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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:福島原発事故について基本的質問(4))

福島原発事故について基本的質問(4)

kenchinの回答

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  • kenchin
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回答No.2

補足拝見しました。 >私の質問は、私の質問は、 失礼しました。(ごめんなさい) 当然、適切な防護をした場合としない場合では積算リスクは減ります。 ですから「出来ればマスク等してください。」と言いますし、作業員もマスクや(場合によっては)呼吸器を付けて行くわけですね。 ただ、一点抑えておかなくてはいけないのは閾値(しきい値。いき値と呼ぶ場合もあり)というものの存在です。 これは学説が色々あって、放射線については「ある!」と「無い!」の両説があるんですが.......。 ちょっと難しい理屈を並べて説明します。 閾値は細胞が平常状態から活動状態(ガン化等)へ変化するのに必要な最低限の放射線の吸収量(影響量)(意訳)の事で、例えば基準値について騒がれている大元もここにあると考えてよろしいかと思います。 [確定的影響] 胎児の内臓等が作られる時期に100mSv以上の被曝をすると細胞細胞分裂が不能となり自死を起こして、健康影響が確定的に起こると結論づけられています。つまり100mSv未満なら恐れはないとして、この100mSvが「胎児の内臓への」閾値となります。同じような物については腸壁(小腸)や造血細胞についても言えます。 広島原爆やJOC事故で「血の下痢」を起こして無くなられた人々の事が伝えられますが、これは腸壁細胞が自死してそこから出血した状態です。 [確率的影響] 放射線障害には、DNAが傷つけられた細胞が分裂を起こした時に、確率的にガンや白血病のような突然変異を起こすというものがあります。 これは確定的影響とは異なるメカニズムですし、影響については明確な閾値はなく、線量に応じて突然変異の確率が上がります。 手元資料からの引用ですが「発癌性は統計的に明確に検出でき、広島、長崎の被爆者の追跡調査データから200mSv以上の被曝について、被曝線量と発ガンの確率が比例していることが検証されている。ただし50mSv以上の急性被曝については被曝線量と発癌性の増加が関連しているらしいことが疑われうが、(統計的)相関関係は明瞭でない。」となっています。 ICRP勧告(1990、60号)によるとがん発生の確率は5%/Svの一次式で増加するとしています。 つまり「少量なりのリスクがある」と云う考えです。 放射線以外の理由による発癌の方がずっと多くある中で、被曝の影響による癌発生率の微妙な増加が、あったのか無かったのかを疫学的・統計学的に確認することが、もはや極めて難しいからである。 しかしこれにも問題があります。 人間の生活において発癌確率に影響を及ぼす因子は沢山あり、それらを排除して「人間への純粋な影響度」を観測することが出来ません。その状態では、微量の被曝による癌発生率の微妙な増加があったのか無かったのかを、疫学的・統計学的に確認することが極めて困難だからです。 そこから、「統計的観察で検出できない少量の被曝の影響をどう考えるのか?」については種々の考え方があり、最もメジャーな考え方が次に述べる「直線閾値無し仮説」です。

go_urn
質問者

補足

ご回答ありがとうございました。 ということは、X線照射が1回5mSvであるのに比べて云々、というコメントは、内部被曝のことは捨象して、外部被曝の観点からだけの比較である、と解釈してよろしいのですね。内部被曝といっても千差万別であり、内部被曝があるからどうのこうのとは直線的には言えないのは当然ですが、テレビのような影響力の強いメディアでコメントする場合には、そのことははっきりさせないと、少なくとも科学者として、良心的とは言えないと思われます。私は alarmist的言説は眉に唾して聞くほうですが、多くの「専門家」の意見にも強い不信感を持っています。 一応、この問題はそういうことにして、別の質問に移りたいと思いますので、できれば引き続きよろしくお願いいたします。

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