• 締切済み

消費税について

telesiennaの回答

回答No.6

No.5として回答したものです。 お礼に対し少し返答させて頂きます。  まず消費税は税率を上げるのは検討しても良いですが、現在の消費税制は前回の回答で書いたように穴が多く効率も悪いです。穴を塞がないまま税率を上げると税収がさほど増えない可能性が高いです。時期的にも難しく、今上げるのであれば所得税を可能な限り下げないと経済に悪影響が出ると思います。  増税にしろ景気回復による税収増を行っても財政健全化には足りません。重要なのは社会保障費(年金・医療・介護)の抑制というか効率化ではないかと思います。「社会保障と税の一体改革」でもずっとおざなりです。 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/pdf/240106houkoku.pdf >経済や雇用への悪影響は現状で検討されている所得税・住民税の増税でも発生するのではないでしょうか。  経済への影響は所得課税であれば消費抑制で免れないと思います。問題はどの世帯に多く負担がかかるかでしょうか。  雇用への影響は消費税と比べれば小さいと考えられます。消費税の税率上昇は物価上昇による消費抑制、売上減少による雇用抑制および企業の節税による雇用抑制が発生します。なんだかんだ言っても現役世代のほうが影響が大きくならざるおえません。 >公務員の厚遇  公務員と一括りにするのはやめたほうが良いと思います。公務員で大きい問題は上層部の話を抜きにすれば仕事の偏りと余計な事務と透明性のバランスです。上記の問題を解消した上で給与水準が高いのであれば引き下げを目指すべきです。 >消費税で歳入を確保した後、どうしても必要であれば、手当て(子ども手当等に類するもの。)の給付で所得再分配機能を代替  低所得者が生活保護を受けるようでは本末転倒ですので必要かと。対処するには給付付き税額控除が最も妥当だと思われますが、所得を把握する必要があり納税者番号などの制度導入が前提になります。 >所得課税の増税だけで歳入をはかること  所得税は景気による税収額の変動が大きいので、所得税で税収を安定的に大きくするのは困難ではないかと思います。経済成長を持続的に続けられるのであれば可能でしょうが。個人的には資産課税なども行いつつ、税目の税率をその時々に合わせバランスよくするしか無いというところです。 >それにこだわった結果複雑すぎる制度となりかえって説得力がなくなったということ  こだわるだけの理由はあると思います。負担と給付の関係が明確でかつ給付の権利に正当性があるというのは重要です。税方式は単純ですがそれゆえ身勝手になりモラルハザードが起きやすくなります。モラルハザードが起きると効率が悪化し全体の負担が重くなりがちです。  財政面だけを捉え全部を税方式に…というのは私は少々安易だと思います。税方式を掲げるのであれば上記のような問題は解決している案を出すべきだと考えます。 勉強が不十分なところもあるとは思いますが参考になれば幸いです。

sikura5
質問者

お礼

再度の回答ありがとうございます。勉強になりました。しかし、私自身このサイトに数年前からいる者ですが、こういう対話が出来る機会というか、こういう紳士的な方が少なくなりましたねぇ。 おそらくNO6の方と私では意見の相違はあると思います。それでもこういう落ち着いた対話ができる環境は必要だと思います。 ところが最近は何かと殺伐とした投稿と回答が増え、寂しい限りです。(数年前は意見の相違を超えて対話のできる方も多かったのですがねぇ。) 文章からにじみ出るNO6さまの人柄への敬意もこめて、ベストアンサーにしたいと思います。

関連するQ&A

  • 消費税増税について

    消費税増税について質問します。 政府では消費税増税の議論がありますが、どうして、福祉目的にこだわるのでしょうか。 私見では、東北大震災の復興にはかなりのお金がかかり、それらのために消費税増税をして賄うとして財源を確保したほうが、福祉目的税として目的を限定するより説得力があると思います。(震災被災地域を非課税等にする等の方策もあると思います。) 福祉目的税といっても国民健康保険の負担額については強い不満もありますし、所得課税の減額とセットで、福祉目的に限定しない形で導入したほうが説得力があるのではないかと思います。 (政府は住民税、所得税増税により復興財源を賄うといっていますが、所得税はともかく住民税はすんでいる市町村に対する税金であり、震災被災地域の復興財源とどう結びつくのかわかりません。) 消費税増税の意図は、これ以上財政が悪化すれば国債が暴落したり予算が組めなくなるというのが本音で、単なる福祉目的ではないのではないかと思います。 それに私自身税務署で働いていたことがありますが、消費税のほうが徴税コストが安く、逆にこれ以上所得税等の税率を増やすことは税の窓口負担の面で耐えられないと思います。(所得課税については住民税と所得税は課税標準の統一など、簡素化の余地は大きいと思います。逆進性も給付金等を所得の低い人に渡す等で解決できると思います。政府は、現実に納税通知書で高額の金額を納税する人の気持ちや税の窓口のトラブルを分かっているのかなとも思います。) 思い切って所得課税(法人税・所得税・住民税・国民健康保険や年金料など)を減額して、今後予想される歳出増(復興財源・福祉財源等)は一括して消費課税で賄ったほうが良いと思えるのですが(行政改革等の歳出の合理化・削減はその前提です。それにこのほうが徴税コストの減額につながるし、国民の理解も得られやすいと思います。)、どうして政府は消費税を福祉目的に特化して増税しようとするのでしょうか。

