この解釈であっておりますでしょうか?

このQ&Aのポイント
  • サンフランシスコ条約の「ジャッジメンツ」についての解釈について故中村粲氏の意見がありますが、その解釈については長い間意味が分からなかった。
  • しかし、名詞構文として「ジャッジメンツ」を解釈すると、ofは主格のofとしてjudgeを動詞として一文をイメージして解釈することができるかもしれない。
  • 本質問では法解釈は聞かないので、法解釈については回答に含めないようにしてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

このofは主格のofでしょうか。

サンフランシスコ条約の Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan,and will carry out the sentences imposed thereby upon Japanese nationals imprisoned in Japan. と言う文ですが、この解釈について故中村粲氏は、 「この場合の『ジャッジメンツ』が決して『裁判』の意にならないとすべき決定的なポイントはそれに続く前置詞が of になっていることだ。百歩譲ってこの場合の『ジャッジメンツ』が『裁判』の意で使われたとするならば、それに続く前置詞は in かat(…における)或いは精々  by(…による)でなければならず、決してof がくることはない。(参考:http://www.kbmgroup.co.jp/gonngodoudann/gonngodoudannH17-10.htm)」 と述べていたのですが、長い間私には意味が分かりませんでした。 しかし、もしかしたらこれは名詞構文でjudgmentsはjudgeが名詞化してできたものなので、ofは主格のofとしてjudgeを動詞として一文をイメージして解釈するのではないかと思いました。(参考:http://ameblo.jp/toyokunbenkyou/entry-10372631449.html) (参考ページからの抜粋: the judgement [of the committee] →the committee(S) judge(d) [委員会が]判断したこと) この解釈であっておりますでしょうか? 最後に、本質問では法解釈は聞く気はありませんので、法解釈は回答に書かないでください。

  • 英語
  • 回答数4
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

こんにちは 結論からいえば、ここで問題とされているのは普通に「~の」と訳すofです。 Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan,and will carry out the sentences imposed thereby upon Japanese nationals imprisoned in Japan. この文をすっきりさせると Japan accepts the judgments of the Tribunal and of other Courts. となります。平和条約第11条の解釈問題ではこのjudgmentsを何と訳すかが問題となっていたわけですが、基本的に「裁判」か「諸判決」かで争われていたわけです。質問者様の引用された中村粲は「諸判決」であったとする立場です。法解釈は回答に書かないで下さいとのことですが、この程度は理解するのに役立つと思われるためお許しを。 さて、中村氏はthe judgments 【of】となっていることに注目しています。なぜ【of】だと「裁判」という訳にならないのでしょうか。 日本語では、「裁判所や法廷の裁判」のように、裁判所や法廷で行われた裁判を【の】を使って表すことができますが、英語ではこのような場合は【of】を使わず、「~裁判所や~法廷で行われた裁判」という風にin かatを用いるか、あるいは「~裁判所や~法廷によっておこなれた裁判」という風にbyが用いられる、と中村氏は主張しているのです。 他の例で確認しましょう。例えば日本語で「あの東京ドームの試合」という時、日本語では【の】を用いることができますが、英語では「the game of Tokyo Dome」とは絶対に言いません。このような場合は【of】は使わず「the game in Tokyo Dome」のように「in」を用います。同様のことを中村氏は主張しているわけです。  だから、「裁判」ではなく「諸判決だ」と。「諸判決」なら【of】を用いて表現することができる、というのが中村氏の考えです。 >>ofは主格のofとしてjudgeを動詞として一文をイメージして解釈するのではないかと思いました たしかにこの文章を「裁判所や法廷が判断したこと」のように名詞構文のようにとることはできます。しかし、中村氏がそのように言っているわけではありません。いえ、もしかしたら他の箇所で言っているかもしれませんが、少なくとも引用された箇所だけからですと、普通に「~の」と訳すofと想定していると考えられます。「裁判所・法廷の諸判決」というように。

ikyoikyo
質問者

お礼

一応前置詞だけを扱った本を2冊ほど読み込んでいたのですが、まだまだ理解不足だったと悟りました。 eiji-shige様の説明を読み目から鱗が落ちました。

その他の回答 (3)

