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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:標準操業度と基準操業度の違い)

標準操業度と基準操業度の違い

nayuta_lotの回答

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回答No.3

こんにちは 予定配賦率とは実際原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。 標準配賦率とは標準原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。 では、なにが違うのかというと 操業度の消費量(時間)が実際であるか(予定配賦率)、標準であるか(標準配賦率)という点です。 予定配賦については、製造間接費の配賦率にかぎらず、材料費、労務費についても同様です。 実際原価計算とは 財貨又は用益の実際消費量をもって計算した原価を言います。 当月投入において、材料を何kg消費していようと、労務費の作業時間に何時間かかっていよう と製造間接費において何時間操業していようと考慮していない。 ということです。 問題集があれば見てもらえばわかると思いますが、予定配賦(予定価格)を使用した場合 には、当月投入における消費量は、すべて実際の消費量ですね。 製造間接費でいえば、消費量は操業度です。 ※当月投入そのままの操業度(消費量)は、本当に適正(標準的)ですか?  ということを考慮していませんね。 実際の操業度に対して(当月投入の中に無駄があっても)、予定配賦率を乗算して計算します。 この点において、実際と実際の比較を行っていることになるため、原価の無駄を排除する という観点において、合理性を欠きます。 標準原価計算とは 財貨又は用益の消費量を、科学的・統計的調査に基づいて能率の尺度となるように 予定し、かつ予定価格又は正常価格をもって計算した原価を言います。 (ここでいう予定という言葉に惑わされないでくださいね。)  当月投入 × 原価標準(標準価格 × 標準消費量) 当月投入における、材料について標準的な消費量を求め、労務費について標準的な 作業時間を求め、製造間接費について標準的な操業度を考慮したうえで、それぞれ 標準価格ないし、標準配賦率をかけて計算します。 製造間接費における標準配賦率は標準操業度(当月投入 × 標準消費量)に乗算して計算 します。 従って、差異分析においても、標準操業度と実際操業度の差異が発生しますね。 予定配賦率では、この差異は発生しません。 当月投入における操業度が能率的であったかどうかは無視されています。 標準原価計算においては、材料費、労務費についても同様に、消費量について差異が発生します。 計算の過程において、消費量が実際であるか、標準であるかが大きな違いです。                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 予定配賦を行っていても、消費量が実際である以上、実際原価計算といいます。                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 予定配賦率はあくまでも実際原価計算上の、製造間接費の予定価格を使用した配賦であり、 標準配賦率は、標準原価計算における、製造間接費の標準的な消費量が考慮された標準操業度 に乗算するものです。                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 何かあれば補足してください。 それでは、頑張ってください。

tobochite
質問者

お礼

懇切丁寧にありがとうございます。 混乱していた点が、かなり明らかになりつつあります。 「配賦率」と「製造間接費」いう言葉の組み合わせで 異なるシーンで違う目的で使われている、ということですよね? 「実際」、「予定」そして「標準」という言葉にも結構 踊らされていた感があります。 nayuta_lotさんは、会計の専門職に就かれているのですか?

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