  • 消費税増税について

    毎年社会保障費が増え、その財源に消費税を増税してまかなおうという議論があります。 財源を確保するには消費税を増税しなければいけないのでしょうか?他に財源を確保するための手段はないのでしょうか? 悩んでいます。教えていただきたいです。

  • 消費税について

     NPO法人であり、介護福祉事業を行っているのですが、基準期間の収入が1000万円を越えている場合、消費税の課税事業者になるのですか?介護などの福祉事業は非課税だと聞いたのですが。課税事業者になるのだったら、今後消費税分を含めて請求をしなければならないのでしょうか

  • 消費税と法人税について

    財源が足りないから消費税増税すると言うのに、なぜ法人税は減税なんでしょうか? 逆に消費税を廃止して法人税を増税するのはダメなんでしょうか?

  • なぜ、消費税を上げることはできても、法人税は上げられないのでしょうか?

    近年、格差社会が問題となり、大企業と中小企業間の格差が問題になっています。また、財政赤字を消費税を上げて、補うことも議論になっています。そこで、質問ですが、なぜ、法人税を、消費税の代わりに上げることができないのでしょうか。法人税は、近年、下げていると聞きます。逆累進課税である消費税よりも、法人税を上げることのほうが、消費者に与える影響は少ないと思います みなさんの、ご回答、お待ちしています。

  • 消費税増税とか言われてますけど、なぜ消費税なのでしょうか?

    消費税増税とか言われてますけど、なぜ消費税なのでしょうか? 他の法人税とか所得税とかではだめなのでしょうか?

  • 消費税増税に対する熱意を

    消費税増税の議論を熱心にされていますが、 これぐらいの熱意で震災復興をしていたら、復興は進んでいましたか? 1000年に一度の災害なのに・・・ ふと考えてしまいました。

  • 消費税10%は低い?

    日本の消費税は10%ですが、もっと増税が必要だそうです。 防衛や教育で財源が必要だそうです。 ヨーロッパでは消費税は20%ぐらいだそうです。 だから、日本の消費税10%は低いそうです。 消費税のさらなる増税は必要ですか? 財政出動や金融緩和をするにも消費税の増税が必要ですか? 消費税増税をせずに財政出動や金融緩和をすればどうなりますか? 消費税増税は財源を作るために必要なことなんでしょうか?

  • 消費税の増税

    こんにちは。 与謝野前官房長官がこの前、増税を示唆して、国民がすべて負担しないとこれから国がやっていけないと言っていました。この消費税を社会福祉税と言う名前に変えて(政府税調) 私は国にお金がなければある程度しょうがないと思うが、この消費税を決めたときは、所得税と相続税の見直しが前提だったと思う。これを見直しをしたのかしないのかわからないうちに、財源がないからと言って 安易に上げるべきではないと思う。これだけ国に財源がなくしたのは、一方的に国民のせいではなく、時の政権を動かしていた人達にも責任がありますよ。その方々は本当に責任を感じているのでしょうか。感じているのでしたらもうすこしわかる行動を示したくれたらよいと思う。無駄な物を作りすぎたのと今でも将来赤字に予想される九州新幹線が代表的なものです。 そこで、このようにした政権に対してどのような反省してもらいたいですか。ご意見をお願いします。

  • 更正の請求 消費税

    更正の請求 消費税 法人の消費税で簡易課税を選択してますが、事業区分を間違え て申告してしまいました。1年以内なので更正の請求が可能で しょうか? あと法人税や事業税は赤字決算で、ここで消費税額の還付で 租税公課が減額しても赤字のままなのですが、修正申告が必要 でしょうか?