• 締切済み

財政破綻論者にお尋ねします。

at9_amの回答

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.5

財政破綻論者ではありませんが、この三橋氏という人は滅茶苦茶です。 例えば、途中にこんなくだりがあります。 「借金すると金融資産が同時に増える。なぜなら借金すると、銀行から100万円借りると手元に100万円増えるでしょう・・・」 これははっきり言えばデタラメです。 この論が成り立つのは政府単独のバランスシート上での話であり、日本国全体のバランスシート(これが正しいとして)上では全く成り立ちません。100万円の負債が増えた際、手元にきた100万円は、その直前まで金融機関がもっていたものです。つまり持ち手が変わるだけで全体の金融資産の量は変わりません。 政府が100兆円の金融負債増加をしたとしたら、貸し手である銀行などの金融資産が増えます。したがって、政府の負債は増加します。これは全ての企業、家計でも同じことです。中央銀行を除き、お金そのものは増えません。 そして、デフォルトする・しないというのは、究極的には政府単体の話です。日本全体の話は、全く関係がないとは言いませんが、あまり関係がありません。 また、負債だけが増えるのは不可能だ、という旨のことを言っていましたが、別段可能です。会計の恒等式は  資産=負債+純資産 です。したがって、例えば資産が増えなくても負債が増加し、同時に純資産が減少すれば可能です。企業などでは、配当などでしばしば起こっています。 政府の行動では、例えば子ども手当のように、現金を渡すだけのような政策全般は全て資産を単純に減らしますから、例えば国債を発行して得た現金を何らかの形で配る、といった形では負債だけが単純に増えます。 ところで、彼の理論が正しいとしたら、企業がいくら借金をしても全く差し支えない、ということになります。何しろ増加した借金の量と同じ額の現金その他の資産の増加がありますからね。しかし、実際には、大抵は早晩行き詰ることになります。 なぜでしょう? 理由は二つあります。一つは利子支払い等の費用がかさむため、もう一つは返済の見込に不安があると新たな借り入れが難しくなるためです。 ギリシャのデフォルトは、後者の理由が一つの大きなファクターでした。日本の場合は、問題になりそうなのは前者です。平成23年度は13兆円程度が利払い費として実際に支払われています。この額は、税収41兆円の3割超です。企業で言えば売上の3割が利払い費ということです。全く問題ないと考えるのは全く奇妙なことです。

関連するQ&A

  • 財政の破綻について

    気になったことがありまして、詳しい方にぜひ教えてほしいのです。 しばしば目にする「日本の財政は危機に瀕している」とか「財政破綻は目前である」というような、日本の財政破綻の評価についてなのですが、その通り、日本の財政はもう終わっているのでしょうか?もうすぐ破綻するのでしょうか?(まだ破綻はしていないが、x年後には。。という段階でしょうか?)、あるいはまだ何かしらの破綻しない可能性を持っているのでしょうか? ほぼ財政破綻するのならば、何だか全ての経済活動は空しいと感じたりもしてしまいました。日本の財政について、その展望なども含め、どうか教えてください。

  • 日本のTVがトンデモ財政破綻論にハマっているのはな

    またまた最近、テレビ番組で盛んに「日本の借金が大変」「このままだと破綻する」「増税し社会保障削減しないと破綻する」などのトンデモ財政破綻論を壊れたレコードのように繰り返し始めました。 この手の主張を繰り返す番組や評論家の方々の多くは何も学べず何も理解できないのでしょうか?もう20年ぐらい同じことやっているようです。 これまで繰り返され続けてきた財政破綻論のバカバカしさに気が付けず次のステップに進めない人ってなんなのでしょう?この手の議論で反照反論されている書籍など読んでないのでしょうか?両論を見聞きして番組作りや司会などが行われている様子が全くありません。(それとも3歩あるくと忘れてしまうのでしょうか?) 例えば辛坊治郎などがその代表で、未だに「財政赤字が家計の金融資産を上回ると日本は破綻する」などと物理的にあり得ないトンデモなことを言っています。 辛坊治郎が司会をすると”社会保障の増大に関わる本来議論すべき議題は全く議論されず” 、’日本が財政破綻しないように社会保障カットをどう進めるか’ などという経済的自殺、政治的自殺を語りそれが必要な痛みとのバカをず~と繰り返しています。辛坊治郎の場合お金は使うと蒸発してどこかに消えてしまうという妄想に取り憑かれているようです。 日本のテレビ番組がトンデモ財政破綻論の番組作りを行い続けるのはなぜなのでしょうか?         

