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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:円高対策)

円高対策の疑問

satuchikoの回答

  • satuchiko
  • ベストアンサー率41% (17/41)
回答No.7

>円高=デフレ、円安=インフレという理解で合ってますか? 円高や円安っていうのは相対的なことですので、その等式は厳密には言えませんね。 為替は短期的には様々な要因で変わってきます。円やウォンだと金正日の死という直接関係ないような事象でも変わりえます。ですが、長期的に見れば、マネーサプライで変わります。 マネーサプライとは、通貨供給量といって、市中に流れる通貨の総量を言います。 一方、前に書いた、マネタリーベース(ベースマネー、ハイパワードマネーなどともいう)は、中央銀行が直接影響を与えることができるもので、日銀の当座預金残高を含めたものを言います。当座預金残高とは、普通の銀行(UFJとかみずほとか)が日銀にお金を預けるわけですが、そのお金は、市中には流れていないことになります。 マネーサプライは通貨の総量ですので、物価にも影響します。マネーサプライが増えると、通貨の価値が減り、同じモノを買うためには、お金の量が増える、つまりインフレになります。つまり、正しい理解としては、 マネーサプライが増える→通貨(日本の場合は円)の価値が減る(多いものほど価値が少ない) (物価への影響)→物価が上がる (為替への影響)→円安になる というわけです。 2001年から日銀が量的緩和を行う前までは、マネタリーベースとマネーサプライはほぼ連動していました。しかし、2001年に日銀が量的緩和を行い、当座預金残高を増やしました。つまり、市中の銀行が使えるお金を増やしたわけです。しかし、銀行はそれを使って企業に貸し出しをしたり、国債を買ったりをあまりしなかったので、市中に出回るお金の量はあまり増えず、マネーサプライはマネタリーベースが増えたほどは増えなかったのです。 実は、ソロスチャートというものがありまして、 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/16755 の「円ドルレートと日米のマネタリーベース比の推移」という図(これをソロスチャートと言います)をみてください。プラザ合意後、日本が量的緩和をするまでの間はマネタリーベース比と為替は連動しています。その後、日銀が量的緩和をしていた時期と、アメリカが量的緩和をした時期は、ずれていますが、これは、前述したようにマネタリーベースを増やしてもすぐにはマネーサプライは増えず、タイムラグが生じるためです。 >デフレだと増税しやすい理由がわかりませんでした。 借金を返すということについて考えてみましょう。 例えば、2000年に、1000円を借りたとします。これを2010年に返すとします。計算が面倒なので、利息は無視します。 2000年には、鉛筆1本50円だとすると、1000円で鉛筆20本買えます。 デフレにより、 2010年には、鉛筆1本40円になったとします。1000円では25本買えます。 つまり、2010年の方が1000円の価値が上がってるわけですね。そうなると、2010年に1000円返す方が、2000年に1000円返すよりも大変ということになります。実際にはこれに利息が付きますので、よりいっそう大変になります。この場合ですと、10年で20%のデフレ、つまり、1年あたり約2%のデフレということになります。 (“約”とつけたのには理由がありますが、それを説明すると長くなるので割愛) もっと言えば、デフレになるとわかっていたならば、貸す方は、利息をつけなくても事実上、得をするわけです。金利については、 実質金利=名目金利ー予想インフレ率 という式が成り立ちます。要するに、貸す人が利息ゼロですよ(名目金利ゼロ)といって貸しても、デフレであれば、インフレ率はマイナスですので、実質金利は存在するわけです。ですので、デフレ下では借金返済がしにくい。 実際には、貸すときは将来のインフレやデフレは分かりませんので、将来のインフレ率を予想して“予想”インフレ率を用いるわけです。 インフレの場合は、この逆なので、利息がなかった場合は、後から返済した方が楽ということになります。ただし、その場合は、貸す人はインフレを予想するでしょうから、名目金利は予想インフレ率よりも大きい値で貸すでしょう。つまり、2%のインフレを予想するなら、4%で貸すとかしないと、貸す人は損をするわけです。 以上のような理由から、デフレ下では借金返済が、インフレ時よりも難しくなるわけです。これは、国の借金(=国債)についても同じです。デフレだと、国債の返済(国債の償還)が難しくなります。そのうえ、不景気により、政治家は財政支出(道路作ったり、子ども手当でばらまいたり…)をした方が人気が出るので、お金がかかり、さらに国債を増発してしまうわけです。

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