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副詞的目的格についての疑問
- 副詞的目的格について疑問があります。
- 副詞的目的格がなぜ目的格になるのか疑問です。
- 副詞的目的格の動詞修飾や名詞句との関係について知りたいです。
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質問者が選んだベストアンサー
目的語になっているのが目的格でなく, 目的格が目的語になるのです。 英語には「格」があって, 「目的格」というのは(動詞の)目的語になるのが基本 (だからこそ,目的格というのでしょう)ですが, 前置詞の目的語にもなります。 (これも同じ目的語だと言うかもしれません) ten years old とあって, old の前にくるのも「目的格」です。 目的語に使われているのが目的格ではない, 目的格は目的語にだけ使うのじゃない, 格が先にあるのです。 英文の中で名詞を用いる場合,格がない,名詞というのはありません。 old の前にある名詞は動詞の目的語などではあり得なくても, 格は目的格。 もっとも,現代の名詞には格変化はないので, >副詞的目的格とは、名詞が副詞的に用いられている、 そう理解すれば十分です。 というのも, >「副詞的に用いられた名詞句」 というのも同じことです。
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- googoo1956
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>(1)six thousand milesは,副詞的目的格と思います。 その通りです。 >(2)この場合は,動詞を修飾しているので,副詞的はわかります。 その通りです。 >(3)副詞的目的格の目的格とは,なぜ目的格になるのでしょうか? 動詞の後に置かれてまるで「その動詞の目的語」であるかのように見えるケースが多いからではないかと思います。 (1) We walked a long way. (2) The game lasted three hours. (3) He talked a great deal. (4) He traveled the second-class. 上記の4つの例文の動詞はいずれも自動詞ですので目的語をとることはありえないのですが、一見したところ後続する名詞句が「その前に置かれた動詞の目的語」のようにみえます。 そこから「前置詞がないのに副詞的な働きをする名詞句」を「副詞的目的格」と呼ぶようになったのでしょう。しかし、下記のような例では違和感が生じます。 (4) She is three inches taller than Mika. (5) We came here three times. (6) He will fight the idea tooth and nail. (7) We discussed the matter heart to heart. これらの英文の中で用いられている名詞句も(1)~(4)の中の名詞句とと同じように「副詞的目的格」と呼ばれるのですが、実際には「副詞的目的格」というより「副詞的に用いられた名詞句」と呼ぶ方が理解しやすいのではないかと思います。 置かれる位置が動詞の直後ではなかったり別にちゃんとした目的語がある場合には、「前置詞のない名詞句」を「目的語」だと考えることには抵抗があるのは自然なことです。 (1)~(4)の名詞句も「副詞的に用いられた名詞句」と呼んだ方がすっきりするのではないでしょうか。ご参考になれば・・・。
お礼
なるほどですね。たしかに,目的語という働きではないですね。名詞の格が,主格と目的格しかなかったがために,こういうネーミングになったのでしょうね。いろいろと参考になりました。ありがとうございました。
- wind-sky-wind
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副詞的目的格とは、名詞が副詞的に用いられている、 そう理解すれば十分です。 this week とか、last Sunday はおわかりなのでしょう? week や Sunday という名詞が this/last がつくことにより、 副詞的に用いられ、前置詞がいらない。 この six thousand miles も同じです。 名詞が副詞的に用いられている。 (for が省略とも言われますが) なぜ、単に名詞でいいかというと、 英語では名詞に格変化がないからです。 book という名詞で主語のも目的語にもなる。 それは book という名詞で主格にも目的格にもなる。 日本語では「が」「を」という格助詞で格を表す。 だから、日本人は「は」とか「が」があったら主語と感じる。 This book is ... とあれば「この本は~です」が、 英語には「は」という単語はなく、book が主格だから主語なのです。 ただ、I, you などと違って、名詞そのままで主格になる。 同じように、book で目的格にもなる。 このように、名詞があれば、単にその名詞の意味を表す場合もあれば 主格も目的格も同じその単語。 これが英語の名詞です。 me などが副詞的目的格になることはあまりないので、 普通、副詞的目的格といえば単なる名詞ということです。 ten years old で ten years は old という形容詞を修飾する副詞です。 名詞 two years で副詞的目的格だから、形容詞 old を修飾できるのです。
お礼
いつも詳しくありがとうございます。なるほど,そうか,そうか,格変化がないから,名詞が,主語以外で,使われていれば,目的格は,あるいは単なる名詞か。。ありがとうございました。
- purunu
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six thousand milesやtwo weeksは名詞句です。 そして英文法の立場として、名詞句は「主格」か「目的格」 (かfather'sのような所有格)のいずれかであることに なっています。従って、主格でも所有格でもなければ しかたがなしに(別に文の目的語でもないのに)目的格になります。 もしドイツ語文法をご存知でしたら、3格と4格というのが あることをご存知でしょう。このような場合は3格にあたります。 英語は3格(dative)と4格(accusative)とを一つの格に 融合させてしまったもので、dative的な用法もobjective (目的格)と呼ぶことにしています。
お礼
なるほど,そうか,そうか,名詞は主格と目的格しかないので,名詞が主語以外で使われていれば,全部,目的格というのですね。あー,そうか,そうか。わかりました。ありがとうございます。あー,ドイツ語は忘れました。。でも,説明されている意味はわかりました。本当に,ありがとうございました。
お礼
ああ,そうか。格は,位置で決まってくるのではないのですね。主語以外で使われている名詞は,もともと目的格という名称なのですね。常に,目的語として,働いているわけではないのですね。そういうことか。。。ありがとうございます。