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標準操業度と基準操業度の違い
nayuta_lotの回答
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こんにちは >私の考えでは、 >標準操業度=標準投入量×標準消費量(時間など) >と思っています。 標準操業度 = 標準投入量 × 標準消費量ではありません。 標準投入量というものはありません。 まず、標準原価計算の考え方を、もう一度理解してください。 標準原価とは、 原価標準 × 実際の製品生産量  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ を言います。 また、原価標準とは、 製品一単位あたりの標準的な原価  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ を言います。 材料費の場合は 標準原価 = 当月投入量 × 原価標準(標準価格 × 標準消費量) ですね。 製造間接費の場合は、同じように表記すれば 標準原価 = 当月投入量 × 原価標準(標準配賦率 × 標準消費量) で算出されます。 標準操業度とは、当月投入量 × 標準消費量 の部分を言います。 形を変えてみれば確認できますね。 標準原価 = 標準操業度(当月投入量 × 標準消費量) × 標準配賦率 標準操業度は、当月投入量を操業度に変換したものなので標準 × 標準ではありません。 もう一度、標準原価カード(製造間接費の原価標準)を確認してください。 資料1.標準原価カード 標準消費量 標準価格(標準配賦率) 金額 製造間接費 2h 300円/時間 600円 注1.標準消費量(製品1単位あたりに必要な、標準的な操業時間) 注2.標準配賦率(1操業時間あたりの標準価格) 上記の場合、製品1単位あたりに必要な、標準的な操業度は2時間で 時間あたりに配賦される標準価格は300円という意味です。 従って、製品1単位あたりに必要な配賦額は600円になります。 当月投入量860 × 原価標準(標準消費量2h × 標準配賦率300円/h)で標準原価を 算出できますが、当月投入量860に対して実際操業度1,900時間は標準的な操業度といえるでしょうか? そこで、当月投入量860を投入するために必要な標準的な操業度を先に求めてみましょう。 差異分析をするために標準的な操業度を求めておくと理解しやすくなります。 当月投入量に標準消費量(2h)をかければ、標準的な操業度が求められますね。 当月投入量860 × 標準消費量2h(製品1単位あたりに必要な標準的な操業度) 従って、860を投入するために必要な標準的な操業度は、1,720時間となり、これを標準操業度と 言います。 当月投入量860に、実際にかかった操業時間は、1,900時間となっていますが  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 実際操業度が標準操業度よりも、180時間多いことが、ここで確認できますね。 860の投入を標準的な操業によって行っていれば、1,720時間で済むはずの操業時間が実際には、 1,900時間かかっているということを意味しています。 試しに1,900時間を当月投入量860で割ってみれば、2.209・・・hとなり、標準消費量を上回って いることがわかります。 当月投入量 × (標準配賦率 × 標準消費量) を (当月投入量 × 標準消費量) × 標準配賦率 として先に(当月投入量 × 標準消費量) を標準操業度として、差異分析をしているあたりで混乱されているのでしょうか・・ また、わからなければ補足してください。 それでは頑張ってください。
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