  • 財政破綻

    財政破綻 今、日本は借金まみれで 財政破綻寸前と言われていますが もしも実際に財政破綻した場合 具体的にどのようなことが起きるのでしょうか? また、そのような事態が発生する前に 私たちが実行可能な対策があれば 是非とも知りたいです。 自分は経済についてあまり詳しくないので お詳しい方からのご回答お待ちしています。 宜しくお願いします。

  • 財政破綻するとどうなるのですか?

    日本は800兆円くらいの借金があって財政が厳しいとよくニュースで聞きます。 たしかに財政収入が50兆円くらいしかなくて、その上、支出が上回っていて更に借金が増えているようですから厳しいのは事実でしょう。 財政には破綻説と破綻否定説があるようですがどちらが正しいのかはよく分かりません。 それよりも気になるのは財政破綻が起こったら具体的にどうなるのかが知りたいです。 極端な話、ハンバーガーを途中まで食べてゴミ箱に捨てている私たちの生活が一変して、 日本に餓死者が出たりとかそういうことが起こるのでしょうか。 身近な分かりやすいレベルでのたとえ話で教えてくださると有難いです。

  • 財政破綻について

    財政破綻について 先日、経済について語られているテレビ番組を見たら 日本の借金がとんでもない数字で示されていました。 それでふと思ったのですが、借金といっても 国はいくらでもお札を発行することができるし 国民からいくらでも財産を奪う権力を持っているのだから 借金が返せないとか、財政が破綻するとか そんなことってありえるんでしょうか?

  • 日本の財政破綻について

    日本の財政破綻について 教えて!gooではこれまでも、財政破綻について質問と回答が繰り返されてきましたが、 短期的な破たんは「99%無い」というのが大方の結論のようです。 その論拠は「家計資産(貯蓄)が政府の負債以上にあるから大丈夫」というのが ほとんどのようですが、今後高齢化により貯蓄率が低下し、国債の償還が家計資産で 賄えなくなった場合、どのような手段を用いるのでしょうか。 日銀券の増刷やインフレターゲットの設定により財政破綻は免れるかもしれませんが、 貨幣価値が下落し、相対的に家計資産が目減りしてしまう気がするのですが 如何でしょうか。 また、楽観論を拝見するに、日本が将来に亘り経済大国として君臨することが 大前提になっていると思います。 実際には、少子化による需要減に加え、教育水準低下による国際競争力の低下、 企業の海外移転による産業や雇用の空洞化、韓国や中国など競合国の台頭など、 問題を挙げればキリがありません。 民主党という経済的素人集団による政治主導も問題のひとつに入れておきます。 長期的なことは誰にもわからないと思いますが、楽観論・悲観論どちらの予想であっても 論理的に説明していただけると助かります。 幼子の教育、資産運用など、将来設計の参考にさせていただければと思います。

  • 財政破綻までを小学生にわかるように

    財政破綻までを小学生にわかるように 借金、国債、財政破綻、税金などという単語を使わず、国が借金を誰にしていて、どういう状態になったら財政破綻となり、そうなったら具体的にどうなるか、を小学生にわかるようご説明ください

  • 財政破綻までを小学生にわかるように

    借金、国債、財政破綻、税金などという単語を使わず、国が借金を誰にしていて、どういう状態になったら財政破綻となり、そうなったら具体的にどうなるか、を小学生にわかるようご説明ください

  • 財政破綻は目前?

     つい最近の数字で日本の借金って780兆円に達しているようですね。  もうこの数字だと少々の改革やっても焼け石に水のような気がするのですが、財政破綻は免れないのでしょうか? それと国際的に見ても最近のアルゼンチンや97年の韓国はどのくらいの額で破綻したのでしょうか?  きっと日本の額より小さいはずですよね。だとしたら日本はいつ財政破綻してもおかしくないですね。 政治は郵政民営化のみで他にも改革すべき点は山積なのに先に増税論ばかり取りざたされていますが、こんなことで財政を立て直すことなんで出来るのでしょうか?

  • 財政破綻否定派に質問

    財政破綻否定派の方に質問です。 なぜあなたは破綻しないと思っているのでしょうか? 私もなんとなく何にも起こらないんだろうなーと思っていますが 特に根拠はありません。普通に日本という国の信用が成り立ってて メガバンクも国債買ったりしてるんで、それなりに安心論には 根拠があるんでしょうが、それがわかりません。 もしよろしければ、あなたの安心論の根拠を教えてください。 「絶対破綻しない」だけでなく「ゼロではないが破綻の可能性は低い」 という方もOKです。