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何故に翼竜達の子孫が鳥になれなかったのか?

最近の化石の研究を踏まえて、「鳥類の祖先が恐竜である」という仮説が有力視されているそうですが、翼竜達は子孫を残せなかったのでしょうか? 勿論ながら、仮説で構いませんから、御教授を御願い申し上げます。

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回答No.1

進化においては、平行進化というものがあり、たとえば 有袋類の地、オーストラリアには、フクロオオカミやフクロ モモンガなど、有袋類なりの類似種が誕生しています。 しかしそれは、異なる地においてです。 猫のいる地に有袋類が侵入したとして、フクロネコに進化 することはありません。 ひるがえって恐竜のかっ歩した時代の特徴は、高温多湿で 濃密に植物が繁茂していたことです。 結果として、それを摂食する動物は、恐竜だけでなく昆虫も 巨大化して、2mのムカデや1mのトンボがいました。 今の空は鳥が支配しているので、昆虫は鳥以下の大きさの ニッチにしか適応できませんでしたが、古生代においては、 逆に鳥のような大きさの昆虫がいたので、恐竜はそれ以上 の大きさにしか適応できなかったのです。 寒冷化と被子植物の登場によって、植物の密度が少なくなり、 摂食動物の密度や大きさも小さくなり、摂食や交配のために 遠くまで飛びまわる必要が生じ、翼竜のように餌を求めて 滑空するだけでは済まなくなった結果、爬虫類の中から (巨大化の進化の袋小路にハマってしまった翼竜に代わり) 鳥類への進化が起きたのです。 もちろん、そのニッチへの進化が、昆虫の中から登場しても 良かったでしょうが、そうしたら4本脚の鳥虫類が空の支配者 になっていた事でしょう。

JidousyaGaisya
質問者

お礼

別ページの分野(http://okwave.jp/qa/q6800988.html)にも御詳しければ、ご教授を賜れますと幸いです。

JidousyaGaisya
質問者

補足

有り難う御座います。 翼竜達には生活拠点の移転が難しかったのですね。

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