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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:福島原発事故について基本的質問(4))

福島原発事故について基本的質問(4)

yoishoの回答

  • yoisho
  • ベストアンサー率64% (331/516)
回答No.4

(1)について これは放射線の由来が地表や上空なのか、 あるいは線源が環境空気中に存在するのか、 また空気中に存在する場合でも線源となる物質の種類によって、 内部被曝の影響は異なりますので、単純なお答えはできませんが、 降雨時の東京都をモデルに考えてみます。 まず、内部被曝についてですが、 これには預託実効線量という考え方があります。 これは放射性物質ごとの半減期や体内動態を考慮した上で、 摂取によって、その後50年間に受ける被曝量を積算したもので、 吸入、経口それぞれで物質ごとに係数(ベクレル→シーベルト)が 定められています。 http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in 都内の大気中の放射性物質の測定値が以下に公表されていますが、 http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html 東京で事故以降で初めて雨が降った3月21日のピーク 8:00~10:00の値をもとに計算してみました。 歩行時の成人の呼吸量を1000リットル/時とし 吸い込んだ空気中のすべての物質が取り込まれたとして、 (過大に評価しすぎかもしれませんが)算出すると、 およそ0.5マイクロシーベルト/時で、 この時の東京の環境放射線量のおよそ5倍でした。 ※この値は、1時間あたりの被曝量ではなくて、  1時間で吸入した放射性物質が体内に残り  その後も継続して受ける被曝量の総計です。 一方で、雨の降っていない日は、 大気中の放射性物質は相当低いレベルで推移しており、 外部被曝に対し無視できる程度の量と思われます。 ですから、雨の降り始めとか、 強風で地表に残った放射性物質が舞っているようなときは、 外部被曝よりも大きなな影響があり得ますが、 それ以外の時は、あまり考慮する必要はないと思われます。 (2)について これについては信頼できる情報を見つけられませんでしたので、 私(一応化学屋のはしくれですが)の考えを述べさせてもらいます。 セシウムはアルカリ金属で、化学物質としてはNaやKと似た性質を持ちます。 非常に反応性の高い金属ですので、 おそらく同時に舞い上がっている水蒸気と速やかに反応して、 (原子炉建屋内の水中に存在していた場合はすでにその時点で) 水酸化物になっていると思われます。 水酸化セシウムは潮解性ですので、雲のような微細な水滴、 あるいは大気中の二酸化炭素と反応して、 炭酸塩(炭酸水素塩)となって飛んでくるのかもしれません。 (あくまでも私見ですので、あまりあてにしないでください。^_^;)

go_urn
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 (2)は、いろいろな可能性があるのだと驚かされました。 (1)は、面倒な計算をありがとうございます。私の質問の一部は、その0.5マイクロシーベルト/時という被害量は、1時間吸入した時と、1年間吸入し続けたときでは、後者が大きくなるのではないかというものでした。つまり、自分の常識的考えを確認しようとしたのです。  放射能汚染したホウレンソウを1日食べるのと、20年食べるのでは、後者のほうが健康に良くないのではないかという質問と同じことです。  テレビに出てくる「専門家」が、内部被曝の累積に言及しないのはどう考えても常識に反しているように思われます。

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