回答No.4

主格というのであれば,「判決」も「裁判」も同じではないでしょうか。 「試合」と「裁判」は違います。 すなわち,judge という動詞で「審理する,判決を下す」という意味になり, その主語は「法廷」などが可能です。 「判決」の主体が裁判所なら,「裁判」の主体も裁判所。 条約締結当時(1951年)はわかりませんが,少なくとも, 今では judgment に「裁判,審理」の意味はないようです。 ジーニアス,リーダーズ,ウィズダム,研究社の英和中および大辞典 これらには「裁判」の意味が出ていますが,正しくないように感じます。 同じ研究社でもルミナスには出ていません。 グローバル,プログレッシブには出ていません。 ずばり,ランダムハウス英和大辞典には(廃)「裁判」とあります。 http://machaut.uchicago.edu/cgi-bin/WEBSTER.sh?WORD=judgment 今から百年前にはこの意味はあったようですが,今の英英辞典には decision「判決」の意味しか出ていません。 そもそも,日本語で「裁判」「判決」の使い分けが微妙な部分もあります。 私の勝手は意見ですが, 「欠席裁判」というものは,本来「欠席判決」のことであり, 旧民事訴訟法で使われた用語だったのですが, 実際の裁判と違う場面で「欠席裁判」という言葉が日常的に用いられるようになった。 というものの,ジーニアスなどで「裁判」といまだに出ているのは問題にすべきことのように思います。

ikyoikyo
質問者

お礼

改めてjudgmentを調べたのですが、「裁判」と訳すケースがほとんどないということが分かりました。 加えてjudgment by default とかdefault judgmentも「欠席裁判」ではなく「欠席判決」だと言うことも分かりました。 judgmentという単語のアプローチから、「判決」という解釈を導くと言うのは、初めて目にしました。

  • ad-astra
  • ベストアンサー率64% (126/196)
回答No.3

 No. 2です。eijiさんの回答を拝見しました。原文についてしっかり押さえて説明されていますので、私の解釈はちょっと薄かったと理解しました。  その上で補足すると、引用文のthe judgements ofはeijiさんのご説明のように「判決」と理解するのが妥当です。ここでは対象となる法廷が二種類ありますので、文体上the judgements ofと先に置いて一度で済ませています。引用文が軍事裁判(法廷)の裁判など(=sessions)を言いたかったのであれば、the courts of ...が使われたであろうと思います。

ikyoikyo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • ad-astra
  • ベストアンサー率64% (126/196)
回答No.2

 ikyoikyoさんの「主格」の解釈で正しいと思います。  judgementsと主格関係で結ばれるのが(1)of the International Military Tribunal...と(2)of other Allied War Crimes Courtsであり、日本がそれらのsentencesを受け入れて執行するということが述べられているようです。  前置詞はofの他にby, inも可能ですが、atは控訴がらみの時に「一審では、二審では」のような時に使うくらいかな、と思います。  ここまで書いて、参考URLを一読しました。この引用文の論点はjudgementsを「裁判」と訳すか「判決」と訳すか、というところにあるようですね? そうですと、主格関係の理解に違いはなく、単語をどう訳すか(で、そこからある主張がなされる)というところがポイントのように感じました。

関連するQ&A

  • 現在も解釈が分かれいるかつて日本が締結した条約、英文法上どちらの主張が正しいのでしょうか?

    かつて日本が締結した条約の中に、現在も解釈が別れているものがあります。 サンフランシスコ条約では「Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan,and will carry out the sentences imposed thereby upon Japanese nationals imprisoned in Japan.」と言う箇所で「judgments」を「諸判決」と訳すか「裁判」と訳すか分かれています。 また、日韓基本条約では「It is confirmed that all treaties or agreements concluded between the Empire of Japan and the Empire of Korea on or before August 22, 1910 are already null and void. 」と言う箇所のalreadyが「すでに」か「最初から」で解釈が分かれています。 私の解釈ではサンフランシスコ条約の「judgments」は「諸判決」である、なぜならこの文の先に出てくるandはofを含む前置詞句を並列している。それぞれの前置詞句の中にTribunalとCourtsという「法廷」を表す単語があるのでこれらの単語は同じような意味と働きを持つ。ofは所有格のように働き、「極東軍事法廷」と「日本内外の連合国軍事法廷」 ”の” 「the judgments」 となるので「裁判」と訳すと「法廷の裁判?」という変な言葉になるからである。 また、日韓基本条約のalreadyについては私の調べた限りでは「最初から」という意味を記載している辞書は見たことがありません。 ただ、私は専門的に英語を勉強したわけではないので自分の解釈に自信がありません。 英語力に自信のある方のご回答を切望します。

