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円高+デフレ対策

早急な対策を行うべきなのか、しばらく様子を見るべきなのかは置いとくとして、 円高とデフレの両方に効果のある金融政策とはどういう政策でしょうか。 0金利でしょうか。すでに0.1%の低金利状態ですが、これを0にしても効果は見込めるでしょうか。低金利政策は円安となりますがデフレに対してはどうなんでしょう。 また、 日銀が政府発行の国債を大量に買い取るのはどうでしょうか。 デフレは抑制されると思いますが円高に対してはどうなんでしょう。

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  • ベストアンサー
  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.1

<前置>  経済理論は、世界全体が貧しくて、値段さえ安ければ人が欲しがり消費される物を主に作っていた時代に作られ、検証されて成立しました。  現在の日本は、そのような理論と現実が一致していた右肩あがりの時代から別れを告げて、右肩下がりの時代(人口自然減少社会)になっています。  産業革命以後、右肩下がりの時代が長期にわたって続く場合の有力理論は成立しておらず、検証もされていません。 <デフレ?>  前回の1ドル=80円時代と比べて、ドルの購買価値はインフレで40%程度下がっています。ですから、前回の円高ドル安時代と比べれば、1ドル=110円程度なので、円高というよりドル安なのです。  その証拠に、石油や穀物などの輸入必需品は、相当値上がりしています。(ドル安=原材料高)  工業製品は売れないので安くなっていますが、輸入する生活必需品は安くなるどころか、逆に高くなっています。(輸入品を国内工業製品とともに集計し平均を取れば安くなっているので、デフレということに統計上はなります。)  前回は本当の円高だったので、日本の工業生産品が高くなりましたが、輸入する原材料は安くなり、余力が生まれました。  今回はドル安なので、アメリカ・中国に売る工業製品が高くなりましたが、輸入する原材料は安くなっていません。 <日本の社会構造と消費傾向> ・中高齢者  貯蓄・資産はあるが、消費物資は既に揃っており、景気の好不況にかかわらず、消費は低く定額です。 ・若者や子育て世代  貯蓄・資産は少ないものの、消費意欲は旺盛。所得や資産が増えれば、消費も増大します。 ・輸出  中国・インドなどの低賃金で人口多数国が工業化し、廉価品・中級工業製品を大量生産するようになりました。日本の輸出品は高級品・生産設備中心です。  日本の人口の主体が、若者や子育て世代から、中高年に移行したため、国内販売の製品価格を下げても、それに連動して消費が増えるとは限らなくなりました。  =経済成長に基づく国内経済理論が成り立たない。  =日本の経済は輸出に依存。  輸出が高級品・生産設備なので、大手企業業績は世界経済の動向に直接左右され、日本国内の景気対策との関連が薄くなっています。 ―以上のことを前提に回答すると―  すでに低金利状態なので、0.1→0の利下げは心理的効果しか見込めません。(金利に余裕のあった諸外国が金融危機で数%金利を下げる政策をとった結果、日本と諸外国との金利差が縮小し、円高傾向となりました。日本はそれに対応して金利をさらに下げることは不可能でした。)  現在、低金利+消費低迷+輸出減=金余り+企業への貸し出し減少→民間金融機関の国債購入という図になっています。(金余りでインフレになるのを国債が吸収している形)  日銀が政府発行の国債を大量に買い取ると 1、→金余り+企業への貸し出し減少+札束供給=物の消費が増えない+物の値段だけが上がる=スタグフレーションとなる。 2、→金余り+企業への貸出減少+札束供給+札束供給→政策的バブル経済。一時的に景気回復し、その後1990年のバブル崩壊後よりも、もっとひどいバブル崩壊状態に。 注:現在でさえ、全く意識されていませんが、毎年30兆円~40兆円国債発行してお金をばらまくことで国内景気を維持している政策的バブル経済状況なのです。(バブル状態でも、みんな不況と言っているのが日本国内経済の実態です。新政権が財政削減を実行する素ぶりを見せただけで、本来の景気に戻るということで、不況悪化という嘆きを始めます。しかし、それでも今我慢して政策的にバブルをはじけさせた方が、まだましで済みます。借金でバブル崩壊を食い止め続けた揚句、自然崩壊する場合は悲惨なことになりますよ。)  一般に言われるデフレ理論は、輸入物価も下がることを想定して作られていますが、現実は工業製品が値下がりしているにもかかわらず、穀物やガソリン・ガス・電気などの生活必需品は値上がりしています。  中高年が資産を持っていて購買需要がない現在の状態(=少子化による世代人口の逆ピラミッド構造が原因です。)では、単純なインフレ政策は、物の値段を上げるだけで消費を増やさず、食糧・エネルギーの大幅値上げで、生活苦だけが生ずる状態になりかねません。  日本がインフレになれば、その分だけ円安になって、輸出する工業製品が相手国にとって安くなりますが、食糧・エネルギーは高くなります。

expenditures
質問者

お礼

ありがとうございます! 勉強になりました!

その他の回答 (2)

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.3

>円高とデフレの両方に効果のある 紙幣の大量発行とばら撒き。 ジンバンブエで大量の紙幣をばら撒くことでインフレを加速させ、ジンバブエドルの対外レートを大幅に安くすることに成功した。ジンバブエがやったように10億円札のようなお札を大量に発行して全国民にばら撒けば、間違いなく円安かつインフレになる。 金融政策ではないが輸入の禁止も有効。輸入が禁止されて供給がとまれば物資不足となりインフレが進行する。そして円の価値も下がり円安になる。

expenditures
質問者

お礼

ありがとうございます!

回答No.2

経済政策ではないですね。デフレはなんとか国内問題として処理する方法はありますが、円高はアメリカの都合があるので^^; ひとつだけ、国策として可能な手段はあるけど。 北朝鮮と戦争をする^^。

expenditures
質問者

お礼

ありがとうございます!

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