じのとおりです。 △の頂点を時計回りにRSTとします。 R相とS相の間の1相の変圧器が欠落したとすると。 RT間とST間にはそれぞれ変圧器がありますので電圧がでてきます。 残った変圧器の電圧をVrtとVstとすると RS間はどうでしょうか、 RとSの間にはVrtとVstの電圧を発生する変圧器が2台あります。 すなわちRS間の電圧Vrsは二つの変圧器の電圧の差となり Vrs=Vrt-Vst 2つの電圧は60°の位相差があるのでベクトルの差となります。 ベクトルが理解できれば書いてみればわかります。 >また、Y結線で1相除けば、V結線の形になりますが、△結線とは電圧の方向が違うので、同じようにはならないような気がしますが そんなことはありません。残った2台の変圧器をV結線に接続替えすれば同様に使用可能です。(一次側も二次側もY結線でなければなりませんが。) 変圧器の結線変更は当然必要です。そうでなければ電線がつながっていない相ができてしまいます。
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- EleMech
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残念ながら、学校の教科書では説明不足がある為に、理解を困難にしています。 その部分とは、回路の一部分のみを抜き出して説明する事にあります。 その事が、学ぶ者に電気の全体を把握させない為、電気を難しくさせています。 その為、理解できないのは普通の事ですので、焦らずじっくり勉強していきましょう。 では、前置きはここまでにして、説明いたします。 今回の回路は三相3線式であるので、常に3本の電線間には電位差が発生しています。 その電圧は、それぞれ同じ電圧でも120°ずつずれている事により、3本の電圧が狂い続けるので、電位差が出来る仕組みです。 この電位差で変圧器の中では、常に1次側から2次側へ影響を与えています。 つまりそのお陰で、2次側には、常に電圧が溢れ出てきます。 この1次側の力がある為に、Δ結線のような循環する結線でなくても3本の電位差が常に2次側にも発生するという事です。 2次側の循環電流だけを考えていては、V結線を理解する事は出来ません。 V結線の反対側には、常に1次側配線の電源がある事を想定して考えていきましょう。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳アリませんでした。 遅れた理由は、AHo.1さんへのお礼に書いたとおりです。 V結線の一次側には2つの電源があることを考えれば、その二次側に電圧が発生することは理解できます。 V結線の3相電源について、ヒントが得られたと感じています。有難う御座いました。
お礼
poohhoopさんへ お礼が遅くなり、申し訳アリませんでした。回答があったことの通知がとどいておらず、本日2週間たったので回答を締め切りますかというメールが着て、開いてみたら二人の方より回答が寄せられていたことが判りました。 改めて、回答を感謝いたします。 1相除いても、その除いた線間には2個の電源があると考えれば、電圧が発生するのはよくわかりました。 今後共、宜しく御願い致します。