  • "of guilty" という表現について

    前置詞の直後には名詞(または、それに準ずる物)が来るのが原則ですよね。 しかし、oxford dictionary の The jury returned a verdict (= gave a verdict) of guilty. という例文にも見られるように、guilty という形容詞は、しばしば "of guilty" という形で用いられます。 これについて質問が2つあります。 ひとつめの質問は、"of guilty" を文法的にどう解釈するのが適切か?ということです。 being の省略 "of (being) guilty" かな?とも思いますが、その場合、意味上の主語(=被告)も省略されていることになりますよね?  ふたつめの質問は、"of guilty" と同様に、前置詞+形容詞という使われ方をする例が、ほかにありましたら、参考までに教えて頂きたいということです。 よろしくお願いします。

  • the using ofはなぜ正しくない?

    タイトルの通りです。 the using ofはなぜ文法的に正しくないか解説お願いします。 冠詞+名詞+前置詞の考え方からして the using ofよりthe use ofのほうが適切だと言われました。 ですが、usingを動名詞=名詞だと考えると 何も間違ってないように思うのですが。

  • kind of のofについて

    熟語を構成する個々の単語について疑問があります。 He seemed kind of shocked. 上記の英文について。kind ofはもちろん全体で副詞的な働きをする熟語なのですが、ofの前置詞的な特性(前置詞の後には名詞相当語句がくる)が消えています。このように、熟語を構成する個々の単語の文法的な特性が無くなってしまうのはよくあることなのでしょうか?

  • [be of great use...]について?

    前置詞につぃての質問です。 The scissors are/were of great use. (質問1)[of]のコアイメージは「切っても切れない関係を表す」とか「所属」「分離」を表すとかいわれています。 [great use]の「切っても切れない関係」は何でしょうか? 「be of use..]と丸暗記でなく、前置詞のコアイメージを理解しようと勤めています。よきアドバイスをお願いいたします。 (質問2)「of + 抽象名詞」で「形容詞の働きをして性質を示す」と辞書にあります。useのほかにどのような抽象名詞が良く使われますか?出来るだけたくさん教えていただけませんか? よろしくお願い申し上げます。  以上

  • take care ofの品詞は?

    take care of take(V)care(名詞?)of前置詞 これであっていますか?

  • of much use...

    NHKラジオ英会話講座より I've accumulated a ton of pennies and nickels. They won't be of much use to me in Japan. ・・・・、日本ではあまり私の役に立ちませんから。 (質問)前置詞[of]の前に[be]動詞があります。[of]の前は名詞が来るものと思っていましたので戸惑っています。[of much use]で「大いに役に立つ」と丸暗記するところでしょうか。[of]の前に動詞が来るパターンは結構多いものでしょうか?お伺いいたします。よろしくお願いいたします。以上

  • of much の用法

    英文を見ていてよく分からない語順だったので質問させていただきます。 They happened to be of much the same opinion. 「彼らはたまたまほぼ同じ意見だった。」 という文ですが、"of much"について 自分なりに考えたのですが・・・ 1.ofは前置詞でmuchは名詞。全体が形容詞となってopinionを修飾する。 2.ofは前置詞でmuchはopinionを修飾する形容詞。全体がbe動詞の補語になる。 どちらが正しいのでしょうか? much of はよく見る語順なんですが、be動詞のあとにof muchと来られても意味がわかりません。 回答お願いします。

  • 高校英語 almost of

    高校英語で質問です almost の用法についてですが almost of 名詞 が駄目なのはなぜでしょうか almost が副詞で of 名詞も、前置詞+名詞 で副詞となって副詞が副詞を修飾することはできませんか? 副詞だらけの文章ですみませんが、わかる方よろしくお願いします

  • 前置詞の後に続くのは・・・?

    前置詞の後に続くのは名詞、代名詞、名詞相当語句(動名詞、まれに不定詞)ですが、前置詞の後に名詞節が続くことも可能なのでしょうか? 例えば、 ”Have you ever thought of what it would be like to share an apartment with a total stranger? ” 「赤の他人と同じアパートに住むことがどんなことなのか考えたことがありますか?」 という参考書に載っていた文ですが、thought(think) of の of は前置詞ですが、その後に what it would...という疑問詞のwhatを伴った名詞節が連なっています。これは文法的に見て、どのように判断すればいいのでしょうか? 元来、前置詞とは後に名詞(名詞相当語句も)しか取れないのではないでしょうか?