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隔離時復水器(RC、RCIC)
原子炉内には、外部電源が遮断されたときにも炉内を冷却するために、隔離時復水器(RC、RCIC)が設置されているそうですが、この装置は電源が全く不要なのでしょうか。あるいは専用のバッテリなどを内蔵しているのでしょうか。
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noname#175206
回答No.2
冷却の仕組み自体は無電源です。いったん作動したら、冷却プールの温度が低い間といった冷却機能を維持できる限り、炉を冷却し続けます。 炉が沸騰を続ける限り、水蒸気の圧力は上がるわけですが、その圧力を動力にして作動するため、電源が不要です。冷却機能が維持できる限り、炉が沸騰を止めるまで動いてくれるわけです。 ただ、動作の開始・停止のための弁の開閉には電源が必要です。その電源も使えない時に備え、人力での開閉のためのハンドルもありますが、事故時には、高温や放射線のために、そこへ立ち入れないことも、可能性としてはあります。 もちろん、そういう操作ができるよう、幾重にも安全化技術は使いますけれど、絶対というわけにもいきません。それでも福島第一発電所の重大事故でも、人力による操作はできたと聞いています。 ちなみに、冷却能力はICよりRCICのほうが高く、主流はICからRCICになって行きましたが、最近は単純な仕組みのICは事故のダメージに強いため、見直す動きが強まっているとも聞いています(どっちも付けといてよ、とか思ったりします)。
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- aomushi3cm
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回答No.1
炉内の高温高圧の蒸気を動力源として作動するため、電力が遮断されても稼働します。 この仕組みで炉内の圧力を下がれば、状況によって外部から注水することになります。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。 電力の供給なしで動くのですね。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、事故を検知して自動的に動くというわけではないのですね。