- ベストアンサー
公衆と公共
名誉毀損でよく議論される、”公衆”と言う概念と、公共の福祉の”公共”と言う概念はどういった関係にあるのでしょうか? ほぼ同じと考えていいのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「公衆」は「不特定多数の人々」を意味する。 人々を指す場合に使用し、建物、考え、概念などに対しては使用しない。 「公衆電話」とは「公衆のための電話」であって「公衆な電話」ではない。 「公共」は「私」や「個」に対する単語で「社会一般」を意味する。 建物、考え、概念などに使用し、人々に対しては使用しない。 「公共施設」とは「公共な施設」であって「公共のための施設」ではない。 このように「公衆」と「公共」は、厳密な使い分けがある、ほぼ同じと考えてはいけない、まったく異なる物です。 「公(おおやけ)である」と言う「性質」は同じでも、それぞれの単語が「意味するモノ」は異なります。
その他の回答 (1)
- kuronekofan
- ベストアンサー率56% (229/402)
回答No.2
公衆とは、特定の人ではない不特定の人、その集合を意味し、市民、国民を意味することもあります。 公共とは目的をあらわし利用対象が私用、特定占有ではないということ。 つまり、公衆=人 公共=目的 公衆トイレは公共施設である = 公衆が使えるようになっているトイレは公共目的の施設である 名誉毀損で考えると、個人が毀損だといった名誉内容が、 社会一般の概念(常識)やモラル(倫理)に照らしてどうか(公衆性) といったことが判断基準となります。 また、その毀損だという内容が、公共目的なら(公共性の高いもので 必要な範囲の情報であるといったこと)名誉毀損に当たら無いとなります。